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3つの世界

この小説は私がジュニア文庫に投稿した小説です。

急ぎで書いてたものなので、色々とおかしい点があったりと、反省点はたくさんあります。

それでもぜひぜひよんでくださいませ。

地獄―デスブラック王国

 ・・・。き、緊張する。もし、死神一次審査に落ちてしまったら、あたしは人間界に行かなくっちゃいけない。

「おまえらは知っているだろう?死神は百歳になったら、正式に人間界で仕事をすることになる。もしこの

一次審査に合格できなかったらまた一年間、勉強して次の一次審査で合格してもらう。もしくは一ヶ月間の間、人間界に行って修行してもらう。その試練にも合格できなかったら・・・どうなるかわかってるよな?」

死神の掟、役立たずの死神の進む道は・・・死。もちろんわかってる。だからなんとしても合格しなけりゃならない。

「では、グリムリーパー・パープル、審査場所にきてください。」

「はい。」

「グリムリーパー・デビル」

「はい・・。」

つ、次だ・・。

「グリムリーパー・ナイト。」

「あ、は、はい!!」

やばっ。ついでかい声だしちまった。試験場所は・・何というか、人間界の小学校の体育館?みたいなもんだな。一体どんなことをするのか全くわからん・・・。

「では・・ナイト。この人間を殺せ!」

「えっ!?い、いきなり?」

すると髪の長い子供がすっとあたしのもとにやってきて、にっこり笑顔を見せた。

「こんにちは!私、ないとちゃんと遊びたいな。友達になろう!」

これはどうせアンドロイド。よ、よし、

『天よ!地よ!力を―』

「そんな!?私、ナイトちゃんと友達になりたかったのに・・。」

急に泣き出した。あたしはこういうのが苦手。だって本物の人間うりふたつ。

「早く呪文をかけなさい!」

「は、はい!」

やっぱり・・五十年間勉強してきたというのに。いざとなると声がでない・・・。

「のこり三十秒。」

そもそもなんで死神は人間を殺さなきゃいけねぇんだよ!人口が増え過ぎないようにおさえるって聞いたが、やっぱり意味わかんねえ。

「のこり五秒」

もう!あたしはダメ死神だ。


天界―ゴッデス王国

 まあ、いいお天気ですね。ただ、わたしの心の中が雨のようです。

「さあ、みなさん。今日は快晴に見守られる中、死神と同じく、女神にも百歳になったみなさんに試験がやってきました。一次審査に合格できなかった場合、一年間勉強してもらうか、人間界にいってもらうのでそうならないように頑張りましょう。では、最初に・・・。ゴッデス・チャームさん。審査場所にいってください。」

トップバッターだなんて。

「は、はい。」

いつも歩いているはずのふかふかの雲の地面がいつもよりかたく感じるのはなぜでしょう・・・?と、考えている間に試験場所についてしまいました・・広くて、人間界で言うところの公園、でしょうか?

「さあ、あなたの力で泣いている子をいやしてください。魔法をつかってもいいですよ。」

目の前にアンドロイドの三歳ぐらいの男の子が現れていますが・・・。

「うえーん痛いよ~転んじゃったよ~。」

どうして人間は転んだくらいで泣き出す子供がいるのでしょうか?

「あの・・審査委員さん、どうして試験にこんなことをしなければならないのですか?人間なんて生きられて百年程度でしょう?どうして人間を幸せにしなければならないのですか?」

あら、またつい思ったことを言ってしまいました。どうして女神は人間などのためにはたらくのでしょう?それだけわかれば・・・。まあ、審査委員さんたち、顔を見合わせていますね?これはもしかして・・・失敗?


―人間界―

「私は死神だあ~。」

「助けて!女神様~!」

「死神、この女神が相手です!」

はぁ~。ま~た死神&女神ごっこしてるよ。うちのクラスは。女子も男子もおかしなクラスだよ・・。はっ!こんなおかしいクラス、菜花小学校六年三組だけなんじゃ・・。

「ねえねえ、すずって死神とか女神のこと信じてないの?」

「まあね。だって神だよ!ゴットだよ!そんな非科学的なもの信じらんないもん。」

「え?でもすずって妖精の話とかよくしたことあるでしょ?」

「そ、それは小三の時の話!そ、そんなことよりみのるは信じてるの?その・・・神のこと。」

「もっちろんよ!だってこの地域は、死神と女神がそれぞれの世界からやってくることが多いって言われてるのよ。会いたくない?会いたいよね!」

女神はともかく、死神はちょっと・・・。


 学校終わったけど、今日は塾があるのに、遅れちゃうよ~。あ、この公園にいけば近道になるかも!この公園は、東京ドーム四分の一ぐらいの公園で、死女神公園とかいて、《しめがみこうえん》と読むみたい。死神と女神が自分の世界からやってくるらしいからそう言われてるみたいだけど、 神なんてこんなところにくるわけないじゃん。とにかく、この公園を突き抜ければ、早く塾にいけるはず。わー走れー!!

「だれかーそのサッカーボールとってください!」

私と同じぐらいの年の男の子が池にむかうサッカーボールを見つめてる。いや、私まで見つめてないでとらなくちゃ!私ってジャンプ力はすごいんだから!わ、池に入っちゃう!私は勢いよくジャーンプ!よし、とった!私は勢いよくボールを投げた。

「って、あ、あれ!?」

やばい!ボールをとることに夢中で真下に池があることを忘れてた!お、落ちるー。しかもだれも気がついてない!てか誰もいない!さっきの子こっち見てない!?すぐさま私は池に落ちる。私、泳げないのに・・。

「た、助けて・・・。」


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