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異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる  作者: 往復ミサイル
最終章 揺り籠の守護者たち
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籠城戦


 双眼鏡の向こうに、真っ白な戦車の群れが見える。T-90を思わせる外見の白い戦車の群れは砲塔の上に真っ白なホムンクルスの兵士たちを乗せて、タンプル搭へと進撃してくる。


 岩山の上や内部に設置された要塞砲が立て続けに火を噴き、灰色の砂で覆われたカルガニスタンの砂漠に巨大な火柱を大量に生み出す。巡洋艦や戦艦の主砲に匹敵するほどの口径の要塞砲に穿たれた戦車がタンクデサントしていた歩兵もろとも吹き飛び、灰色の砂漠の上にピンク色の体液や紫色の肉片をばら撒いた。


 無数の戦車部隊の上を、大量の白いドラゴンの群れが通過してくる。一見するとダンジョンで目にするドラゴンに見えるけれど、そのドラゴンたちの眉間からは白いホムンクルスの上半身が生えており、輪廻が製造したホムンクルスの一種だという事が分かる。


 巨大な翼に爆弾をぶら下げたドラゴンたちが、タンプル搭へと殺到する同胞たちが機関砲やミサイルで撃墜されているというのに、そのままタンプル搭へと肉薄して爆弾を投下していく。岩山の上に搭載された速射砲が火を噴き、投下された爆弾とドラゴンをあっという間に迎撃するけれど、速射砲や機関砲がドラゴンに牙を剥いている隙に他のドラゴンが肉薄し、砲塔や機関砲を放っている射手を無数の牙が生えた巨大な口で齧り取っていった。


 双眼鏡から目を離し、傍らに立てかけておいたOSV-96に手を伸ばす。このOSV-96は使用する弾薬を12.7mm弾から14.5mm弾に変更し、銃身を延長して弾速と射程距離を確保した”テンプル騎士団仕様”のOSV-96だ。銃身が延長されたことによって重量はさらに増加し、扱い難い銃になってしまったけれど、かつて対戦車ライフルの弾薬として猛威を振るった14.5mm弾を、超遠距離の標的に立て続けにぶちかます事ができる恐るべき対物アンチマテリアルライフルである。


 隣で双眼鏡を覗き込んでいたノエルちゃんが、無線機のスイッチを入れてから要塞砲の砲手たちに通達する。


「敵部隊、右翼が突出中。砲撃を右翼に集中せよ。繰り返す、砲撃を右翼に集中せよ」


『了解。照準を修正中』


 ノエルちゃんが砲手たちに報告するのを聞きながら、近くに置いてあるケースの中から紫色のラインが描かれたでっかいマガジンを取り出す。それをOSV-96に装着してからコッキングレバーを引き、射撃準備を終えてからスコープの蓋を開けた。


 紫色のラインが描かれたマガジンに装填されているのは、14.5mm劣化ウラン弾である。


 ホムンクルスは調整を受ける度に遺伝子が不安定になっていくため、放射性物質の影響を受けると治療魔術を使って回復する事ができなくなるという。とはいってもあのホムンクルスたちは戦闘の継続ができなくなれば自爆するように調整されているので、この劣化ウラン弾で撃ち抜いたとしてもすぐに自爆してしまうだろう。


 けれども、俺が標的にするのは歩兵や戦車ではない。


 呼吸を整えつつ、でっかいT字型のマズルブレーキが取り付けられた銃口を夜空へと向ける。


 赤黒い夜空の中では、制空権を確保した無数のホムンクルスたちと、タンプル搭から出撃した航空隊が死闘を繰り広げていた。喜ばしい事に敵のパイロットよりもテンプル騎士団や殲虎公司ジェンフーコンスーのパイロットの方が圧倒的に錬度が高いらしく、航空隊の戦闘機たちは次々にホムンクルスのF-22やドラゴンを撃墜していく。


 だが、敵の数が多過ぎるせいで、爆弾をぶら下げて空爆してくるドラゴンたちを食い止めきれていない。


 急降下してくるドラゴンのうちの1体に照準を合わせ、目を細める。ダイナモ作戦の際にホムンクルスのドラゴンと交戦した兵士の話では、あの白いドラゴンは中距離であれば7.62mm弾で外殻を貫通して撃墜する事ができたという。だから7.62mm弾よりも強烈な貫通力を誇る14.5mm劣化ウラン弾ならば、遠距離から狙撃しても撃墜することはできる筈だ。


