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一話

レクテナ大陸、大国デネブ帝国の首都。

人影のない行政府の片隅で、官吏達が内輪話をしている。


官吏A「王が公の場に姿を見せなくなり久しい。民衆にも話が広まっておる。」

官吏B「夕餉も床で召し上がり、給仕係の話では最近はスープばかりだそうだ。」

官吏C「巷の疫病に伏していることは事実、崩御が近いのではないか。」


官吏は登庁する時、籍を捨て王に忠誠を誓い、王と運命をともにする。

難関を潜り抜け、人生の全てを帝国に捧げてきた官史達は王の崩御により失職する。

皆、己の身の振り方を考えていた。


官吏A「西方の小国アルタイルが最近、勢力を増してきている。内政が覚束ないようでは大量の領土を失いかねない。」

官吏C「ならば我らだけでも、アルタイルに寝返るか。」

官吏B「行政府内ではその話題は慎まれよ、誰ぞやに聞かれるかもしれぬ。」

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