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第7話 ゴブリン戦

暑いのが苦手なので夏は苦手です。


~かなり変更しました~


前半部分を大幅カット。

カットした部分は、新第6話の冒頭にあります。

話の流れに影響はありませんが、事前情報の量が変わります。


突然の変更、申し訳ございません。


~以上~

 俺は今、ゴブリン集落から少し離れた木の裏に隠れている。

 ゴブリンは獣として鈍感な部類に入るようで、音さえ気を付ければ近づくことは簡単なんだそうだ。


「これ、集落っていうよりキャンプ?」


 ここから見た感じだと、複数のゴブリンが焚き火を囲んで座っている。

 そして、その周りには枝を積み上げただけの家らしきものが多数。


 これが集落と言うのなら、多分俺でも作れるぞ。


『ゴブリンに技術を求めるのは、人間に水中で暮らせと言っているようなものだ。それに、ゴブリン達は基本、洞窟や廃れた村なんかに住み着く。住処を自作してるだけ、中々レアな光景だ』


 遠回りにゼキエーレがゴブリンをディスっている。この世界でもゴブリンはバカの部類に入るのか。ある意味不遇だよな、ゴブリンって。


 だからと言って同情はしないし、これからする事に何の迷いもない。できる事なら、この集落を壊滅させたいとも思っている。


 それよりも、見たところゴブリンが10匹前後しか居ないことが気になる。

 ゼキエーレはざっと50匹と言っていた。他の数十匹は一体どこへ?


『おそらく狩りにでも出掛けているんだろう。丁度良い。さっさと片付けて帰ろう』


「よし、やるか!」


 依頼内容は10匹の討伐であり、数も近くゼキエーレの言う通り丁度いい。

 数が少なければその分危険も少なくなる。駆け出しの俺にはうってつけの状況だな。


「……なんだろう。ゴブリン達は何かを待っているような」


 焚き火を囲んでいるゴブリン達がソワソワしているのを見ていて感じる。


 恐怖ではなく、何かを耐えているような、我慢しているような感じだ。

 それが何なのかまでは分からないが、どうせ腹が減ったとかその辺だろ。


 今はそこまで大事なことではないはずだ。


「さて、俺の力を試させてもらおうか」


 剣と盾を異空間倉庫から取り出し、一番手前に見えていたゴブリンに向かって駆け出した。


 魔法を使うという手もあったが、剣を使った戦闘に慣れておきたい。ってことで、剣で戦おう。


『適当だな』


「悪かった、なっ!」


「グギャッ……!」


 俺の狙っていたゴブリンがいち早く俺の接近に気が付いたが、既に剣が首を胴体から切り離していた。

 短い断末魔を上げ、一匹目のゴブリンは絶命。


 異変に気付いた他のゴブリン達が武器を手に持ち俺を囲むように位置取った。

 グギャグギャ、と叫びながら俺を威嚇してくる。


 それでも、ゴブリン自体が小さい魔物なのであまり怖くない。

 武器は錆びた剣で、切れ味なんてクソ程なさそうだ。


 それも相まって、恐怖心は殆どない。


「切れ味が上がった?」


 ゴブリンを斬りつけた時、まるで豆腐を斬るように軽かった。

 引っかかりもなく、気が付けば首が飛んでいた。ゴブリンの方も驚いたろうが、俺も驚いた。

 これが、ただ剣を振るう攻撃とスキルによる攻撃の違いか。


 ここまでの差があるなら、もっとスキルレベルを上げても良かったな。


「次は……ファイアボール!」


 今度は火魔法を使ってみた。魔法に詠唱はないようで、ただ魔法名を口ずさめば発動するようだ。感覚に身を任せれば、無事に魔法を使える。簡単で素晴らしい。


 俺は火の玉を5つも出していた。無意識で出したので、どれだけ魔力を使ったのかは分からない。というか、火の玉1つ分の魔力自体を俺は知らないのだ。試し撃ちの前の試し撃ちしておくんだった。


 5つの火の玉はそえぞれゴブリンを狙って動き出し、避けきれなかったゴブリン達は爆発四散。火の玉がゴブリンに当たると爆発するとは思わなず、これもビックリ。


 結果オーライな部分もあり、残るゴブリンは後……6匹か。


『油断するなよ。お前はまだ弱い。少しの油断で持ってかれるぞ』


「脅すなよ!」


 危ない危ない。もう少しで俺の力がゴブリンに通じたと勘違いしそうだった。


「ギャギャッ……ギャ!」


「グギャ! グギャ! グギャギャッ!!」


 ゴブリン同士がお互いの顔を見て何か叫んでいる。会話、しているのだろうか。それ以前に、ゴブリンに言語という概念があるのだろうか。


 考え事は後にしよう。雑念が入ると、またゼキエーレの呆れられる。


『既に呆れてるけどな』


「うるさい。こういう時は黙っているのが常識だろうが!」


『そんな常識は知らん。さっさと終わらせろ。日が暮れるぞ』


「ったく、二回目の戦闘でさっさと終わらせろとか……分かったよ。ウォーターボール、それに、ファイアーボール」


 火の玉が3つ、水の玉が3つ、計6つ。水魔法の試し撃ちも兼ねて、全てのゴブリンを魔法で掃討する。剣のスキルも試すつもりだったが、ゴブリンには使えているのか分からない。


 もっと、もっと強い相手じゃないと感覚が分からないんだ。

 もっと強い相手を見つけてから、再戦としよう。


「「「「「「グギャァァ!?」」」」」」


 6匹のゴブリンに6つの魔法がぶつかりに行き、当たるとそのまま爆発四散。ゴブリン達は体が真っ二つになったり、上半身が吹き飛んだりして、6匹全てが絶命した。


 残ったのは俺ただ1人。ゴブリンを無事に全滅させ、依頼を達成した。


 数をちょっとオーバーしたが、多ければ多い程良いだろう。この世界で魔物は敵で、居ても迷惑でしかない存在だ。感謝されても、怒られることはない……と思う。


 依頼終了ということで、その場を離れようと踵を返そうとした時だった。

 視界の端に、妙なものが映り込んだ。

 藁で作られた家で木の陰からはでは見えなかったのだろう。


「この場所には地下がある」


 しかも、そこから何やら嫌な気を感じる。不穏な気配と言ったところか。


「ゼキエーレ、これって……」


『あぁ、分かる。強い、とても強い何かがいるな。どうする、私の息子よ』


 そんなこと聞く意味あるのかよ。俺の答え知ってくるくせに。


「行くに決まってるだろ」

そろそろ感想、いっとく?

はい、スイマセン調子乗りました。

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