##私の説明書
面接用メイクから韓国風メイク、すっぴん風メイクなどこの現代日本にはとても様々な化粧法がある。
私、神田ジウは小さい頃からとても美容に興味を持っていた。小学3年生からの夢はスタイリスト。今はその夢を叶えるために高校に通いながら美容の勉強をしている。私の通っている学校は芸術学校のため、芸能人の卵が沢山いる。私の美意識をさらに膨らませるには十分すぎるほどの環境だった。制服もとても可愛いブレザーにタイトスカート。化粧ももちろん許可されている。
今日のメイクは普段の通学用だから薄めに。ノーファンデーションメイクで行く。私は学生だし、普段から肌を気遣っていることもあり、化粧をしている割には肌は綺麗な方だ。だから肌のメイクはトーンアップUVだけで済ませよう。アイメイクは眉毛を自然な感じを意識して、アイシャドウは薄い茶色で少し目の印象をハッキリさせる。涙袋メイクは少しピンクが着くぐらいでやる。最後にリップもあくまで薄く、桜色のリップを塗った。学校用メイクは普段からこんな感じ。少しでも薄くすることがポイントだと思う。
今日の通学も全て理想通りに進んでいた。普段と同じ。電車で最近はやりの音楽を聞く。そんな通学だ。学校の最寄り駅に着いたため、電車を降りた。ここまでも普通。駅から道へ。ここまでも普通。道を渡ろうとした。キキイィィィ!!鳴り響くブレーキ。しかし間に合わずに私は轢かれてしまった。16年の人生は呆気なく終わった。