登場人物および設定
キャラが増えてきたので、設定を投稿しておきます。
・組織
テンプル騎士団
転生者の討伐を行う『転生者ハンター』によって構成された組織。現時点ではまだ規模は小さいが、最終的には世界中に支部を作って世界規模で転生者の討伐を行うことにより、転生者たちの蛮行の抑止と弱者たちの救済を目的とした武装集団。構成員は全員銃などの扱い方の訓練を受けているのが特徴で、様々な種族で構成されている。
なお、戦闘員だけでなく非戦闘員や兵士の家族なども受け入れており、ちょっとした国のようにもなっている。住民からの意見を聞き入れるために議会も用意されており、その議会に参加する資格を持つ議員は『円卓の騎士』と呼ばれる。
モリガン
世界最強の傭兵ギルドと言われているギルド。元々はラトーニウス王国からエミリアを連れてオルトバルカへと亡命したリキヤが、後に妻となるエミリアと、逃げ込んだネイリンゲンの屋敷を彷徨っていた幽霊のフィオナと3人で結成した小さなギルドだった。その後は仲間を増やしつつ様々な激戦に勝利して有名になっていったが、相変わらずメンバーは10人足らずのままだった。
ネイリンゲン襲撃が原因で本部が壊滅したため、現在はエイナ・ドルレアンに本部を移転して活動している。こちらもメンバーは全員銃や戦車などの兵器を扱うのが特徴。
モリガン・カンパニー
モリガンのリーダーであるリキヤが設立した超大型企業。最初はフィオナが発明したフィオナ機関やアイテムなどを販売する小さな企業だったが、彼女が引き起こした産業革命で一気に巨大企業に成長。現在は様々な分野で他の企業を圧倒するようになった他、世界中に支社や前哨基地を持つ世界規模の企業となった。更に積極的な軍拡を行ったために、全体の戦力は全盛期のソビエト連邦軍を遥かに上回るという。
殲虎公司
転生者戦争の際にリキヤたちと共に戦った李風が設立したPMC。モリガン・カンパニーとは異なり、軍事的な分野にのみ特化している。更に構成員の中には転生者戦争の生き残りも多い。こちらもモリガンと同じく現代兵器を多用する組織だが、モリガンやテンプル騎士団がロシア製の兵器を多用しているのに対し、こちらでは中国製の兵器を多用している。
・登場人物
タクヤ・ハヤカワ
年齢 17→18
性別 男
身長 170cm
体重 58kg
種族 キメラ
属性 炎、雷
髪の色 蒼
瞳の色 紅
主な使用武器 ナイフ、アサルトライフル、アンチマテリアルライフル、レバーアクションライフルなど
転生する前の名前は『水無月永人』。転生前は高校生だったが、修学旅行に向かう途中に飛行機が墜落して死亡したため、異世界へと転生することになった。前世では母親が病死し、父親からの虐待を受け続けながら育ったが、転生後は裕福な環境で優しい両親に育てられている。ごく普通の少年として育てられていたが、3歳の頃に姉のラウラと共に誘拐されたことがきっかけで、傭兵である両親から戦い方を学ぶことになる。容姿は父よりも母に似たせいなのか少女のような容姿で、初対面の人物どころか旅をしている仲間たちにも少女と勘違いされるほど。本人はそれを少しばかり気にしている。成長した後はラウラと共に無事に冒険者の資格を取得し、『メサイアの天秤』を手に入れるための旅を始めた。現在は世界中の転生者から人々を救うためにテンプル騎士団を結成している。
両親から数多くの才能を受け継いでおり、非常に高い戦闘力を持っている。特に反射速度の速さがずば抜けており、高速で飛来する弾丸を容易く回避してしまうほど。その反応速度の速さを生かした白兵戦や、父親が得意としていた狙撃で真価を発揮する。また、父親と同じく非常に器用で、あらゆる武器をすぐに使いこなしてしまう。
ラウラ・ハヤカワ
年齢 17→18
性別 女
身長 168cm
体重 52kg
種族 キメラ
属性 氷
髪の色 紅
瞳の色 紅
主な使用武器 スナイパーライフル、アンチマテリアルライフル、ナイフ、ハンドガン、SMG、カービンなど
