制裁の時。
初登場で、急にだから
あんまり印象が残らないだろうけど、
まぁ、少しはスカッとするようにしました。
今回は展開がきゅうになってしまいました。
入ってきた男は開口一番こう言った。
「うらぁ!客だ!さっさと接客しやがれぇ!」
ずいぶん典型的だなぁ。
いやいや、そうじゃなくて、
ていうか、さっきまで俺があんな感じ
だっただろうから、なんか見てて面白いな。
みんなは、なんかささやいてるな。
[おい、あいつAランク冒険者のジグルバ
じゃね?]
なるほど、だからみんな迂闊に動けないのか。
【王よ、】
マモンが命令を待っている。
(まだ動かなくて良いさ。)
とか言いつつ俺は魔法創造に取りかかる。
無音で、相手に無力化の攻撃を与える技。
イメージ、イメージ。
よし!名前は、そうだな。
コ⚪ンの麻酔針だ!
あれ?できない?なんで?
ちょっだれか教えて、魔法創造をつけたのは、
たしか、リアラだ
リアラー、おーい{おー、呼んだー?}
思ってたより早いな。なんか魔法創造
できねぇんだけど?
{おー、問題だなー。名前何にしたー?}
え?コ⚪ンの麻酔針だけど?
{どーかんがえてもー、それが問題だなー}
は?なんで?コ⚪ンの麻酔針になんの問題が?
{著作権だなー}
メタイハナシスルナヨ!?
{ペナルティでー、
3日魔法創造できないぞー?}
まじか、そしてペナルティ思ってたより
短いし軽い!
{それじゃー今からお昼寝の時間だからー、
またなー}
お昼寝って、マジで子供かよ。
まぁいい。しかたねぇ。
魔法で攻撃してきたら暴食で魔法を食おう。
そういや、魔法を司りし者っていう
称号、いったいどんな称号だ?
≪魔法を司りし者≫
魔法の制作者から権限を剥奪し、
操作することができる。
なるほど、そういうことか。
よし、魔法を放ったらその魔法を
ぶつけてやろう。暴れまわるなら、
幸い、俺は武術の達人だし、
武の心のおかげで、スキルの武術もEXだし、
ねじ伏せれるだろ。
ミーナが接客をしている。
「なにいってんだ!俺はお前らの
安全のためにはたらいてんだぞ!
タダだタダ!当然だろうが!」
「いや、でも、こ、困りますぅ」
俺の時自分からただです!はい!とか
いってたわりに、頑張ってんな。
「さっさとしろやぁ!!」
ジグルバの剣が赤い光を帯び、
ミーナへと襲いかかった。
ミーナは死を覚悟して目をつむった...
が、それは訪れなかった。
やつが剣を振る瞬間、暴食で魔法を食べ、
剣をいつかの盗賊にいただいた剣で
おさえた。
マモンはスキル、風切りの爪の
用意をしていた。
「やめとけ、おっさん。」
「ぐっ、なんだてめぇはこらぁ!」
ジグルバのレベルは93で、
攻撃力などのステータスは3000を越えている。
だが、こちらのほうが何枚も上手だ。
名前:ジグルバ
レベル:93
職業:A級冒険者
犯罪履歴:カツアゲ・強盗殺人・強制無料宿泊
ステータス省略します。
スキル:索敵7・魔法剣9・波動剣4・
武術3
固有スキル:攻撃回数+1
魔法:火魔法・土魔法
攻撃回数+1は、どうやらいちど切ったら
二度切れるというもののようだ。
有能だ。頂こう。
強欲スキル発動。
波動剣・4魔法剣9・攻撃回数+1
を奪った。
「くらいやがれぇ!波動剣!」
しかし、俺が波動剣をいただいているので、
何も起きない。
「どうした!なんで何も起きない!
波動剣!波動剣ッ!波動剣ンンンンン!!!」
「やかましい。マモン!」
【承知した】
マモンが風切りの爪で、
両腕を切り落とした。
マモンのステータスには、
表示されないだけで、俺の加護による
ステータス補正がかかっている。
ジグルバが剣で防ごうとしたが、剣ごと
切ってしまった。
「ぎゃあああああアアアアァァァァヴぅぅ
ぅ!イダイイダイイダイ!イダィィィィ!!」
こいつは犯罪履歴に強盗殺人が
ついている。俺は、ジグルバにむかって、
冷たくいい放った
「たとえA級冒険者でも、無実の人を殺して
いれば、必ずしも制裁の時が来る。
お前の強欲さが、どれだけの人を殺したん
だろうな。」
俺は残った二つの足を
波動剣で切り落とした。
「あ、アァ、タスケ、助けてぇェェ!!
イヤダイヤダイヤダアァァァァ!!」
現在、ユギトは憤怒の力で魔力を
高められている。そこに傲慢の力も加わり、
功、防、魔力が上がっている。
魔力に関しては、合計110%上がっている。
今このとき、魔法を使えばとんでもない
ことになる。
だから俺は魔法剣をつかう。
彼が何人も殺してきたであろう魔法剣で、
せめて被害にあってしまった人々が、
少しでも報われるように。
ユギトは、剣に魔法を宿し、
今だ何やらわめいている男の首に、
ゆっくりとだが確実にしとめるように
その刃を首におとした。
どうでした?