防御特化と予選後。
851名前:名無しの大剣使い
予選終わったなあ
852名前:名無しの大盾使い
結果出るのはもうちょっと先になるがうちは誰も死んでなかったみたいだし期待できる
853名前:名無しの槍使い
強いな
854名前:名無しの魔法使い
テイムモンスターがなーかなりいい仕事するのが改めて分かったわ
855名前:名無しの大剣使い
強いよなあ俺も仲間にしたけどあいついなかったら死んでた場面はあった
856名前:名無しの弓使い
まあそんなのなくても強い奴は強いけど
ソロだとでかいよな
857名前:名無しの槍使い
イベントで何箇所か行っちゃいけない場所みたいになってるとこあったからな
自主的に向かうのを避ける場所
858名前:名無しの大盾使い
話聞いてる感じだとうちのメンバーが混じってそうなんだよなあ
859名前:名無しの大剣使い
だろうね
メイプルちゃんとかずっとマップに映ってるのにガン無視されてたからね
そらそうだと思うけど
860名前:名無しの槍使い
いやだって見てきたけどあれは選ばれたものしか近づけないからな
凡夫は巻き込まれて死ぬ
861名前:名無しの大盾使い
定期的にどこかしらで爆炎とか上がってるのやべえなあと思ったよ
俺はそんなことできんからな
862名前:名無しの魔法使い
そのままでいてくれ
当然のようにフィールドの一部を死地に変えないでくれ。
863名前:名無しの弓使い
お前はそれでいい
今のままでいいんだ
864名前:名無しの大剣使い
で、近づいたら死ぬらしいメイプルちゃんはマップにずっと映りながら何してたんや
865名前:名無しの槍使い
自分を餌にしてモンスター呼んでるっぽかった
森から勢いよく飛び出したモンスターが次々死んでいく光景とかもうホラーだぞ
866名前:名無しの大盾使い
じゃあメイプルちゃんはイベント中はずっと自分を餌にしてたのか……
867名前:名無しの魔法使い
どういうこと?
868名前:名無しの大盾使い
メイプルちゃんは最終盤はなんかクソでかいワニの口の中に入ってフィールド一周コース走ってたらしい
映像が撮れてなくて?悔しそうだった
869名前:名無しの大剣使い
どうやってそこに行き着いたのか
870名前:名無しの槍使い
聞いても分からなそう
理解の範疇か?
871名前:名無しの弓使い
一人別のゲームしてない?目標が俺らのそれと違うじゃん
872名前:名無しの魔法使い
俺それに轢かれたのか……なんだこのビーム出すワニはって思ったんだよ
そりゃそうだわワニはビーム出さなくても噛めばいいもんな
872名前:名無しの大剣使い
まだ強くなるんかな
テイムモンスターとかずっと一緒にいるしスキルとかも覚えきってたりしてそう
873名前:名無しの大盾使い
シロップもまだ強くなってるからなあ
この後のイベント本番で確認できるだろうけど。
874名前:名無しの大剣使い
強くなってるのか
まだ先があるってのはやばいな
875名前:名無しの魔法使い
楽しみにしとくかあ怖くもあるけど
876名前:名無しの弓使い
基本怖くもあるなのいつまでったっても慣れないな
877名前:名無しの大盾使い
そう簡単に慣れるもんじゃないぞ
メイプルちゃんになれたと思ってたらほんの最近触手にビビらされたからな
こうして予選も終わり、メイプル達を含めたプレイヤーはみな結果発表の時を待つのだった。
予選も終わり、一旦落ち着いた運営ルームでは順位の確定作業が行われていた。運営としても覚えている名前が上位に並んでいる。
「結局大番狂わせはなさそうですね」
「まー強いところは順当に強いテイムモンスター見つけてるみたいだし。仕方ないな。もう少しPV Pの要素を強くしても良かったかもしれないか」
「そうですね。次回に活かしましょうか」
反省点を上げつつ、作業を行い、一通り方がついたところでいつも通りの俯瞰でのプレイヤーの動向観察に移っていく。
「……なあ俺達はエリアボスを配置したか?」
「いえ……明確なものは」
「これプレイヤーによってはそうだと思ってそうですよね」
「相当数巻き込まれてるだろうしなあ」
ミィによる業火、ペインによる光の奔流、イズの爆破やカスミの霧の森、そしてメイプルの形容できないよく分からない何か。
それらは最早エリアボスと言ってもいい雰囲気だった。
「今回は地形と戦闘スタイルとルールがマッチしたとも言えるが、なるほどなあ」
「なるほどなあじゃないですが」
「一つずつ見ていくか、いい点は残して悪い点は変更だ」
そうして、刺激物は最初のうちにというようにメイプルの映像を流す。そこにはいくつものスキルが重なって元の草原がめちゃくちゃに変わってしまっている、メイプルが鎮座していたあの場所が映る。
「あの花……ああ……そうか」
「プレイヤーに居場所がばれてもメイプルのとこ行く奴いませんからね。完全にモンスター呼び寄せ機ですよあれもう」
「違うんだよなあ、そうじゃないんだよなあ……」
「分かりますよ。その気持ち」
「前にジャングルで効果を覚えさせたのが悪かったか……」
ただそのまま映像を回していき、メイプルがワニの口の中に入ったところで運営ルームはかなりの盛り上がりを見せた。
「何でそうすっぽり入るんだ?」
「いやー胃を消しておいて正解でしたね。また体内爆破食らうところでしたよ」
「体内があるモンスターはダメですね、やっぱ」
しかし蛸の件から素早く修正しておいてよかったと頷く面々の前で、数十秒後にはこれだけ褒められていたワニは車がわりにされてしまうのだった。
「何で口から出ないんだ!」
「いやー全く分からないですね。でも確かに移動速度はいいですね」
「牙は貫通攻撃にすべきだったなあ……」
その後もシーンを一つ一つ変えては、ここはどうだだの、あれはこうだだのワーワー言いつつ確認を進めていく。
「本戦のモンスターは大丈夫だろうか……」
「やりたい放題されないといいですね……次はパーティーを組んで襲ってきますからね」
「襲うのはこっちのはずなんだけどなあ」
「エリアボスみたいなことしてる時点で、もうどっちがどっちなのか分かったものじゃないと思いますよ」
「まあ、一理あるな」
テイムモンスターとの連携は確かに強い。しかし、それならばそれに見合ったモンスターを出すだけだと、本戦用に用意したモンスター達のデータを見て、全員で期待と不安の眼差しを向けるのだった。