 急降下してくるドラゴンの眉間から生えたホムンクルスの上半身が、接近してくる敵を迎撃するために装備していたのか、AK-47に似た白い銃を乱射してくる。けれども、残念なことにアサルトライフルの射程距離外だ。アサルトライフルで猛威を振るいたいのであれば、もっと距離を詰めなければならない。


 息を吐くと同時に、隣で敵部隊を観測していたノエルちゃんがハーフエルフの長い耳を塞ぐ。


 トリガーを引いた瞬間、T字型のマズルブレーキからアサルトライフルよりも獰猛なマズルフラッシュと反動リコイルが産声をあげる。


 14.5mm劣化ウラン弾が、真っ白なドラゴンの眉間から生えていたホムンクルスの上半身をあっさりと木っ端微塵にし、そのまま首を覆っている外殻を貫く。首の骨を貫いた14.5mm劣化ウラン弾は容赦なく内臓を捥ぎ取ってから腹の外殻を突き破り、灰色の砂漠へと落下していく。


 ぐらりと純白のドラゴンの巨体が揺れ、そのままぐるぐると回転を始める。夜空にピンク色の体液を撒き散らしながら高度を落としたドラゴンは、灰色の砂漠の上に墜落してから自爆し、ピンク色の炎を生み出した。


「撃墜」


 次の標的を狙うとしよう。


 岩山の上に設置された速射砲や機関砲が火を噴き、空爆するために接近してくるホムンクルスたちを粉砕していく。


 標的にするドラゴンは、弾幕の薄い部分を突破しようとしている間抜けにしよう。


 ドラゴンの頭に照準を合わせ、またしてもトリガーを引いた。マークスマンライフルやスナイパーライフルとは比べ物にならないほど大きな反動リコイルが産声をあげ、銃口から躍り出た14.5mm劣化ウラン弾がドラゴンの頭を穿つ。外殻もろとも脳味噌を撃ち抜かれたドラゴンが、がくん、と頭を大きく揺らし、脳味噌の破片を傷口からまき散らしながら落ちていく。


 呼吸を整えつつ、一旦スコープから目を離す。


 上空でF-22と戦っていたスオミ支部の純白のグリペンが、ホムンクルスのF-22が放った機関砲に蜂の巣にされて墜落していく。パイロットが無事に脱出してパラシュートを開いたのを確認してから、唇を噛み締めてもう一度スコープを覗き込んだ。


 くそったれ………!


『ゴォォォォォッ!!』


「ブービ君、2時方向!」


「ッ!!」


 隣にいるノエルちゃんが、装備していたステアーAUGでフルオート射撃を始める。彼女が射撃を始めた方向に大急ぎで銃口を向けると、1体のドラゴンが口から紫色のブレスをぶちまけながら、こっちに突っ込んでくるのが見えた。


 ノエルちゃんが持っているステアーAUGに装填されているマガジンの中身は、小口径の5.56mm弾。小型の魔物や人間の兵士が相手であれば非常に有効な弾薬だけど、強靭な外殻を持つドラゴンや大型の魔物を相手にする場合は威力不足としか言いようがない。


 案の定、彼女の射撃は何発かは着弾しているようだけど、外殻に弾き飛ばされているようだった。


 レティクルをドラゴンの口の中へと合わせ、トリガーを引く。口の中から溢れ出ている紫色の炎を突き破った劣化ウラン弾は、そのまま口の中に生えている舌を撃ち抜いて喉を貫き、接近していたドラゴンを絶命させてしまう。


「ありがとう、ノエルちゃん」


「どういたしまして」


 彼女に礼を言ってから、レティクルを弾幕が薄くなっている場所へと向ける。


 この戦いに勝つことはできるのだろうか?


 赤軍は既に要塞どころか最終防衛ラインも放棄しており、撤退した部隊は補給を済ませて籠城戦の準備を終えている。対空兵器や航空隊が次々に敵機を撃墜しているけれど、航空隊や弾幕を突破したドラゴンたちが我が物顔でタンプル搭に爆弾を落とし、歩兵をブレスで焼き尽くしている。


 ウィルバー海峡ではまだ海軍が奮戦しているらしいけれど、天空都市の猛攻で虎の子のジャック・ド・モレー級戦艦が何隻も撃沈されているという。もしウィルバー海峡の突破を許せば、敵は河を上ってタンプル搭に肉薄し、海兵隊を上陸させてくる事だろう。


