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甘い時間

私は空飛ぶクジラに乗っていた。フワフワした感覚“なんて心地が良いんだろう”と思っているとそのクジラが私に言った”ねえ!どこに行きたい?どこまででも僕が連れてってあげる!“と語りかけてきたので、『天国』と答えた。すると大きく身体が左右に揺れて私は目が覚めた。突然現実に引き戻されたので、脳が追いつくまでにしばらく時間がかかった。“夢か!だよね~!クジラって”とつい笑ってしまった。気付くと私はヒョンさんの肩に頭をもたれて眠ってしまっていたらしい。『あっ!미안해.(ごめんね)』と頭を上げると『즐거워 보이더라.즐거운 꿈이라도 꿨어?(楽しそうだったよ。楽しい夢でも見た?)』と彼が聞いてきたので『クジラにのった…あ~。Dream about riding a whale.(クジラに乗った夢)』と伝えた。すると息子が『くじらぐもかよ!』とツッコんで言った。そう言えば息子達の小学校の教科書にそんな物語りがあった。彼等は良く音読の宿題で読んでいたのを思い出した。すると、キムさんが”着きましたよ。“도착했습니다.(着きましたよ)』と呼びに来たので私達は荷物を持って下船した。ヒョンさんがキムさんと何やら話していたので、それが終わるのを待って息子とお礼を伝えに行った。『キムさん。今日はありがとうございます。ご飯もありがとうございました。本当に楽しかったです。』とお辞儀をすると『いいえ!お会いできて良かった。また後で夕方に伺いますね。夕食にご招待して頂いたので。それじゃあ、後で』と笑顔で又船に戻って行った。私達はヒョンさんが手配してくれたTAXIで別荘に戻った。

 私達はまずシャワーを浴びる事にした。チェさんもここに何度も来ているようで、ヒョンさんと少し話して2階に上がって行った。下に降りるとプールにはジオンさんとシジンさんとキムさんがバーベキューの準備を始めていた。私は小さいテラスのドアを開けて『戻りました。シャワー浴びたら手伝うね!』と声をかけた。ジオンさんが『たくさん釣れた?こっちはそのつもりで準備してるんだからね〜』と笑って言った。私はドヤ顔でGoodポーズを見せた。すると私の頭の上からヒョンさんが顔を出して韓国語で皆に釣った魚を伝えていた。『え〜!お姉さんが一番大きいの釣ったんだ!凄い!』と褒めてくれた。私は頭の上の彼に『먼저 샤워를 하고!(先にシャワー浴びてきて)』と伝えると彼は耳元で囁いた『함께 가자!(一緒に行こう)』とウインクして『가자 가자!』と私の手を取って中に連れて行った。彼がリモコンのスイッチを押すと一瞬でガラスが白くなり外が見えなくなった。私は思わず驚いて目が点になった。“何だこれ?”と窓ガラスを触ってみたが普通のガラスだった。彼を見るともうすでにパンイチになっていて私を手招きした。私が彼の所に行くと私の衣服を脱がし始めた。”おっと!早いな!“と私はまるで子供のようにされるがままだった。ただ超恥ずかしかった。だから下着を脱がされて思わず上と下を隠した。彼は笑って『恥ずかしい?』と聞いたので『恥ずかしいから見ないで〜!』と後ろを向いた。すると彼が後ろから抱きしめて『かわいい!』と首筋にキスをした。そして私達はシャワー室に入り身体と頭を交互に洗った。私が最後に頭のシャンプーを流していると彼が後ろから抱きしめてきて、いろいろイタズラをしてきた。私はモゾモゾよけながら急いでシャンプーを流した。流し終わると彼が私の向きをかえてキスをしてきた。『もう我慢出来ない!』と言ったかと思うと今度は激しくキスをしてきて私の身体をグッと彼の身体に押し当てた。『皆待ってるよ』と伝えると『괜찮아! 사랑하고 싶다!(大丈夫!愛したい)』と囁かれて思わず頷いてしまった。私達はシャワー室で結ばれた。結ばれた後も彼は私を愛おしそうにずっと抱きしめてくれていた。私も彼の素肌の暖かさに何とも言えない安心感を覚えていた。しばらく二人でシャワーを浴びながらヌクヌクしていると彼の携帯が鳴っている事に気がついた。『携帯鳴ってる!』と伝えると『괜찮아(大丈夫)』と笑顔で抱きしめていた。私は『大切な用事かもしれないよ』と伝えると『みき以外は大切じゃない』と笑顔で言った。“まったく!嬉しい事をサラッと言うんだから〜”と彼に背伸びをしてチュッとキスをして『ありがとう』と言って抱きしめられたままシャワーを止めた。彼はまだこのままいたそうだったが私は彼を抱きしめたままバスタオルまで誘導して彼にバスタオルをかけた。『さあ!着替えよう』と私が言うと彼は渋々身支度を始めた。私も急いで下着を付けて彼の髪と自分の髪を乾かした。彼が電話を確認すると知り合いからだったようだ。私はブルーのサマードレスを着た。実はスカートを履くのは何年ぶり?いや何十年ぶりかだった。サマードレスと言っても上からスッポリかぶって終了とシンプルで尚且つお腹も足も隠れて楽と言う一石二鳥だった。彼が電話を終わり振り返り私を見るとしばらくジッと見ていた。”やっぱり、らしく無いよね〜!“と黙って彼を見ていると、ニコッとして『かわいい』と言ったのでちょっと照れくさくなり『ありがとう。行こう』と外に促した。彼は私が照れている事がわかるとわざと写真を撮ろうとしたりとからかってきた。私は軽く彼の背中を叩いて『바보!(バカ!)』て言ってテラスのドアを開けた。そこには、もう息子もチェさんも準備を手伝っていた。息子が私を見て『あ~あ!若作りしちゃって!母がスカートはくと何か痛すぎる!』と笑った。『は〜?もし若作りするならピンクとかフリフリとか着ますよ!』と言って睨んだ。息子は『どっちにしても似合わないからやめた方が良いよ』と笑いながら言った。そこにジオンさんが『夏はこういう方が楽なんだよ!お姉さん青似合うね!』とフォローしてくれた。“ありがとうジオンさん!”と私は心の中で感謝した。そして、苦戦していたソジンさんの火起こしが完了して宴が始まった!

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