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第三六話:妹犬達と遊ぶ兄バカ

第三六話:妹犬達と遊ぶ兄バカ



何気にオレに向けられている女性陣(法泉さん以外)の視線が痛い......

何ですか? この雰囲気は...... とても居辛いんですが......

そんな空気を察したのか、リルが皆川さんの膝の上から降りてオレの指を軽く噛む。

オレ:「リル、遊ぼっか〜!」

そう言い、オレは席を立ち、そして広い庭の方に歩きだした。


オレがリルと少し離れた場所に立ち止まり、リルの方を見て腰を落として構えると、

リルも前足を伸ばして前傾姿勢を取って走る準備をする。

オレが走ってリルの方に向かうと、一度逃げて円を描きながらオレの方

に向かって走ってくる。

そして、リルはオレが捕まえようとした所で円を描くように逃げてまたこちら

に走ってくる。

今度はリルがオレの袖を噛んだり指を噛んだりして「ガゥガゥ!」と唸りながら

攻撃してくる。

オレは腕を軽く振ったりしてリルを翻弄するが、リルも負けじと噛み付く。

そんなオレ達を見て、他の妹犬達がオレに向かって走ってくる。

リルが逃げた所でまず、カリンちゃんが突進。

カリンちゃんは前足をオレの両手に乗っけてダンスを踊るようにオレを中心に動く。

オレが手を離すと、再度前足を上げてオレに掛かってくる。

オレが逃げた所で、今度はマユミちゃんが同じように突進。

前足を上げてカリンちゃんと同じように前足をオレの両手に乗っけ

てダンスを踊るようにオレを中心に動く。

オレが手を離して逃げた所で、今度はシェリーちゃんがオレに向かって走ってきて、

オレの袖を噛む。

リルのように「ガゥガゥ!」とは吠えないが、オレが手を右に左に動かしても、

それに合わせて動き回る。

リルが負けじと逆の手の指を噛んで「ガゥガゥ!」と吠える。

そこに、リリコちゃん、ケイちゃん、ナナちゃんが走ってきて、

オレの両足のズボンを噛んだり靴を噛んだりしてくる。

モモちゃんは......少し離れた場所でオレの様子を伺っている。

モモちゃんも参加したそうな顔をしているが、ちょっと怖気づいているのかな.....

オレがリルとシェリーちゃんをどうにか振り払い、リリコちゃん、ケイちゃん、

ナナちゃんを捕まえようとした所でみんなオレを中心に距離を取っていたので、

今度はオレがモモちゃんに向かって走っていく。

すると、モモちゃんは......オレから距離を取るように逃げた。

逃げたモモちゃんを見たカリンちゃんとマユミちゃんがオレと一緒にモモちゃんを追う。

オレとカリンちゃんとマユミちゃんがモモちゃんを中心に囲う。

オレがモモちゃんを後ろから捕まえて首に手を回して膝を突くと、

カリンちゃんとマユミちゃんはオレの後ろと右からオレに突進。

たまらずモモちゃんから手を離すと、今度はモモちゃんもカリンちゃんとマユミちゃん

と同じようにオレに突進してきて、オレはみんなの下敷きになり、みんなに顔を舐められる。

そこに、リルを含めた他の妹犬達全員がやってきて袖を噛む、指を噛む、

ズボンの裾を噛む、靴を噛むの揉みくちゃ状態となってしまった。



そんなオレと妹犬達を見ていた女性陣。

弥生:「信也君......やっぱり男の子は凄いねぇ......」

佳苗:「私だってあそこまではできないよ......」

沙耶:「ホント......流石にあれは怖いんじゃないかなぁ......」

奈菜:「でも、みんな楽しそうです」

オレは堪らず立ち上がって妹犬達から逃げる。

由紀:「あっ......信也さんが......何とかみんなから逃げ出しました......

    みんな追ってます...... 凄いです......信也さん......」

再び妹犬達がオレに突進、再び揉みくちゃになる。

「こらこら、一気に来られたら逃げられんだろ〜!」と言うオレの声が聞こえる。

詩織:「しっ......信也さん...... 何気に笑ってます......

    しょっ......正直......怖いです...... あの状況で笑えるなんて......」

理香:「妹達も楽しそうですわ〜...... さすが信也さんですわね〜......」

弥生:「理香......ちょっとそのコメントはずれてる気が......」

沙耶:「......助けなくて大丈夫かしら......

    あっ、信也君がまた起き上がった。カリンがまた押し倒した......」

詩織:「モッ......モモもみんなと一緒に信也さんと遊んでますっ!

    こっ......こんなすぐに信也さんに慣れるなんて、信也さんは凄いですっ!」

奈菜:「倒れながらも、妹達を捕まえようとしてます。

    信也さんも負けてないですね。凄いです。」

沙耶:「お〜っと、とうとうリリコちゃんが信也さんに捕まった〜!

    信也君、リリコちゃんを抱えたまま立ち上がって逃げる〜!

    凄い凄い〜!」

由紀:「逃げ回る信也さん......楽しそう......

    今度はマユミ......信也さんを押し倒した......」

オレは背中から倒れて抱えていたリリコちゃんから手を離した。

理香:「妹達も信也さんが気に入ったようですわね〜......

    信也さん......やっぱり素敵かもですわ〜......」

法泉さんの言葉を聞いたみんなが沈黙した。

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