言えない気持ち
私とヒョンさんは寝室に向かった。中に入るとプールの間接照明が綺麗だった。すると彼が『少し話さない?』と私に聞いた。『良いよ』と私は答えて小さなテラスのベンチに座った。私が『あっ!翻訳機忘れた!』と部屋に戻ろうとして彼は私を止めた。『大丈夫。』と笑顔で言った。私は彼が話す言葉を一語一語ちゃんと理解して受け止めたかったので、少し不安だった。彼は私の手を繋ぐと静かに話し始めた。『さっきはごめんね。ジオンが嫌な質問して』と私が理解出来るようにゆっくり話してくれた。私は『大丈夫よ。ヒョンさんが聞きたくなかったんじゃない?』と聞いた。彼は首を振って『聞けて良かったよ。でも、僕はみきの過去に嫉妬する時もある』と正直に言った。私は日本語で『ありがとう、嫉妬してくれて。でも、もうしないでね。ネガティブな気持ちは笑顔をなくしちゃうから』と出来る限り簡単な日本語で伝えた。そして私は英語で伝えた。『I think this will probably be the last love of my life. In terms of age. So, thank you.(たぶん私の人生でこれが最後の恋になると思う。年齢的にね。だから、ありがとう。)』と笑顔で伝えた。彼も『I've always thought so too. I wanted to be your last love.(僕もずっとそう思ってた。君の最後の最愛の人になりたいと思ってた。)』と嬉しそうに答えた。私は『you are still young So please don't think I'm the last! Because that feeling alone makes me happy(あなたはまだ若いよ。だから私が最後だなんて思わないでほしい!私はその気持ちだけで幸せだから。)』と笑顔で言った。彼は私を強く抱きしめた。そして『계속 사랑해(ずっと愛してる)』と囁いた。『私も。でもね、今でもまだ不思議よ。どうして私を選んだの?ヒョンさんを好きな人はたくさんいるのに。』と聞いた。彼は私の顔を見て『もし、僕が俳優じゃなくなってお金もなくなって、普通の人になったらどう思う?』と聞いて来た。私は何も迷う事なく『Do you need to be an actor or have money? I don't really need it. You are you! I love you and you just happen to be an actor.I'm a normal person(あなたが俳優である事も、お金がある事も必要な事?私は別に必要じゃないよ。あなたはあなたでしょ!あなたの事が大好きで、たまたま俳優さんだっただけよ。私は普通の人間よ)』と言った。彼は『なぜみきに決めたのか聞きたい?』と聞いてきた。“聞きたいけど〜。聞きたい?と聞かれると…”と自分が天の邪鬼な一面が出そうになって抑えて頷いた。彼は更に『何で知りたいの?』といたずらっぽく聞いたので、『좋아하니까(好きだから)』と笑顔で言った。彼は参りましたみたな顔をして英語で言った。『Everyone I've ever dated has only ever liked the outside of me.But you saw the natural me. I didn't choose you, but it was fate that I met you. When I bumped into you, I had a strange feeling that we would meet again, and I couldn't help but feel like I had heard your voice somewhere before(今まで付き合った人はみんな僕の外側だけしか好きになってくれなかったんだ。でも君は自然な僕を見てくれた。僕は君を選んだのではなくて、君と出逢うのは運命だったんだよ。君とぶつかったあの時に、不思議とまた逢える気がしてたしあの時の君の声がどこかで聞いた事がある気がしてしょうがなかったんだ。)』と笑顔で答えた。”運命か〜!“と私は考えた。確かにヒョンさんに出会ったのは運命だったかもしれない。ところで、こんなおばちゃんがなぜ英語が話せるかと言うと、25歳で2年間オーストラリアに住んでいた。結婚後も元旦那の仕事の関係でフィリピンに3年住んでいた事がありだいぶ英語から遠ざかっていたのだけど案外話し出すと話せるものだった。彼も随分前から英語の勉強をしているのをどこかの記事で見て知っていた。
私は彼に『最高の告白ありがとう。嬉しい。』と伝えた。すると彼は真面目な顔で私に何か言おうとしたが飲み込んで、一度深呼吸をして私に聞いた。『Are you happy with me? Is it okay if I love you forever?(君は僕といて幸せ?僕がずっと君を愛していても大丈夫?)』と。私は“なぜ今更?前にも似たような事聞いてきたような?”と考えて、さっき言おうとした事が何だったのか気になった。私は『I'm so happy. I will always love you too. But why do you ask?(凄く幸せよ。私もこれからもずっと愛してる。でもなぜ聞くの?)』と質問した。彼は『어쩐지.(なんとなく)』と何かをごまかすかのように言った。私はあえて探索しない事にした。
私は『今、何時かわかる?』と聞くと彼が腕時計を見て『11시(11時)』と言ったので『내일 몇시에 출발해?(明日何時に出発?)』と聞くと『네 시(4時)』と答えたのでたまげた。『早く寝なくちゃ!』と彼をイスから引っ張りあげてバランスを崩しそうなり彼が支えた。『ナイスキャッチ!』と私が言うと彼は笑って私にキスをした。




