プロローグ
初めまして、Gieと申します。
このお話は、半コメディー、半ファンタジー、半自伝的な、妹(犬)との大切な日々
のお話でございまする。
心がホッとできるようなお話にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしまするよ。
プロローグ
寒い寒い冬の日、沢山積もった雪の中で、僕は一匹の犬に出会った。
とても賢くて、雪のように真っ白で、目がクリクリで、とても人懐っこくて、
雑種だけれどもとても可愛い犬。
僕は学校から帰ってくると、友達と一緒にその犬と遊んだ。
僕達が走り出すと、楽しそうに追いかけてきた。
僕達が呼ぶと、嬉しそうに走り寄ってきた。
とても可愛くて、頭を撫でたり、抱きしめたり、頬擦りしたりした。
でも、その犬は突然、僕達の前から姿を消した。
"また明日な〜"と声を掛けて帰宅した次の日、その犬はいなくなった。
僕達はその犬の事を探して遠くまで歩いたりしたけれども、
その犬はどこにも見つからなくて、とても寂しかった。
泣かなかったけれども、とても寂しかった。
僕の中にずっと残ってた、可愛い真っ白な犬との、とても楽しかった、
とても寂しかった、キラキラとした大切な思い出。
ほんの1ヶ月の出会い、そして別れ。
......27年も前の、オレが小学2年生の頃のお話。
そして、その犬の事をいつの間にか忘れた頃、全く違う土地で、
オレは妹(犬)と出会った。
とても賢くて、雪のように真っ白で、目がクリクリで、とても人懐っこくて、
雑種だけれどもとても可愛い妹(犬)。
妹(犬)はオレ達家族と出会い、オレ達の家族になって、オレの可愛い妹になった。
運命の下で結ばれ、家族になったオレと妹(犬)。
他愛も無い、けれども、キラキラした、幸せな、なにものにも変えられない、
そんな大切なひと時のお話。
以上、プロローグでした。
このプロローグでの出会いのお話は、実際にオレにあった事です。
この出会いのお話は、これからのお話の伏線になっていきまする。
全部で何話になるか、次の更新がいつになるかは分かりませんが、
読んでいただけると嬉しく思いまするよ。