第1話 春の国へようこそ
初めて小説を書いたので、不備があると思いますが、ご了承ください。
いつからだろう。
この春の国に桜が咲かなくなったのは。
春の国、通称「桜の国」には国の中心に大きな桜の木がある。
この木は、この世界ができた時からあり、不思議なことに年中その満開な花を見ることができるというのだ。
しかし困ったことに、120年前の世界戦争が起こった頃から、その美しい桜の木は途端に花を付けなくなった。
異常なことが起きたのは桜だけではない。今まで盛んだった農作物の収穫量が、どんどん低下していくのだ。
そこで国の長、「メイリナ・アレク」は考える。
未だ続いているこの戦争に、終止符を打つことを。
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水崎 旭日、18歳、引きこもり。そんな俺は今日もネトゲに没頭していた。
「あぁくっそぉ、また負けかよ。マジであいつチートだろ」
そんなことをブツブツ呟きながら、ふとパソコンの画面右下の時計を見た。
そこには、4:21と書かれていて、もう朝になってしまったのかと気づく。
ようやく眠くなってきた旭日は、そのまま布団に潜り込んだ。
そして、深い眠りについた。
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誰かの話声がする。よく聞き取れない。
なんて言ってるんだ?
だんだん眠りから覚めていき、意識がしっかりしてきた所で気づいた。
俺は一人暮らしだからこんな近くで話声が聞こえるなんておかしい。
それにここはどこだ?確実に俺の部屋ではない。
天井をぼーっと眺めていると、視界に天井では無いものが写った。
人だ。
2人居るぞ。それに、2人とも可愛い…!顔が似てるな。もしやこれは定番の双子かぁ!
そして、耳が長い。これはエルフか?
ってことは、ここは日本じゃない。いや、そもそも地球なのか?
「フッ、やけにレベルの高い夢だな。」
独り言を言いながらほっぺたをつねる。
あれ?めっちゃ痛い、おかしい。
これはもしかして…と頬がにやけてくる。
「ってことは、異世界召喚されたのかあああ!?!?」
叫びながらバッと勢いよく起き上がった。
何の変哲もないつまらぬ世界から救われた。そう思うと叫ばずにはいられなかった。
異世界召喚されたことに、あまり驚かなかった。
なぜかって?現実だからさ。
驚いたってしょうがないだろ。
驚くよりも先に、嬉しさの方が前にでる。
しかし、彼女達の方は驚いているようだった。
それに1人はめっちゃ構えてる…
「驚かせて悪かった。俺は水崎 旭日。アサヒって呼んでくれ。そんで、君らは?見た感じエルフっぽいみたいだけど。」
そう尋ねると、手前の構えている方が答えた。
「私はエル・アトウッド。お察しの通りエルフ族よ。そしてこっちは妹のメルだ。」
どうやらこの2人が俺のことを召喚したようだ。
「める達は~この世界一の召喚術式なんだよ~!でも~こんな弱っちそうなやつが召喚されるとはビックリだよ~!」
おい、可愛いやつかと思えば毒舌キャラですか。
「ちょっとメル!失礼じゃない。だいたい異世界人は凄いスキルを持っているらしいし、見た目で判断してはダメよ。」
あ、お姉さんかっこいい。
というか、俺にスキルなんてあるのか?
得意なことなんて1つもないし。
「ん~、確かにエル様の言う通りかもしれないから~そのスキル見してもらお~!」
エルもその言葉に頷く。
「じゃあアサくん!どうぞ~!」
「いやいやいやいや、どうぞって言われてもわかんねぇよ!どんなスキルなのかも使い方も知らねぇし。」
そういうと、姉上様の方は困った顔になった。
どうしたのだろう。俺別に当たり前のこと言っただけだよな?
そう思っていると、エルはため息をついた。
「仕方ないわね。ではメイリナ様に合わせるしかなさそうね。」
「えええ!危険すぎないかな~?どんなスキルかもわからないのにぃ!」
「わからないなら尚更よ。」
どうやら揉めているようだ。
それより、メイリナって誰だろう。
『 着いてきて。』
どうやら俺が考えている内に話がまとまったようだ。
双子は見た目が似てても性格はまるで違うんだな。
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「メイリナ様、例の人を連れてきました。」
「どうぞ。」
とても優しそうな声だった。
それにしても豪華なお屋敷だ。
2人に続いて中に入ると、そこは呼吸を忘れるくらい美しい部屋だったのだ。
そして、その部屋の真ん中にふわりと佇む1人の女性が。
それは、桃色に近い茶色のサラサラとした長い髪に、綺麗な赤色の瞳を持つ美しい人だった。
「ようこそ、我が春の国へ。」
もし何か不明な点があったり、感想があればコメントをして頂けると有難いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