リキヤとエリスの間に生まれた少女で、タクヤの腹違いの姉。3歳の頃にタクヤと共に誘拐されたことがあり、そのことがきっかけで彼と共に両親から訓練を受けることになった。また、幼少の頃からずっと一緒にいたせいなのか、成長してもタクヤと常に一緒にいる事が当たり前で、食事や入浴や就寝する時も常にタクヤと一緒。ブラコンである上にヤンデレ。タクヤが他の人と話している時でも関係なく抱き着いたりキスをしようとすることがあり、その度にタクヤに全力で抵抗されている。非常に大人びた容姿だが性格は幼く、タクヤと離れ離れになると泣き出してしまう事も多い。しかし戦闘になると性格や口調が一気に変わり、父親と同様に全く容赦のない戦い方をする。ちなみに左利き。
幼少の頃から父であるリキヤと共に狩りに出かけることを楽しみとしており、その頃から狙撃手としての才能を開花させつつあった。戦闘では狙撃用のライフルを多用するが、視力が良すぎるせいなのかスコープを装着すると見辛いらしく、狙撃する際はスコープを取り外して狙撃をしている。百発百中は当たり前で、2km先の標的をスコープを使わずに撃ち抜くのは朝飯前。また、母親であるエリスと同じく氷を操ることが可能であり、氷の粒子を全身に纏って周囲の光景を反射させることにより、自分の姿を隠すことも可能。更に頭の中にメロン体があるため、エコーロケーションで敵の位置を探ることも可能だが、探知できる範囲は最大で半径2km。探知範囲を広げれば広げるほど精度が落ちていくという欠点もある。
ちなみに、モデルはフィンランドの狙撃手である『シモ・ヘイヘ』と、独ソ戦で活躍したソ連軍の女性スナイパーの『リュドミラ・パヴリチェンコ』。
ナタリア・ブラスベルグ
年齢 17→18
性別 女
身長 168cm
体重 53kg
種族 人間
属性 風
髪の色 金
瞳の色 紫
主な使用武器 PDW、アサルトライフル、カービン、ハンドガン、ロケットランチャーなど
ネイリンゲンで育った少女。しかし3歳の頃にネイリンゲンが転生者の襲撃で壊滅してからは、母親と共にエイナ・ドルレアンに移り住んだ。その際にネイリンゲンで自分の命を救ってくれたモリガンの傭兵に憧れて傭兵になろうとするが、母親に冒険者を薦められ、タクヤたちの半年前に冒険者の資格を取得する。フィエーニュの森の調査中にトロールと遭遇して食い殺されそうになるが、同じく森の調査にやってきていたタクヤとラウラの2人に命を救われ、それからは一緒に旅をするようになる。変わり者が多いテンプル騎士団のメンバーの中では数少ないまともな少女で、規則などはきっちりと守る真面目な性格。最初は卑怯な戦い方をするタクヤに呆れていたが、一緒に旅をするうちに彼を信頼するようになる。
戦闘力は他のメンバーと比べると若干低いが、戦闘になると冷静沈着になるため、指揮を執ることに秀でている。教科書通りの作戦だけでなく奇策も使う事があり、倭国でリキヤと戦う羽目になった際は信管を抜いた粘着榴弾を足止めに使うという奇策でタクヤの撤退を支援した。使用する武装は汎用性を重視したものばかりで、基本的には仲間のサポートをすることが多い。
カノン・セラス・レ・ドルレアン
年齢 14→15
性別 女
身長 159cm
体重 46kg
種族 人間
属性 土
髪の色 橙
瞳の色 蒼
主な使用武器 マークスマンライフル、PDW、SMG、ハンドガン、マシンピストルなど
ドルレアン領を収めるカレンとギュンターの間に生まれた娘。ハーフエルフと人間の混血だが、母親の方に似たため種族は人間という事になっている。幼少の頃から母親に貴族としてのマナーを教育されたため非常に礼儀正しく、常に落ち着いている。しかしかなりストレスが溜まっていたらしく、稀に貴族とは思えないほど口調が荒くなる時があり、敵に八つ当たりすることも。また、実家の自室には無数の成人向けのマンガが教科書の並ぶ本棚にさり気なく並んでおり、カレンすら知らない隠し部屋の中に大量に保管されている。超弩級の変態。幼い頃からタクヤやラウラの家を訪れて一緒に遊んでいたため、タクヤを『お兄様』と呼び、ラウラを『お姉様』と呼んでいる。
戦闘ではセミオートマチック式のマークスマンライフルで中距離から味方を支援するほか、迫撃砲や大型の無反動砲を使用して支援砲撃をすることもある。特にマークスマンライフルの射撃は『狙撃しながら早撃ちをしている』と言われるほど素早い上に精密だが、距離が遠過ぎたり近過ぎると一気に命中精度が下がってしまうという欠点がある。戦車に乗る際は母と同じく砲手を担当しており、こちらの命中精度も百発百中。
ステラ・クセルクセス
年齢 ???
