のどあめ-癒しの味
声を枯らしていた僕にそっと君は
ポケットからのどあめを渡してくれた
「ありがとう」と言ってのどあめを口に入れた
その味はとても甘く、どこか優しさを感じた
感謝の言葉もないくらい、嬉しかったんだ
今でもあの時の事、嬉しく思ってるんだ
そっと渡してくれた普通ののどあめ
あの時の君の優しい温もり
僕は生きている限り忘れないだろう
ねぇ、君はいつも通り元気なのかな?
僕がこんなこと言うの変だけどさ
君は自分らしく生きてるのかな?
ごめんね心配性で
こんな僕を君は好きになってたね
本当は、心の底ではあの日の事
忘れてない
もっと君の事、大切にできる僕であったのなら
傷つけ合わずに一緒にいられたよね
今はせめてありがとうって言わせておくれよ
声を枯らしていた僕にさりげなく君は
そっとのどあめを渡してくれた
「ありがとう」と言ってのどあめを口に入れた
その味はとても甘く
どこか癒しの味がした。