あとがき
すいません、最終話の更新を間違えてしまいました。
第九九話とエピローグの間にもう一話追加になり、
第百話以降が1つづつずれてまするよ。
あとがき
みなさん、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後あたりはなんだかグダグダになってしまった気もしておりますが、
もしも楽しく読めたなら光栄に思いまするよ。
このお話を書こうと思った理由は、"犬の十戒"を題材にした映画があまりにも不甲斐なくて、
”こんなんで犬の十戒を題材にした映画なんて名乗って欲しくないっ!"
って思ったのがキッカケです。
で、執筆を始めた訳ですが、最初はまぁいい感じだったと思いまする。
んが、回を進めるにつれ、物言わぬ者との交流を文章だけで書いていくのは難しいなぁ......
とか考え始め......
最後の方になるにつれ、人間の方ばっかりになってしまい、リルの描写が入れ難くなり......
リルと主人公だけの状態だと話が続かないと言うか何と言うか......
実際の所、難しかったなぁ......とか考えておりまする。
最初の頃の前書き/後書きに書いている通り、リルはオレが昔飼っていた妹犬の名前で、
この物語のリルは、まんまオレの妹犬を元にしてます。
......ってか、まんまリルです。
リルは、2005/02/12に亡くなりました。
この小説では7年くらいになっていますが、実際にはリルは14年生きてくれました。
今でも、会社や自宅のPCの壁紙は、最後の日に撮った、オレとリルが一緒に写っている
唯一の写真です。
多分、PCの壁紙がこの写真から他の写真に変わる事はないんじゃないかなと思います。
最後の日のリルは、とても具合が悪かったにも関わらず、この写真の中のリルは、
みんなに"とても安心していて、幸せそうな顔をしていますね。"って言われます。
それは、まんま、リルがオレと一緒で幸せだったと誰もが感じてくれたという事であり、
その言葉がオレの悲しさや寂しさを癒してくれました。
リルの遺骨は、ラストの通り、家の居間にあります。
リルが亡くなって最初の2ヶ月くらいはずっと、遺骨の入った骨壷を撫でて写真
を見ながら"おはよう、ただいま、お休み"って言っておりました。
今は......ポメラニアンのオスが居るので、そこまではないかな......
お袋が連れてきてた時はいきなりでビックリでした。
まぁ、お袋は完全にペットロスで精神的に参ってしまっていたのもあるんだけれども、
オレも一緒に連れて行って欲しかったなぁ.......と思う訳ですよ。
勿論、その子の事も可愛がってはいますが、リルを妹と思っていたように"弟"
とまでは言えないんですよね、やっぱり。
でも、今でも、リルの写真を見ながら、朝は"リル、おはよう"って、寝る前には
"リル、おやすみ"って言ってます。
リルが亡くなってもう3年以上経つ訳ですが、リルはやっぱり今でもオレにとって大切な妹です。
それはずっと変わらない事で、ずっとオレの心の中に在り続ける思いです。
夢の中で現れるリノについて、第百話で書きましたが、プロローグで出てきた実体験
の犬がモデルです。
あの子の事を思い出したのは、この小説を書くほんの数日前でした。
ホント、あの子が居なくなった時は寂しかったですよ。
毎日毎日、学校から帰ってきて探すも見つからず......
でも、そんなあの子の事もいつの間にか忘れてて......
あの子も、幸せになってたら嬉しいなぁ......
実際の所、思い出した時、あの子の生まれ変わりがリルだったんじゃ.....
とか考えたりもしましたが、実際の事はやっぱり分からんですな。
そして......エピローグは、オレの思いです。
どんな形でもいい、リルともリノ(あの時は名前を付けませんでしたが)とも、また会いたい。
例えば......みたいな......ね。
ともあれ、約5が月に渡る"オレと妹(犬)の過ごした大切な時間"を読んでいただき、
ホントにありがとうございました。
この小説が、読んでくれた方々の幸せな時間へと繋がったら嬉しく思いまするよ。
次回は......ネタがあればいきなり何かを書くかもしれませんが、
今の所はネタがないので、のんびり次回作をお待ちくださいませ。