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よっつめの夜


信号が青になる。

一斉に交差点を渡りだす。俺も一緒に歩きだす。


「お前はどこかにいるんだろうか?…ファナ」


踏み出した一歩。その音が俺の耳にこだました。途端、踏み出した足の地面から多数の青い光。青い花びらのようなそれは飛び散ってきた。


「えっ!」


それは俺の周囲を囲み弧を描く。花のように舞いながら出来上がったその形はまさに、魔法陣と呼ぶにふさわしい。

それは目映い光を放ってそのまま俺は光の中に飛ばされた。


信号はまた赤に替わる。

彼を取り巻いていた青い光が

小さく散っていった。

そこにはもうリュウセイの姿はなかった。



交差点の人ごみの中。誰も知るよしもなくその場所から一人の人間が

…消えた。


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