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老い耄れ勇者の隠居譚  作者: 徳傳惣吉
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謎の館

人助けで嬉しい気持ちになった後…宿を探すのに歩いていたら綺麗だが不気味な雰囲気の館に出会った…

バーノはチンピラ冒険者を説教して、女冒険者二人にお礼を言われていた…。



女冒険者2「助けて頂いて…本当に有り難うございます。」



女冒険者「もし貴方達が来ていなかったらと思うと…。」



バーノ「いやいや、困った時はのお互い様じゃて、

さて…そろそろ行くかのぅ…。」



女冒険者「あ、待ってください…お礼を…」



ミラト「貴女達の優しい気持ちで充分よ…」



バーノ(儂のセリフ…)



ミール「さよ~なら~」



冒険者&2「さよなら~」




それから三人は長い道を越えて、国境近くの谷まで

来た…



バーノ「なぁんじゃ…あともう少しで夕方か…そろそろ宿を取らんとのぅ…。」



ミール「この辺りには人家はありません…後もう少し行けば国境近くの宿屋が数件ありますが…」



ミラト「う~ん…あら?彼処に灯りが見えるわよ?」



ミラトの指差した所には立派な屋敷があった…



バーノ「儂の屋敷と同じくらいの大きさじゃな、

多分金持ちか、この辺りの領主じゃろう、一応頼んでみるか。」



バーノは屋敷の前で声をあげた…。



バーノ「申し訳ないが、泊めては頂けないか!?

なにぶん女性二人を野宿させるのは男の恥じゃ!

頼む!」



ギイイイッ…



???「どちら様でしょうか…」



バーノ「おぉ、これは失礼、儂はバーノと言う年寄りで、この二人は儂の妻ですじゃ。」



???「申し訳ありませんが…今は…」



???2「プロトー!どうしたのです?」



その声の主は髪が長く、少し黄色みがかった髪色で、ゆったりとしたドレスも甲斐なく、素晴らしいボディであり、鼻眼鏡をかけている…瞳はブラウンだ…



プロトー「お、お嬢様…」



???「お客様がひもじそうにしていらっしゃる

のです…早く中にいれて差し上げなさい。」



プロトー「は、はいっ畏まりました…ささ、お客様どうぞおはいり下さいませ。」



バーノ「これはこれは…お嬢様…なんと有難いお言葉…。」



ミール(……怪しい…)



ミラト(…なんか変だわ…)



三人は屋敷の中に入った…。



バーノ「おぉ…これは素晴らしい内装ですなぁ…

儂の家にも欲しいくらいですわい…。」



???「あら…貴方様も?」



バーノ「え、ええまぁ…ははは…。」



バーノは不思議な女性の前でたじたじであった…

屋敷に宿を求めて尋ねれば、出てきたのはうら若き女性と壮年の執事であった…

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