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『男装の令嬢は男になりたい』

作者:米糠
セリーナ・フォン・グレイヴ――幼い頃から男児として育てられたグレイヴ騎士爵家の一人娘は、「セリウス」と名乗り、跡取りとしての作法を身につけるべく父に従う。8歳のある日、父に連れられリヴィエール公爵家を訪れ、同年代の嫡男アラン・リヴィエールと初めて顔を合わせる。蒼い瞳と金色の髪を持つアランは、幼いながらも気品と余裕を漂わせ、セリウスはその美しさに心を揺さぶられる。男として振る舞わなければならない秘密を抱えつつ、二人は学問と剣術を共に学ぶ日々を送る。

公爵家での定期的な修練を通じ、セリウスは地理や名産品の知識を暗記し、木剣の稽古に励む。アランの巧みな剣技に挑み、倒れる度に手を差し伸べられながらも、心身を鍛え続ける。やがて二人の距離は自然と縮まり、互いに励み合う関係となる。

一方、南方の山岳地帯に口を開ける古代ダンジョンの噂が流れる。その最奥には性別を変える力を秘めた秘宝や魔道具が眠っているという。セリウスは内心で、自身の秘密を消すため、そしてアランに嘘をつき続けずに済むよう、ダンジョン攻略を決意する。剣と学問を磨き、信頼できる仲間を揃えて挑む覚悟を固めたセリウスは、アランと共に未知の危険に立ち向かう――少女でありながら、少年として、そして将来の騎士爵家の跡取りとしての運命を背負いながら。
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