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11話

アルファ国とデネブ帝国の国境を分ける山脈を超えた先、渓谷。

ファンタムの所属するアルファ国の小隊がデネブ帝国領の山峰を滑空する。

デネブ帝国、内陸からの長距離射撃が止む。


補給基地を見つけるのは容易い、魔導壁がドーム状に展開されている。

ドームを見つけ、中心に向かえばいい。


ファンタムの小隊が魔導壁を見つけ、突入態勢をとる。

オペレーターから通信が入る。

『魔導壁への突入準備を確認した。壁から先は管制できない、転移時間残り18分だ。各自検討を祈る。』


ファンタムが拾い上げた犬を胸元にしまう。

「すこしうるさくなる、ここで待ってな。」


ファンタムの横を滑空していた、ロングレンジの砲手が静止する。

巨大なレールガンが具現化し、レールガンのチャージャーが轟音をたてる。


ファンタムを含む他の隊員は魔導壁に突っ込む。

遥か先、目視できるかどうかギリギリの視界で、閃光が50回光る。補給基地の魔導砲だ。


ファンタムの背後から、レールガンの光線が、魔導砲が放たれた場所へ空気を切り裂きながら走る。

ロングレンジの砲手が通信で叫んでいる。

「バカめ基地の場所が、丸わかりだ!!」

レールガンの閃光が着弾し、昼間にかかわらず閃光で、辺りが暗く見える。

魔導壁が解除される。


オペレーターからの通信が入る。

『あーあー、通信が回復した・・・ぞ?前衛部隊は突入から、掃討作戦に移行。』


ファンタムが言う。

「今のレールガンで補給基地、壊滅したのでは。」

『阿呆、先制攻撃してきたのはデネブ帝国だ、掃討しろよ!!』


ファンタムが言う。

「先に領空侵犯したのはこっちだ。」


ファンタムの上空に赤い光が見える、先ほどの50発の魔導砲だ。

薄暗い中でも輝いて目立つ。魔導砲は軌道変更ができない。

ファンタム達は加速し、魔導砲の雨をすり抜け、補給基地に迫る。

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