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第21話 レベルアップと依頼

そろそろ新たな力を求めて、レベルアップ。

しかし、スキルの変化は微妙な模様。


今回から数話は、大地の竜の事後処理編となります。お楽しみに?

 おはよう、諸君。

 俺はあの惨劇から生きて帰ったぞ。


 しかし、俺はエリナを怒らせた自覚がない。


 ギルドでは心配をかけたせいと割り切っているが、自宅で襲われたのは知らんな。


 何かエリナの気に触ることをしたはずなのだが、俺にはそれが分からないのだ。


 ちなみに、クレアに聞いてるたら、

「私の口からは言えませんです」

 と言われてしまい、あえなく撃沈。


 そんなこんなで、俺は全治1週間という長い期間の療養を経て帰ってきたのだ。


 医者が言うには、重度の記憶障害があるらしく、一定期間の記憶が丸々消えているらしい。


 まぁ、消えてるから何を忘れたのかなんて知る由も無いからいいけど。


「さて、早速依頼を受けようか」


 俺はギルドの依頼掲示板の前でそう意気込んだ。


 実を言うと、俺はまだ家に帰っていない。


 帰りたくないわけではなく、ただやっと動けるしギルドにいるしで、ついでに依頼を受けよう。


 という、結論に至っただけだ。他意はない。


 しかし、ここで問題発生だ。


「稼ぎの良い依頼が何一つない。というか、依頼がない」


 依頼掲示板に貼ってあるものは数枚の依頼用紙だけで、他の依頼は全部なくなっていた。


「それは仕方ない事なんですよ」


「ん? お、アメリか。おはよう」


「おはようございます」


「それで、何が仕方ないんだ?」


 いつの間にか後ろに立っていたアメリに朝の挨拶をし、話を聞く。


「ソウマさんはこの町に今、何人の冒険者がいると思いますか?」


「……たくさん?」


「ふふっ、可愛らしい答えですが、あながち間違いでもありません」


 馬鹿にされた、わけではなさそうだ。


 しかし、とても恥ずかしい気分になった。


「今、この町には元々いた冒険者と、ドラゴン討伐のためにやって来た冒険者がいます。数で言えば、約2倍」


「2倍、か」


「はい。町にギルドは1つだけですので、全ての冒険者がここへと集まって来ます」


 あぁ、なるほどな。


「つまり、依頼の需要と供給のバランスが崩れたと」


「その通りです」


 そういう事なら仕方がない。

 今日は依頼を諦めるとしよう。


 俺はそう思って踵を返すが、アメリに止められた。


「こんな事もあろうかと、ソウマさん用に依頼を残しておいたんですよ!」


 アメリは元気よくそう言った。


 貴女、そんなキャラでしたっけ?

 もっとこう、クールビューティ的な雰囲気を感じたんだけど……。


「依頼はコレです」


 アメリは懐から1枚の紙を出すと、俺に見せるようにして突き出した。



〈隣町の復興〉

 ドラゴンに破壊された町は荒廃しきっている。

 しかも、それを復興させるにも人手が足らない。

 どうか我々に力を貸してはくれないだろうか。



「これを何故俺に?」


 そう聞くと、アメリはにっこり笑って答えた。


「ソウマさんに相応しいと思って」


 え、その言葉は受け取り方によってかなりの差があるですが?


「相応しいか?」


「はい! この町を救ったソウマさんだからこそ、この依頼は相応しいですよ」


 力強く言われてしまった。

 だが、俺には到底そうは思えないんだよな。


 それ以前に、あれがこの町を救ったというのも信じられない。


 結果としてドラゴンは倒したが、俺が負けてもリエルが倒しただろう。


 ぶっちゃけ俺ってそんなに強くないし。


「……あ、そうだ」


「どうかしましたか?」


「いや、ちょっと思い出したことがあっただけだ」


 強さで思い出したが、ステータスをまだ見てなかった。

 丁度良い機会だし、今のうちに確認しておこう。


 俺はアメリに適当な理由を言って一旦その場を離れた。


「さて、どんな感じになってるのかな」



 ―――――――――


 ソウマ・ゼキエーレ

 状態:骨折癖


 LV28


 HP 3776/3776

 MP 1607/1607

 STR 64(+45)

 DEX 49(+34)

 VIT 59(+50)

 INT 63(+40)

 AGI 49(+39)

 MND 51(+42)


 スキル

 【異空間倉庫】【神の加護】【転生】

 【片手剣使いLV2】【盾使いLV1】【身体強化・弱】【観察眼】【良目】【火魔法LV1】【水魔法LV1】【ドーピングLV1】【邪気】【暗黒魔法】


 スキルポイント

 残り:45


 ―――――――――



 おぉ! かなりレベルが上がってるじゃないか!!

 ステータスも各所、それぞれイイ感じに育ってきている。


 というか、骨折癖ってなんだよ!?

 まさか、エリナにやられたあの拷問のせいか?