 もしホムンクルスの海兵隊が上陸すれば、籠城している守備隊は拠点の内側からも挟撃されて確実に全滅してしまう。


 防衛戦の準備をしている時に配備されていた無数の歩兵や兵器を思い出しながら、歯を食いしばる。


 カルガニスタンを防衛するためにこれでもかというほど軍拡を進めて兵力を増強し、決戦兵器も投入したというのに、最終防衛ラインの突破を許すとはな。


 ちらりと隣にいるノエルちゃんを見てから、もう一度スコープを覗き込む。


「ノエルちゃん」


「どうしたの?」


「俺さ……防衛戦が始まる前に、君を強引に潜水艦に乗せて逃がそうかなって思ってたんだ」


 正直に言うと、居住区の俺の部屋にあるベッドの枕の下には、対魔物用の強力な麻酔薬が入った試験管を隠している。魔物を生け捕りにするために用意したものではなく、ノエルちゃんを眠らせるために研究区画の技術者に依頼して調合してもらった特注品だ。


 キメラは魔物の遺伝子も併せ持つ種族だから、普通の人間用の麻酔薬では効果がない。魔物の遺伝子を持つ彼女たちを眠らせるためには、魔物用の強烈な麻酔薬を用意しなければならないのである。


 それで眠らせて、ノエルちゃんを潜水艦に乗せて逃がそうと思ってた。


 この戦いに参加すれば、間違いなくホムンクルスに蹂躙されることになる。だからノエルちゃんを民間人と一緒に海底神殿に避難させて、レジスタンスの指揮を執ってもらおうと思っていたんだ。彼女は優秀な暗殺者だし、あのモリガンの傭兵の娘だ。避難した負傷兵や民間人たちはきっと彼女に従ってくれるに違いない。


 隣で潜望鏡を覗き込んでいたノエルちゃんは。ぎょっとしながら俺の方を向いた。


「…………本当なの?」


「本当だよ。君を眠らせるために、特注品の麻酔薬も用意した。…………でも、ノエルちゃんを眠らせて勝手に潜水艦に乗せて逃がしたら怒るよね?」


「当たり前だよ」


 双眼鏡を岩の上に置いたノエルちゃんは、そう言いながらスコープの付いたモシンナガンを拾い上げる。搭載したバイポッドを展開してスコープを覗き込んでから、ノエルちゃんはそのライフルで岩山へと押し寄せてくる敵兵を狙撃し始めた。


「ブービ君、私は戦える。弱い女じゃないわ」


「分かってる。だから麻酔薬は使わなかったんだ」


 部屋に戻ったら、あの麻酔薬は処分しよう。


 この防衛戦に参加すれば、もしかしたらノエルちゃんが死んでしまうかもしれない。けれども、ノエルちゃんはとっても強い女の子だ。それにタクヤたちがサーバーを停止させてくれるまで持ちこたえれば、彼女を守る事ができる。


 だから賭ける事にしたんだ、タクヤたちに。


 頼むよ、タクヤ。


 天空都市に突入した団長たちのことを思い出しながら、俺はトリガーを引いた。












「撃ちまくれぇッ!!」


 仲間たちに叫びながら左手でキャリングハンドルを思い切り掴み、マドセン機関銃のトリガーを引く。大穴の開いたゲートの向こうから押し寄せてくるホムンクルスの真っ白な兵士たちを7.62mm弾が容赦なく撃ち抜き、ズタズタにしていった。


 ゲートの後方で待ち構えていたスオミの里の兵士たちも、積み上げた砂袋の陰からRk-95を突き出してトリガーを引き、7.62mm弾でホムンクルスの兵士たちを撃ち抜いていく。ホムンクルスの兵士たちは手に持ったAK-47みたいなライフルで撃ち返してきたが、まだ里の兵士たちや他の守備隊に被害は出ていない。


『兄貴、撃つぞ!』


「お前ら、耳を塞げぇっ!!」


 仲間たちにそう言って耳を塞いだ直後、ゲートの後方で待ち構えていたスオミ支部のレオパルト2と倭国支部の90式戦車の120mm滑腔砲が火を噴いた。歩兵が装備するアサルトライフルとは比べ物にならないほどでっかい主砲から放たれたのは、対戦車用のAPFSDSではなく、爆風で歩兵を薙ぎ払うことが可能な多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)だ。


 ドン、と砲弾が炸裂し、爆風でホムンクルスが展開していた外殻もろとも華奢な兵士共を吹き飛ばしていく。破片に頭を捥ぎ取られたホムンクルスが緋色の火柱の中でピンク色の体液を噴き上げ、岩山の渓谷の一部をピンク色に染め上げる。


