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老い耄れ勇者の隠居譚  作者: 徳傳惣吉
21/24

遺跡潜入作戦

堕天使のいるであろう小島にいくバーノ達…

策を考えた…

バーノ達はギルドや堕天使の隠したがる真実を

暴こうと模索していた…



バーノ「ふぅむ…どうしたものかのぅ…」



ムート「今回は休戦だから…協力するよ…でも…

昼間だったら直ぐに見つかってしまうしね…」



ミラト「…誰かが手引きをした上で乗り込まないとねぇ…」



ミール「にゃ~ん…どうしたらいいんでしょうね…」



バーノ「なぁに…こういうものは奇をてらうというのはあまり良くねぇ、ベターな方がえぇのさ。」



バーノ「まぁ…ベターといっても知らなきゃあどうにもならねぇ…まぁ、耳を貸しておくんねぇ。」



それからバーノは三人の女性に作戦を説明した…



次の日の朝…



ムート「ねぇ…バーノ…本当に上手くいくの?」



バーノ(あぁ、勿論の事よ…でもきついな…)



バーノ達がどこに入っているのか…それは樽の中だ…酒臭くないのが幸いであろう…



ミラト(バーノと一緒…バーノと一緒…)



ミール(流石に三人はきついです…)



渡し船の船員「あれ…姉さん…その樽は?」



ムート「あぁ…これ?あそこで取れる海水を

煮詰めて塩にするのに持っていくの。」



渡し船の船員「ふぅん…確かにあそこの海水は

マイルドな塩味だからね…わかるよ、さぁ乗っとくれ…。」




バーノ達は船に揺られて30分…南の小島に着いた。



渡し船の船員「この島で泊まるならここから少し行った塩取り漁師用の小屋があるからそこに泊まったらいいよ。」



ムート「有り難うございます、あと…ここには遺跡があるって聞いて来たんですけど…。」



渡し船の船員「あぁ、あるよなんでも大昔にあった

王国の祭事を司っていた場所らしいね。」



ムート「…それで…その王国は?」



渡し船の船員「なんでも海の神様の怒りに触れて

沈められたらしい、住んでいた人々は全員無事だったそうだよ、大体…500年前くらいになるのかな。」



ムート「それで…その人達はどうなったんですか?」



渡し船の船員「あぁ、人々はこの浜辺にたどり着いて、集落を作って暮らしだしてね、それが今のトラムだよ、もっとも…混血が進んだから昔の人々の

血は薄くなってきたけどね…」



ムート「…そうだったんですか…すいません、長々と…」



渡し船の船員「いやいや、良いんだよ、また船に乗るときも話そうじゃないか…」



ムートは久しぶりに満ち足りた気持ちになった…


樽の中に入り島に入ったバーノと若妻二人、

潜入作戦開始!

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