後書き(1)
友人A君(仮)が『人生なんて所詮迷路みたいなものだろう?』と言っていますが、まあ、まったくその通りと言わざるを得ない訳でして、皆一様に一度は人生の迷路という名の迷い道に立っていると思います。
『迷路』なんて意味不明な言葉でお茶を濁していますが、要は人生の選択路みたいなものと理解して戴ければ甚だ幸いです。
例えば今日の晩御飯は何にしよう、だとか。
今日、一体どうやって一日過ごそう、だとか。
大きい選択路では高校選び、大学選び、就職先選び何かも人生の選択路だったりします。
迷っている、と私が言い表しているのは、やはり皆それぞれの選択に関して時間を掛けて考慮したり等してスパッと道を決められる人は少ないからでは無いでしょうか。
とは言え中には何も考えずにスパッと道を決められる人もいるのでしょうが、やはりその道に進む前に時間を掛けて考慮していると考えるのが妥当でしょう。
迷路にも幾百、幾千の選択路があると同じように、やはり人生にも実に数え切れない程の攻略法(と言っても良いものかは分からないですが)があると思います。
しかし、迷路と違って人生はあれが正解だったのか、はたまた間違っていたのかは、具体的な答えが出ないのが、まあ面白いところなのかも知れません。