三匹のブタ野郎
◯むかしむかしあるところに
草原フィールド
3匹のブタ野郎
うろうろしてる
と、1匹が
豚A「家が欲しいブヒ」
豚B「草がチクチクするブヒ」
豚C「そうだね。一緒に家を建てよう!」
豚A「デュフフ、ボクはねぇ、レンガの家。コスパいいんだあぁ」
豚B「ボクもねぇ、レンガの家。やっぱりコスパだよねぇ」
豚C「ゴールドマンジム。夢だったトレーニングジムを経営するんだ」
豚A「デュフ、ありえませんなー。金属が足りませんぞー」
豚B「筋トレなんて論外。時代はピストルですぞー」
豚C「なんだよぉ」
豚A「レンガがいいに決まってる」
豚B「トレーニングは一人でやってな」
豚C「そんなぁ」
豚C、孤立、1キロ離れた地点で一人ジム建設
若草色の草原に、レンガの箱、ジュラルミンの箱。
さあオオカミに耐えうるのはどっちだ?
〜〜〜〜〜〜〜〜
◯森
ヤクザオオカミ
白スーツとサングラス
オオカミA「出番だぜ」
オオカミB「いよいよだぜ」
オオカミC「へっへっへ、俺たちの事務所にしてやるぜ」
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◯レンガの家・玄関
ヤクザオオカミ腕を組んでドアを蹴る
オオカミA「ここがブタ野郎のハウスだな?」
オオカミB「どれ、耐久チェックだ」
オオカミB、深く息を吸いこんで
オオカミB「オオカミバースト!」
びゅぅぅぅ……
Miss
ビクともしない
オオカミA「ならば連携だ」
オオカミB「おう」
オオカミAB「滅びのオオカミツインバースト!」
びゅぅぅぅぅ
ボカァァァァァァン!
豚A「ぎゃああああああ!」
豚B「ナンデ、レンガナンデ」
オオカミA「絆パワーだ」
オオカミB「結束の力だ」
オオカミたち、豚野郎どもを床に押し倒す
ズボンを脱がし、尻と胸に塩を揉み込む
もみ もみ もみ
(略)
豚野郎どもは、オオカミに、食べられてしまいました❤︎
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◯完成間近のジムの前
スクワット中の巨大豚、5メートル強
側で見上げるオオカミC
オオカミC「お、おい、アレに勝てるのかよ」
豚C「マッスルマッスル。おや、入会希望者?」
オオカミC「俺はオオカミ、貴様を食べに来た」
豚C「いいよ。おいで」
オオカミC「う、うおおおおおお」
膝に飛びかかるオオカミ
キバを立てるも、皮膚で止まる
オオカミC「あ、これ無理なヤツだ」
豚C「じゃあ、こっちから行くよ」
巨大豚、オオカミを摘み上げ、腹パン
グフォッッ(吐瀉物)
オオカミダウン。ビクンビクン
オオカミC「カヒュ、カヒュ」
草上でのたうち回る
豚C「気が済んだかな?」
オオカミC「ゆ、許してくれ。なんでもする。だから命は取らないでくれ」
豚C「よかった。それじゃあ手当てするね」
オオカミC「!!?」
白い布を敷き、オオカミを乗せ
救急箱を開けて、ガーゼとか出し
甲斐甲斐しく、汗を拭いたり、消毒したり
オオカミC「な、なせだ。なぜジムを乗っ取る敵である俺を」
豚C「ボクはね、仲間が欲しいんだ」
オオカミC「な、なかま?」
豚C「同じ時間に起きて、一緒にご飯を食べて、一緒に筋トレを始め、互いの筋肉を見つめ合う、そんな仲間が」
オオカミC「で、でも俺、筋肉細すぎて相手にならないぞ」
豚C 「筋力なんて関係ないよ。大事なのは、心さ」
オオカミC「ドキューン❤︎」
という事があって、数年後
草原の真ん中のジムの中
身長10メートルの豚とオオカミ
動きをシンクロさせて
スクワットやらダンベルカールを
やってニヤニヤしてましたとさ。
めでたし めでたし