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歪んだ愛  作者: 時計塔の翁
第一章 出会い。二人の視点
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彼女さん視点2

今回はかなり短いです。

◇◆◇◆


 私が高校に入学して1ヶ月

 前の席からプリントが渡されました。


 【部活動入部届】


 担任の先生の説明では皆さん一つの部活には入っている。強制はしないが内心に響く可能性はあるとのこと。

 そんなこと言われたら書くしかないではないですか。

 私は憂鬱な気分で入部届と一緒に配られた部活動一覧表に目を通しました。

 表面いっぱいに運動部の名前がびっしりと書かれており、裏面にはスペースの半分も使われていない量の文化部の名前が並んでいました。


 私は人とのコミュニケーションが苦手です。この通り今のクラスにも馴染めていません。

 このまま一人みじめに花の女子高生生活を終えてしまうのか。そう何度も思いました。

 いえ、そんなことは望んでいません。

 多くなくていい。一人だけでも友達と呼べる人が欲しい。

 

 そう思いもう一度部活動一覧表に目を通すと、裏面の文化部の欄の一番下に【No14 演劇部】と書かれた部活に目が留まりました。

 演劇部。ここに入れば今の自分を変えられるでしょうか。

 そんな思いをこめて私は入部届に演劇部と書きました。

 しかしどうしても舞台に立つことが出来ないと考え、数分間悩みに悩んだ結果その下に(裏方志望)と小さな文字で書いて提出しました。

次回「彼氏くん視点3(彼女との出会い)」


投稿日 3/26(金曜日) 深夜

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