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現実

現代人

掲載日:2016/05/04

自分を大事にできない僕は人を大事にできないし、


一つのことを頑張れない僕は何も頑張れないし、


人に対して黒いものばかり抱いている僕は人から黒いものばかり抱かれていて、


そして何より僕は醜く汚いものだ




だけど毎日ヘラヘラ笑って、


たくさんの嘘をつきながらのらりくらりと楽なものを選び続けて、


そして空っぽに程近いものになった時、


そんな僕にも優しくしてくれるものがあると気づく




その人の為なら何かをしてあげたいと思える一方で、


それ以外はむしろ加速度的にどうでもよさが増していって、


それなのになんでかたまに綺麗事を思いついたり、


夢なんて麻薬で自分を誤魔化したり、


結局いつも結論を先伸ばしにし続けている




僕は周りの環境が僕をこんな風にしていると言い逃れしたくなる


けれど、そんなことに意味がないのはわかっている


だって本当にそうなのなら、環境を変えればいいだけだから




そうしないで苦しい苦しいと嘆き続ける僕は、一体何者なんだろうか




誰か僕を可愛がってほしい


だけど可愛い僕じゃない


僕は誰かを可愛がりたくもない


そんなやつを可愛がる物好きはそうそういない




誰か僕に尽くしてほしい


だけど尽くされる何かを持ってはいない


何を出されても心の底でいやに感じる僕は、何をもらってももらったことを清算しなくてはならないと強迫観念にかられる


そんな僕は誰かに本当の意味で尽くせないし、


そんな僕だから誰にも尽くしてもらえないんだ




できないことはしてもらえない、ということを、たくさんたくさん痛感した人生だった


僕は結局のところ、今までの人生で何ができたのだろうか


ハードルを下げれば幾つかの自己満足はあった


けれどそんなもの、上等なオナニーみたいなもので、同性の気の知れた友達にくらいしか話せるものじゃない


話しても相づち程度に「へぇすごい」と言われるばかりだ


あるいは、自分よりも下等な誰かに話せば、きちんとすごいと言ってもらえるだろう


そんな考えをする自分こそ下等だと、よくわかっている




自分の部屋から日常に出ると、顔に貼りついた笑顔が取れなくて困っている


これは病気みたいなもので、そうしていると人に好かれも嫌われもしないからだ


多少気に入らないと言われる時もある


ただ今のところさしたる被害は数えられる程度にしか受けていない、そう考えれば、きっとまだ良いほうなのだろう




いつもいつも何かに怯えてビクビクしながら過ごしている


僕は小さく弱い生き物だが、人はそんな風には扱ってくれない


だって図体ばかりは人並みに大きく、小賢しいことに口が立つ


僕はその軋轢に苦しんでいる


ただそればかりの日常である




現代人の多くが、そんなものなのだと思う





僕はうんこですウヒィ。せめて笑ってやってくださいウヒィ。ウヒィウヒィウヒィ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 飾り気のない、正直で不器用な言葉が、心を写すように現れているように感じました。うんうんって、読み手の心届く言葉だと思います。
2016/05/04 07:16 退会済み
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