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酔っぱらい!

 毎回韓国の人達と飲むと思うが、なぜ彼等はこんなにもお酒が強いのか?と疑問に思う。幸いにもここにいるメンツは酔っても楽しいお酒だったので良かった。実は私の小中学校の同級生に大変な子が2人ほどいる。それも男女で。まず一人は酔うとやたらと抱きつきキスを迫ってくる女子。もう一人はもっとたちの悪いいわゆる酒乱の男子だ。まあ、女子の方は男子達からすると、悪い気はしないでしょうが…。以前にこんな事があった。

 実はコロナ前までは毎年中学の同級生達と忘年会をしていた。その時の出来事で、ある意味大変な忘年会になった事があった。私は彼等より遠くに住んでいた事もあり、毎回遅れての参加だった。到着すると毎回のメンツの中にかなり久しぶりに会う子達がちらほらいた。その中の一人は昔からおとなしくあまりクラスでは目立たない感じの男子と言えば大体想像はつくだろう。そしてもう一人は自分とは結構中の良かった昔から背が高く美人な女子。ちなみに私はと言うと“みきおちゃん”とあだ名がつくように、ちょっとやんちゃなボーイッシュな中学生だった。それはまず一次会で始まった。私はいつものように、幼馴染を含めた昔からの女子グループで飲んでいると男子が一人私達の席に来た。『やばいよ!抱きついて来るんだけど〜!』と逃げてきたらしい。『いいじゃん!ラッキーじゃん!』と私達はからかったが真剣に逃げてきたらしかった。すると、また一人男子が逃げてきた。『ちょっと誰か言ってくんない?』と助け舟を出したので私と幼馴染で彼女の横に座った。『どうした?寂しくなっちゃった?』と私が聞くと彼女は私に抱きつきキスをしようとしてきた。幼馴染が止めてくれたからキスは回避出来た。幼馴染と相談してこれ以上飲ませないようにして、一次会で帰そうと話した。私達はとりあえず自分のテーブルに戻って後は幹事に任せた。その後も彼女の抱きつき&キス攻撃は続いていたがとりあえずそのまま放置した。その後の二次会のカラオケで事件はおきた。彼女は一次会が終わった後に私と幼馴染でタクシーに乗せて帰らせた。私と幼馴染は遅れてカラオケの部屋に入った。その時はまだ和やかな感じで皆で再度乾杯をした。誰かが歌い出したものの毎回誰も聞いていない。まあ、二次会の酔っ払いのカラオケなんてそんなものだ。私と幼馴染は後から来たのでドアの前の席で注文担当にいつの間にかされていた。皆がそれぞれ楽しく飲んだり歌ったりしていると、突然曲が終わった。強制終了だ。一瞬シーンとなったが誰か間違えて止めたのだとまた次の曲が始まった。するとまた途中で終了。皆が誰?と思い見てみるとあのおとなしい男子だった。となりの男子が”お前もう機械持つな!“とリモコンを取り上げた時に彼の顔を見て私は“あっ!”と思った。目が座っている。案の定その子はリモコンを取り上げた男子に今にも掴みかかりそうになり別の男子が止めた。そしてそのおとなしいはずの男子が『おい!ハイボール頼め!』と私達に言ってきた。1回目は何も言わずに頼んであげたが2回目に私達に言った一言が私の逆鱗に触れた。彼は『おい!テメー!ハイボールねえんだよ!頼めよボケ!』と。その瞬間その場の空気が凍りついた。私は無言で彼の胸ぐらを掴みそのまま部屋の外に出た。そして一発思いっきりビンタをくらわせた。彼はそのまま倒れ込んでブツブツ言っていたので私は再度胸ぐらを掴んで立ち上がらせて言った。『もう、酒飲むな!帰れ!』と、すると彼は『うるせえ!』と部屋に入ろうとしたので私は胸ぐらをグイッと引いて今度はグウで殴りそうになりそれを見ていた幼馴染が止めた。彼はブツブツ何かを言っていたが私と幼馴染は彼のカバンとコートを持って両方から抱えるようにしてカラオケ店から外に出した。そして私が『ストレスがあるのはわかるけど、いい歳して酒に飲まれるぐらいならもう飲むな!』と言って水を渡した。彼は歩道の端に座り込み何かブツブツ喋っていた。私達は彼にコートをかけてカバンを膝に乗せてその場を去った。そして部屋に戻ると皆は一斉に話しだした。聞くと皆彼が酒乱だった事は知らなかったようだった。その後彼が忘年会に参加する事はなかった。そしてその時の一撃は未だに話のネタにされている。だから私は酒に飲まれないように心がけている。ちなみに私が酔うとずっと笑っているかと思えば気付くと寝ているパターンだ。

 私はそんな忘年会の事件を思い出しつつ、今日のバーベキューは皆で楽しく終了出来そうだと思い笑顔で皆を見ていた。幸せだ!と隣を見ると笑顔で私を見つめるヒョンさんがいた。”あ~!見れば見るほどハンサムだわ!そんなに見つめられると気絶しそうになるからやめて〜“と思いながらも見つめていると、『みきさん!나도 봐~!(僕も見て〜!)』とチェさんが冗談で言ったので私がチェさんね方に顔を向けると、ヒョンさんは両手で私の顔を挟んで『ダメ!』と顔を潰して自分の方へ顔を向けたかと思うと吹き出して笑った。その顔を見たチェさんも吹き出して笑い出した。そしてそれを見た息子が『ヒョンさんダメだよ!母の顔のシワが増えちゃうから!』と笑い出したので皆なぜか一斉に笑い出した。私は彼の手を振り払って息子にゲンコツの仕草をした。『やべー!母怒らせたら怖いよ!』と言って舌を出した。本当に相変わらず一言多い奴!私は『怖くないですよ!무섭지 않아요!(怖くないですよ!)』と笑顔で言った。『気をつけま〜す!』とヒョンさんが言って笑いで終わった。それから、チェさんの出演したドラマや映画の話や理想の恋人の話し。キムさんとヒョンさん達の出会いの話しをたくさん聞いた。人の話しを聞いていると楽しい。私達は全員いつの間にか家族のバーベキューのように仲良くなっていた。今度は彼等が日本に来た時は皆で日本の温泉地に行って釣りをする約束もした。本当に皆楽しい時間を過ごした。明日帰るのが惜しいほどに!ただ、皆かなり酔っていたので明日本当にソウルに帰れるか不安しかなかったが、“明日は明日の風が吹く!”と私も睡魔が襲ってくるまで飲む事にした。

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