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ある朝のハプニング!

今日は朝から曇っていた。二日酔いはしなかったが、まだお酒が残ってるかのように頭がボーっとしていた。横を見ると彼は幸せそうに眠っていた。そのまましばらく彼の寝顔を見ていると、本当に幸せを感じた。”このまま時間が止まってしまえば良いのに“など考えていた。そして、この先私はどうしたいのかと、“フッ”と思った。すると急に不安な気持が頭をよぎった。彼の為にこのままでいて良いのか?それとも、彼の為に去った方が良いのか?そんな事を考えていると、外で”カチャンカチャン“と何か音が聞こえてきた。私は布団から彼を起こさないように出るとバスタオルを巻いて外を見た。そこには、昨日私達が食べっぱなしだったものをキムさんが片付けをしていた。私はとりあえず着替えて外に出た。『안녕하세요。도와드릴게요!(おはようございます。手伝います!)』と挨拶をした。『안녕하세요。괜찮아요.잘 잤어요?(おはようございます。大丈夫ですよ。良く眠れましたか?)』とキムさんは笑顔で言った。『네! 그냥 너무 많이 마셨어요.(はい!ただ飲み過ぎました)』と笑った。

『그럼 아침은 죽으로 하죠.(それでは、朝はお粥にしますね)』とキムさんが言った。“あ~!冷蔵庫に昨日のアラが入っているんだけど、何て言えば良いんだ〜”と考えていると『거의 정리가 끝났기 때문에 좀 더 쉬고 있어 주세요.고마웠습니다。(ほとんど片付けは終わったのでもう少し休んでいて下さい。ありがとうございました)』と、キムさんは会釈して上に上がって行った。私はそ~っと部屋に戻りシャワーを浴びる事にした。鏡で毎回自分の姿を見る度に現実に引き戻される自分がいた。だから鏡を見るのは好きじゃない。私が自分の容姿にがっかりしながらシャワーを浴びていると、突然シャワーが水になり”ギャ“と心臓と全身の皮膚が縮まるような感じになった。“死ぬかと思った〜!”と石鹸まみれのまましばらく待っていたが一向にお湯にならなかった。私はとりあえずシャワーを止めてからまた出してみたがお湯にはならなかった。だんだんと身体が冷えてくるのを感じてシャワーを止めてしゃがみこんで考える事にした。するとヒョンさんが慌てて入って来て私をバスタオルで包んだ。『괜찮아?(大丈夫?)』と心配そうに言った。私は『괜찮아.차가워서 심장이 멈출까라고 생각했다!(大丈夫。冷たくて心臓が止まるかと思った!)』と笑って答えた。石鹸だらけの私は意をけして水を浴びる決心をして『とりあえず、石鹸落とさなくちゃ!고마워!(ありがとう)』と告げるとシャワーを出した。やっぱりお湯にならないので、まずバスタオルを巻いたまま足、手と心臓から遠い所から水になれさせてから一気にバスタオルをヒョンさんに渡し頭から水シャワーを浴びた。”冷たくない!冷たくない!“と心で念じながらとりあえずひと通り石鹸も流れたので、慌ててシャワーを止めてシャワー室から飛び出した。すると待ってましたとばかりに、彼がバスタオルを広げて待っていてくれたのでそこに飛び込んだ。彼は冷たくなった私の身体を温めるようにしばらく抱きしめて身体をさすっていてくれた。さすがに50歳の身体には冷水シャワーはただの罰ゲームとしか思えないぐらい答えた。彼は別のタオルで私の髪の毛も拭いてくれた。私が『고마워(ありがとう)』と見上げると『괜찮아? 춥지 않아?(大丈夫?寒くない?)』とまだ心配そうな顔で見ていたので、私はわざと『まだ寒い〜〜』と冗談のつもりだったが、彼は慌ててもう一枚バスタオルを持ってきて私を包み込むとギュッと抱きしめた。私は『거짓말이야! 전혀 괜찮아! 미안해!(嘘よ!全然大丈夫!ごめんね)』と笑顔で言った。彼はやっと笑顔になって『다행이다(良かった)』と答えると私をギュッと抱きしめた。私も『고마워(ありがとう)』と抱きしめ返した時に私に掛かっていたバスタオルがスルスルと床に落ちた。“ギャー”と私が慌ててバスタオルを拾おうとした時に彼はわざと拾わせないように私の両腕を抑えて私の身体を見た。私は『お願い見ないで!』と、とっさに叫んでいた。”最悪だ〜“と私は頭を下げた。彼は『冗談!ごめんね!でも可愛い』と笑顔で私を抱きしめてキスをし、バスタオルを拾ってかけてくれた。そして彼が私を解放してくれたのでとりあえず着替えた。すると、誰かがドアを叩いたのでドアを開けるとジオンさんだった。『お姉さんおはよう。シャワー浴びた?』と聞いてきたので着替えまでの状況を話した。『やっぱり水しか出ないよね?兄さんは寝てる?』と聞いた所で彼が顔を出した。『차가운 샤워밖에 안 나와.좀 봐줄래?(冷たいシャワーしか出てこないの。見てくれる?)』 と彼に告げると2階に上がって行った。私達も上に上がった。リビングには全員集合していた。私がソファに向かうと息子が『おはよう!母、シャワー浴びたの?』と聞いてきた。『浴びたよ!途中で急に水になったから死ぬかと思ったけどね!母は根性で浴びきったよ!』とピースサインを見せた。『良かった!死ななくて!』と息子が笑いながら言った。するとソジンさんが驚いて言った。『えー!水で浴びたんですか?冷たくて僕は無理です』と、目を丸くして私を見た。“冷たいけどね!夏だし!根性出せば浴びれるし!そんなに驚く?”と私は苦笑いをした。私が息子に『プール入れるんだから大丈夫だよ!シャワー浴びてくれば!根性で!』とガッツポーズで言った。息子は首を振って『そんな無謀な事するの母ぐらいだよ!』と弱気な事を言った。周りを見渡すとヒョンさんが見当たらなかったのでジオンさんに聞いた。彼はボイラー室に行ったようだった。30分程して彼が戻ってきて台所でお湯を出してみるよう言った。するとキムさんが『따뜻한 물 나왔어요.(お湯でましたよ)』と皆に声をかけた。皆は何も言わずに部屋に上がって行った。息子も行こうとしたので『ありがとうございますは?』と声をかけた。息子は『カムサハムニダ』と言って2階に上がって行った。私は『고마워. 대단하네!(ありがとう。凄いね)』と尊敬しかなかった。彼は『전혀 괜찮아!샤워할래?나랑 같이!(全然大丈夫だよ!シャワー浴びる?僕と一緒に!)』と笑顔で言った。『괜찮아! 샤워하고 와!(大丈夫!シャワー浴びてきて)』と笑顔でお断りをした。彼も笑顔で下に降りて行った。外をみるとかなりの雨になっていた。”飛行機大丈夫かな?“と思いながら私は台所に向かった。雨はだんだん嵐のようになっていった。

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