イヤホンが……
はい、とかげです。はじめまして。
どうしても吐き出したくって、エッセイ初投稿しました。
会社でのお昼休みことです。私はお弁当を食べ終わると、いつものようになろうをチェックし、お昼寝タイムに突入しました。事務所のみんなも食事を終え、机につっ伏して眠っています。
私は普段、スマホで音楽を聴きながら休んでいるのですが、そこで起こってしまったのです。恐ろしいアレが。
そう——
『イヤホン接続不良』
あああああああああーーーーっ!!
曲がっ! 垂れ流しにぃぃっ!
ふと、音の聞こえ方に違和感を覚えてイヤホンを外したのです。するとそこには、変わらない音量を事務所に響かせている私のスマホ。
流れ続けるアニソン。
曲にあわせてにゃーにゃー鳴く女の子の声。
一気に噴き出す嫌な汗。
そう。イヤホンの端子がスマホのコネクタにうまく挿さっていなくて、聞いていた曲はスマホのスピーカーから流れていたのです。
周りには寝静まった同僚数人。知ってか知らずか反応なし。
一体いつからっ!? いやそれよりも、早く止めないとっ!
焦った私はとっさにスマホの電源を切る。事務所に静寂が戻る。でも全身の汗は止まらない。
誰もこっちを見ていないけど、スマホをいじって再びイヤホンを突っ込み平静を保つ私。イヤホンからは無音の曲が流れている。ああ、今の私にふさわしい。どうせ何も耳に入らない。
やがて昼休みが終わり、起きはじめる同僚。やっぱり何も言ってこない。
ええと、これは……。
気を遣われている? 一応、今いるなかでは私が一番の先輩だし。
でも、これはこれで嫌な想像が膨らんでしまい、落ち着かないのです。
なので、勇気を出して確認しました。
「お昼うるさかったよね。ごめん。イヤホンうまく接続できてなかったみたいでさ」
「あんまり気にならなかったよ。寝てたし」
——ああ、優しい対応ありがとう。話すだけで、少し楽になったよ。でも、心へのダメージが大きすぎて完全回復できなかったのです。
だから、この場で吐き出させてもらいました。
お読みいただき、ありがとうございました。
まあアニソンといっても、スロットの曲なのでセーフ。
とかげが聞いていた曲? 『リ○ライ⭐︎○ンデヴー』で検索してみて。いつまでも聴き続けられる幸せな曲に出会えます。
共感性羞恥に襲われた方、可哀想なとかげを癒したいと思った方、下のお星様をもらえると、とかげの心は回復できます。よろしくお願いします。