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占い

 私は平日は毎日のローテーションの中で欠かせない事がある。

 いつも同じチャンネルで天気予報と今日の占いを見る事だ。

 まず1つは天気予報は雰囲気が好みの天気予報のお兄さん?ん?もとい、アラフォーぐらいのお兄さんが出ているなどと不純な考えからだ。

 2つ目はとりあえず今日の運勢でしょう!とは言え、私の性格からなのか悪い事はその場で右から左と流し良いことしか覚えていない。良いことも昼にはほぼ忘れているのだが。

 ただ今日はゴミの日でもなく仕事まで何だか時間があった為、携帯で“お試し今年のあなたの運勢”なるものをやって見ることにした。

 ”名前と生年月日と性別、血液型を入れてと…なになに?“そこにはこんな事が書いてあった

 “今年のあなたは新しい出会いや新たな自分に気付く年となるでしょう また、パワーのみなぎる時ですので新しい挑戦をすると良いでしょう 

ちなみに☓月☓日はあなたが運命の人に出会える日です……詳しくは有料占いで!”とあった。

 ”☓月☓日っていつやねん!“

 ”この歳で運命の人って誰やねん!“と、ツッコミながら苦笑した。

 ただ、“確かに!”と思う一面もあった。星さんだ。ある意味当たっていると言えば当たっていた。

 しかし、ご存知の通りまだまだお金に余裕はなく

 ”占いにお金使うなら金麦買うな!“などと思いながら時間が来たので会社に行く事にした。


 2,3日して星さんから連絡があった

 『こんにちは。山田さんのお休みっていつですか?仕事がそちら方面になる日があるのでお邪魔しても大丈夫ですか?』との事だった

 『土日祝以外は仕事ですけど、夕方からならいつも居ますよ』すると

 『じゃあ、そちらの日にちが決まったらご連絡して良いですか?』

 『はい。大丈夫ですよ。大した物は出せませんが一緒にご飯食べましょう。お口に合わないかもしれませんが』二人で笑った

 『ありがとうございます!また連絡しますね。』

 『楽しみにしてますね。』

 『こちらこそ!それでは、失礼します』と、電話は切れた。

 “相当何かたまってるな〜”などと思いながら、何だかお母さんの気持ちだった。

 数日後、星さんから連絡があり来訪は1週間後に決まった。

 息子にその事を伝えて、だいたい答えはわかっていたが聞いてみた

 『ごはん何にした方が良い?』

 『何だって良いんじゃん?』

”だよね~!絶対そう言うと思った“

 『でもさ、発訪問だよ!下手なもの作れないじゃん!』すると、

 『母の創作料理以外なら何でも良いんじゃない!別に不味くないし。』

 確かにたまに作る私の創作料理は息子達から”0か100“と言われていて、八割方“0”だと不評だった。それに、他のご家庭はきっとちゃんとしているとは思うが我が家の食卓は男の子3人なのもあり、おかずは大皿でドン、ドン、ドンの3品でご飯大盛りの味噌汁みたいな下宿屋の食卓だった。気の利いたものなど作れる訳もなかった。

 ”良いか!とりあえず定番で“私の中でほぼ開き直りの気持ちになった。

 あっと言う間に時は過ぎて、来訪当日となった。

 仕事帰りに買い物をすまし、いつものように夕飯の仕度はした。献立は“唐揚げとポテトサラダとタケノケの炊き込みご飯とタコときゅうりの酢の物と人参とインゲンの肉巻き”にした。ま〜、いろいろ考えた末我が家の定番料理だ。

 三男坊も高校生になり週に何日間かバイトに行くようになり、今日はまだバイトの日でまだ帰ってきてはいなかった。

 程なくして玄関チャイムが鳴った。”グッドタイミング!“外は暗かったが星さんだった。

私はエプロンのまま玄関の扉を開た。

 『車で来たんですけど、どこに着ければ良いですか?』

『じゃあ、私の車の前に!今動かしますね』と、車を動かし駐車してもらった。すると、突然後部座席のドアが空いた

『こんばんわ。◯◯です。』

一瞬目を疑った!

 “マジか〜!え〜!本物だよね?星さん言ってよ〜”

『こんばんは。初めまして山田三紀です。』とっさに言っていた。

すると星さんが笑いながら

『驚いてます?韓国人の◯◯さんですけど応援しつるってお話しされていたので、驚かせたくて!すいません』

 『星さんだけだと思っていたので…でも、ドッキリとかじゃないですよね?カメラとかありませんよね?』

 彼女はキョトンとしてる◯◯さんに通訳した。

 『違います。本当です』と笑って日本語で答えた。

 『あっ!ビックリしちゃって。どうぞどうぞ!』

 以前にもあったが、私の頭の中にユーミンの曲がリピートされていた。


 今日もエプロンに100均のサンダル更に化粧もほぼ消えそうな顔!

現実はこんなもんだよ!スリッパを出しながら苦笑した。


 そして急に思い出した。あのうらないの“☓月☓日”!

 ”今日だったんかい!“

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