 ま、まぁスキルポイントも45と溜まりに溜まっている。

 スキルは選び放題だな。


 ふっふっふ、これは自然と笑みが零れてしまうな。


 俺はしばらくの間スキル選択に時間を費やした。

 アメリには事前に「戻るのに時間が掛かりそうだから待ってなくていい」と伝えておいた。

 ずっと待たせる程俺も鬼じゃない。


「さぁ、選びますか」



 ―――――――――

 獲得可能スキル

 ・風魔法:10p

 ・土魔法:10p

 ・雷魔法:20p

 ・回復魔法:15p

 ・神聖魔法:30p

 ・竜砲:10p

 ―――――――――



 目新しいものは……りゅ、竜砲があるじゃないか。

 あれってスキルで覚えられるのかよ。


 いやまぁ、覚えないけど。

 あんな隙が見え見えで、威力が高いだけの技は俺には似合わないだろ。

 どうせ口から出すんだろ? 知らないけどさ。


 う~ん、これだと取りたいスキルはないかなぁ。

 今すぐ必要なスキルもないし、どれも必要ポイント高いんだよ。


 しいて取るなら、回復魔法くらいか?

 あ、雷魔法とかもロマンを感じる。主人公っぽい魔法だ。


「ん? そうだよ、別にスキルを取るだけがポイントの使い道じゃなかった」


 俺はあることを思い出し、再びステータス画面を表示した。


「スキルは取るだけじゃなく、レベルを上げることだってできるんだよな」


 とはいっても、何をレベルアップさせたらいいのやら……どれもこれも良いスキル過ぎて迷う。


 そう思いながらスキルを1つずつポチポチしていると、【良目】もレベルアップできることに気が付いた。

 しかしそれは、レベルアップではなくスキルアップ(・・・・・・)と書かれていた。


【良目】→【見切り】:必要スキルポイント 10


 ふむ、見切りとはあれか、相手の動きを見てそれを避けるとかそんな時使うヤツか。


 これは便利な上に、後々役にたつ可能性が高い。

 取っておいて損はなさそうだな。


 ポチッと。


 俺はスキルポイント10を支払い良目を見切りにスキルアップ!


 これでより一層戦闘が楽に……なるよいいなぁ。


 そんなことを切に願いながら、俺はステータス画面を閉じてアメリの所へと戻った。


「悪いな、急に話を中断してしまって」


「いえ、大丈夫ですよ。それで、ご用事は済まされたんですか?」


「あぁ、何も問題はなかった。さて、用事も済ませたし、依頼についてだが……」


「受けてくださいますか!?」


 机をよじ登ってくるんじゃないか、というくらい前のめりに迫ってくるアメリに圧倒され一歩後ろ下がる。


 この光景、なんだかデジャブ……いや、デジャブを感じることにデジャブを感じる。

 何を言っているのか、俺でも分からん。


 一旦アメリを落ち着かせ、話に戻る。


「依頼は受ける。だが、その依頼は先着1名ってわけじゃないだろ? 他に何人来るんだ」


「?…‥ソウマさんお1人ですが」


「は?」


 おっと、思わず素が出てしまった。

 聞き間違いだよな、俺1人で町の復興を手伝えとか。


「ですから、1人用なんですよこの依頼は!」


「はぁ!? たった1人で何しろって言うんだコンチクショウが!」


 町の復興ってあれだろ!?

 崩れた建物の撤去とか、潰された道の舗装とか、そんなことだろ?

 それはたった1人の冒険者が加わったところで、何になるっていうんだ。


 冒険者と言っても、Sランク以上はただの人だぞ。


「あ、それとソウマさん」


「何だ」


「Aランク昇進、おめでとうございます! これが新しいギルドカードになります!」


 アメリは満面の笑みでそう言いながらギルドカードを渡して来た。


 俺はアメリからカードを受け取りながら反対の手で顔を覆い、頭い痛いのポーズをとる。


 続けてアメリが古いカードを返せと言ってきたので、それも大人しく従った。


 はぁ、頭痛い。


「……なぁ、アメリ」


「はい? あ、それとドラゴン討伐における報奨金が1週間以内に届くと思います。金額は、えーっと確か1千万テルでした! スゴイですね。流石英雄!!」


「おま……」


さらっと後付けで重要なことをぶっこんで来るんじゃない!

君はもうちょっと賢い子だと思っていたよ。


「そういうのは、先に言おうな……?」


「すいません、ソウマさんがギルドに来たのが嬉しくて」


「……はぁ~」


 なんでそんな可愛らしい事言うんだよ。

 許しちゃうだろこのやろー。


 俺はアメリに軽く、かるーく注意しただけで、後は何もせず依頼を受けてギルドを出た。


 その際、アメリがジッとそれのことを見て来て一言「何もさそうです」と呟いたのが気になった。


 がしかし、もう俺はギルドを出てしまっている。

 今更戻って、今さっきのなに?、なんて聞きに行くのも恥ずかしい。


「さぁて、行きますか。隣町」


 剣を取り出し、腰に下げる。


 予め剣を取り出しておくことによって、このスキルを知らない人間が周りに居ても戦闘できるという頭のいい戦法だ。


「あ、その前に寄るところがあったな」


 俺は装備の強化を目指し、防具店へと足を進めた。

流石イゾア!一気に25レベルアップだぜ!!


そろそろ人物紹介を入れるべきかな……?

もう少し人が多くなったら、お茶を濁しにかかると思います。

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