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灰の魔法使い  作者: 遥夕
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プロローグ #1 全ての始まり

はじめまして!遥夕といいます。初投稿かつ、初心者ですが、自分の創作を皆さんに広く知ってもらえるように、自分の文章力をこき使って頑張っていきますのでよろしくお願いします!!

夏がきたと言わんばかりにセミが煩く鳴いている。若葉が日の光に照らされて生き生きと青く輝き、緑に染まった森一人立ち尽くす。もう、動けない。体から溢れ出す魔力(マナ)も止められず、口から漏れ出す知らない言葉も止められない。自分の無力さがひしひしと伝わって涙がこみ上げてくるけど、それさえ掻き消す異様なまでの吐き気に、脱力感。意識なんてもう殆どなくて、そんな中見えたのは私から広がる白。やがて目に映る景色が全て死んでいって灰になって。まるで、宛のない暗闇に一人放り出されたような……いやしかしそれは。ーー元からなのかもしれない。


誰かにこの声は届くかな。音にならないこの叫びが。


❀✿❀


「おやおや……」

多くの血が流れた…とは違うそんな悲惨な状況がここにあった。息絶えた白い植物たちが、死ぬ直前の形でとどまっている。そんな白い世界の一つに触れてみれば灰となって崩れ去り、静寂がまた森を包む。しかしそんな中で息をするものが2人、私と……あの子。

音を立てないようにそっと歩み寄る。

「ああ…そうか、もう始まっているのね」

またしても一歩遅かった。全く自分が情けない。


祈るは終結。願うは幸福。惜しむは別れ。そして、




ーー銀の刃を少女の心臓へ振り下ろした。







見直しているつもりですが、誤字脱字、変換ミスがあったらTwitter等にて教えて教えて下さい。

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