 後方の戦車が主砲同軸の機関銃で攻撃を始めたのを確認してから、再びマドセン機関銃で弾幕を張る。空になったマガジンを外し、予備のマガジンを機関銃の上部に装着してから右手を離して、コッキングレバーを引いてから射撃を再開する。


 すると、ゲートの大穴の向こうから金属音が聞こえてきた。


 敵兵の銃撃をゲートが弾いている音ではない。何の音だろうかと思いながらちらりと見てみると、敵兵が爆破して穿った大穴の向こうから、通過するには穴が少しばかり小さいにもかかわらず、ホムンクルスの戦車が歩兵をお構いなしに踏み潰しながら強引に入って来ようとしているのが見えた。


 あのゲートはシャール2Cの正面装甲を流用しているため、破壊するのはかなり難しい。敵はホムンクルスを何体も自爆させて強引に穴を開けたんだが、穴の大きさは小型の装甲車が通過できる程度である。


 しかし、敵の戦車は外殻の表面を大穴の断面に擦りつけ、自分の外殻を強引にひしゃげさせながら入ってくる。外殻がへこみ、内部の肉を押し潰しているらしく、外殻の隙間からピンク色の血が流れ出ていた。


 後方の戦車がその戦車に照準を合わせるよりも先に、T-90を思わせる白い戦車が強引にゲートを通過する。外殻がひしゃげた砲塔を旋回させて味方の戦車に照準を合わせると、ピンク色のでっかい棘のような徹甲弾を放つ。


 砂袋の影に隠れている歩兵部隊の頭上を通過したその砲弾は、砲撃準備をしていた倭国支部の90式戦車を直撃した。ガギン、という強烈な金属音が渓谷に響き渡り、被弾した戦車から火花が散る。


 しかし、90式戦車の装甲はその徹甲弾を弾いたらしく、すぐにAPFSDSをぶっ放して敵の戦車に大穴を開けた。真っ白な外殻を容赦なくAPFSDSが穿ち、風穴から焦げた肉や骨らしきものが覗く。


「ざまあみろ、ホムンクルス共が!」


 Rk-95のマガジンを交換していたエンシオが、傷口から黒煙を噴き上げて擱座した敵の戦車を睨みつけながら叫んだ。


 敵の戦車の防御力は、こっちの戦車と比べると大きく劣っているらしい。さすがに対戦車ライフルで貫通するのは無理かもしれないが、対戦車手榴弾で装甲の薄い部分を狙えば擱座させられるかもしれない。とはいっても、敵の戦車の装甲が薄い部分が普通の戦車と同じかは分からない。ちょっとばかりリスクが高いな………。


 敵兵の上半身に風穴を開けてから、後ろにある木箱の中から対戦車手榴弾を3つほど取り出してホルダーの中に放り込む。


 射撃を再開しようとしたその時、反対側の砂袋の影に隠れながら応戦していた倭国支部の兵士たちが、倭国支部で採用されているアサルトライフル―――――――”89式小銃”というらしい”―――――――の銃口に装着したライフルグレネードを一斉に放った。


 彼らが放ったライフルグレネードは、敵兵が殺到していたゲートの大穴を直撃した。大穴を通過して渓谷へと侵入しようとしていたホムンクルスの群れが緋色の炎に呑み込まれ、あっという間に黒焦げのミンチと化す。


 爆風を浴びて火達磨になったホムンクルスが、無表情のまま銃剣を構えてこっちに突っ込んでくる。


 次の瞬間、先頭を進んでいたホムンクルスのアキレス腱に風穴が開いた。アキレス腱を銃弾に削り取られたホムンクルスが転倒し、後続のホムンクルスたちもよろめく。


「今よ!」


 こっちに向かって叫んだのは、倭国支部の女のスナイパーだった。


 やるじゃねえか、サムライ共。


撃てぇ(トゥータ)!!」


 砂袋の陰から飛び出したスオミの兵士たちと共に、体勢を崩している敵兵の群れに7.62mm弾のフルオート射撃をぶちかます。中には無表情のまま銃口を向けようとしていたホムンクルスもいたが、白いライフルが紫色のマズルフラッシュを発するよりも先に、7.62mm弾を何発も叩き込まれた頭が砕け散った。


 思い知れ、ホムンクルス共。


 俺たちはな、大昔からスオミの里を侵略者やリュッシャ共から守り抜いてきたんだ。侵攻作戦は専門外だが、防衛戦はスオミの里のお家芸なのさ。


 突破できると思うなよ………!






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