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第三三話:妹犬と翻弄される兄バカ

第三三話:妹犬と翻弄される兄バカ



オレが意気消沈していると、オレを誘った張本人がオレに話しかけてきた。

女性:「ねぇ...... 何でそんなに沈んだ顔してるの?」

オレ:「......」

......そりゃ......こんな騙まし討ちみたいな事されたらねぇ......

オレがその女性に顔を向けると。

女性:「......ひっ......」

オレの顔を見た途端にたじろぐ女性。

......素だとオレってやっぱり怖いか......

オレ:「......という訳で、オレは帰ります......

    メーリングリストからも削除お願いしますね。

    リル、帰ろっか......」

オレはリルにそう言い、立ち上がろうとした所で、たじろいだ女性は気を取り直して

オレに話しかけてきた。

女性:「だっ......ダメよ! 折角来たんだから、私達の妹達と遊びましょうよ!」

その声を聞いた他の5人も「そうだそうだ〜!」と少し大きな声で言った。

オレ:「まぁ...... リルを思いっきり遊ばせてあげたいのは事実だからなぁ......」

オレのその言葉を聞いて気を良くしたのか、女性は先程よりも元気にオレに話しかけた。

女性:「じゃぁ、とりあえず、自己紹介するわね。

    私の名前は、浅生(あそう 弥生(やよい

    妹の名前はリリコよ。愛ラブシスターの代表もしてるわ。

    よろしくね、信也君、リルちゃん!」

浅生さんはリルの頭を撫でながら自己紹介した。

A子:「私の名前は、皆川みなかわ 沙耶さや

    妹の名前はカリンちゃんで〜す!

    信也君、リルちゃん、よろしくね〜!」

皆川さんも自己紹介した後、リルの頭を撫でている。

B子:「私の名前は、白泉しらいずみ 奈菜ななです。

    妹の名前はケイちゃん。

    よろしくおねがいします。」

白泉さんは行儀良くお辞儀してきた。

つられてオレも「ども」と頭を下げる。

C子:「......佳山かやま 由紀ゆき......です......

    妹の......名前...... マユミ......」

佳山さんはボーっと立ったままでオレに自己紹介した。

......さっきリルに寄って来た時とは別人のようだ......

D子:「安西アンザイ 佳苗カナエよ!

    妹の名前はナナ!

    よっろしく〜!」

安西さんは片目を閉じてピースサインを出しながら自己紹介した。

E子:「わっ.....わたっ.....私っ! 森中もりなか 詩織しおりですっ!

    妹の名前はモモ!

    よっ......よろしくお願いしますっ!」

森中さんはかなり緊張しながら自己紹介してお辞儀してきた。

またつられてオレも「ども」と頭を下げる。

弥生:「とりあえず、今居るメンバーの自己紹介はこれでおしまいかしら。

    そうそう、あなたの名前をまだ聞いてなかったわね。

    自己紹介してくれるかしら?」

オレ:「あっ......えぇと......

    オレの名前は藤崎 信也と言います。

    妹の名前はリルですよ。

    よろしくです。」

オレは頭をかきながら軽くお辞儀をして自己紹介した。

すると、みんなから、「よろしく〜!」と拍手をしながら答えられた。


弥生:「......という訳で、信也君は私達のサークルのメンバーに決定〜ぃ!」

オレ:「......はっ!」

佳苗:「信也君、観念しなさい!」

オレ:「でもなぁ......男ってオレしかいないんでしょ?

    居辛いというか何と言うか......」

沙耶:「そんな事を気にしなくても大丈夫よ〜!

    だって、信也君ってば、普通にリルちゃんの事を『妹』

    って呼んでたじゃない!」

オレ:「まぁ......リルは可愛い妹ですから......

    それは変わらないですよ。」

由紀:「それも私達のサークルに入る条件の一つ。」

詩織:「そっ、そうですよっ!

    ペットじゃなく妹と見ている事で、信也さんはもう私達

    の立派なメンバーですっ!」

オレ:「......そうなんですか?」

奈菜:「はい。私達もペットではなく妹として見てますから。」

オレ:「そうなんですか......」

まぁ......そういう意味合いでは、かなり親近感が沸くなぁ......

オレ:「でもなぁ...... オレって怖くないですか?」

そう言いながら、オレは浅生さんの方を見た。

弥生:「まっ.....まぁ......さっきはビックリして引いちゃったけど......

    でも、信也君はリルちゃんの話をしている時は別人ね。」

オレ:「......高校時代も言われました......」

沙耶:「リルちゃんを妹として見てるあなたが悪い人じゃない事は分かるわよ〜。」

佳苗:「そうそう! リルちゃんはこんなに可愛くて、

    信也君の事を心配そうに見てるもの!

    信也君なら大歓迎だよ!」

オレ:「はぁ......」

奈菜:「信也さんが私達のサークルに入ると考えずに、

    リルちゃんが私達のサークルに入る為の保護者だと思うと気が楽ですよ。」

ふむ......リルの保護者としてか......

奈菜さんの言葉でオレは少し気が楽になった。

オレ:「リル、リルはみんなと仲良くなれそうか?」

オレがリルにそう聞くと、リルは他の妹犬達の方に向かい、

そして嬉しそうに他の妹犬達とスキンシップを取り始めた。

オレ:「リルはみんなと仲良くなりたいのか......」

    ......はぁ...... しょうがない、サークルに入ります。」

オレの返事を聞いた女性陣は「ヤッター!」と喜んだ。

正直まぁ、リルが友達を作れるなら、少々の事は我慢するしかないかな......

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