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第四章 大山鳴動して狼一匹

檻の中から見えた機械に私は入れられた。そして、しばらくすると、すぐに出された。

「条件が完璧にそろっていますね。彼なら新型に変わられるかも...ブツブツ」

その瞬間、私は確信した。

私もトラふぁるさんのように、人狼に変えられてしまうのだと。

恐ろしい。人狼は人を喰らって生きるという。私はそうはなりたくない。たくさんの命を奪う人狼は、人間の道徳心の敵である。

ふと、そこに鍵が落ちてあるのを見つける。すぐさまそれを盗る。手の届く位置に鍵が落ちていたのは不幸中の幸いであった。

その夜、その人狼がいなくなった時、檻を開け、外に出る。

トラふぁるさんを元に戻す方法はないのか、あるいは...

これは...?

「‟研究記録日誌"?」

ガタッ

奥で音がした。もうすぐこっちに来るかもしれない。解き明かすことより、脱出する方が優先的だ。

急ぎ出て、とにかく走る。

気付けば、もう家まで帰ってきている。

思ったよりも、何もなく、逃げてこれた。

奴は私のことを追ってくるのか?

“条件がすべてそろっている”と言っていた...ということは


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