性別 女
身長 142cm
体重 ???
種族 サキュバス
属性 ???
髪の色 銀(毛先に行くにつれて桜色になっている)
瞳の色 蒼
主な使用武器 重機関銃、ガトリング機関砲、ロケットランチャー、LMG、ハンドガンなど
ナギアラントの地下に封印されていた最後のサキュバス。大昔の戦争でサキュバスは絶滅したと言われていたが、ナギアラント壊滅の直前に彼女の母によって地下に封印されたため、辛うじて生き残った。その後はナギアラントを占拠した転生者によって発見され、転生者とタクヤの戦闘中に復活したが、目の前で覆うの同胞が殺されたショックはかなり大きかったらしく、その影響でしばらくの間は無表情だった。しかしタクヤたちと旅をしているうちに段々と感情豊かになりつつある。サキュバスは自分の体内で魔力を生成する能力を持たないため他者から魔力を吸収する必要があり、いつもタクヤとラウラの2人がステラに魔力を吸われている。また、食べ物にもかなり興味があるらしく、魔力を吸わない限り満腹になることがないにもかかわらずレストランなどでは注文を繰り返すので、タクヤには『出費の4割はステラの食費』と言われている。
戦闘では常人では扱えないほどの重量を持つ重火器を軽々と片手で持ち上げ、敵に向かってひたすら連射するような戦い方をする。基本的に突撃する味方の支援をすることが多く、場合によっては無反動砲を使用するカノンの装填手を担当することも。
ノエル・ハヤカワ
年齢 14→15
性別 女
身長 150cm
体重 41kg
種族 ハーフエルフ→キメラ
属性 闇
髪の色 黒
瞳の色 赤
主な使用武器 スナイパーライフル、ハンドガン、ワイヤーなど
シンヤとミラの間に生まれた少女。幼い頃は非常に気が弱く、更に身体が弱かったため家の中で過ごしていたが、いきなり変異を起こしてキメラとなった。それからは両親やリキヤから戦闘訓練を受けてタンプル搭へと送られ、テンプル騎士団の一員となる。家にいた頃と比べるとかなり明るい性格になっているが、まだやや気が弱いところも残っている。母親と同じく、楽しくなるとハーフエルフの長い耳をぴくぴくと動かす癖がある。家の中にいた時は読書やぬいぐるみ作りをして過ごしていたため、裁縫はかなり得意。エイナ・ドルレアンを訪れたタクヤたちにお手製のぬいぐるみをプレゼントしたこともある。
彼女もキメラの1人だが、タクヤやラウラとは異なる『キングアラクネ』と呼ばれる魔物の遺伝子を持つキメラであるため、能力は全く別物。指先から鋭い糸を生成して敵を切断することができる他、体内に金属を取り込むことによってその金属を含んだ糸を生成することが可能であり、水銀を飲んで銀製の糸で吸血鬼を攻撃したこともある。また、暗殺などの訓練を受けてきたため、隠密行動や暗殺向き。
ウラル・ブリスカヴィカ
年齢 ???
性別 男
身長 188cm
体重 90kg
種族 吸血鬼
属性 闇
髪の色 桜色
瞳の色 紅
主な使用武器 アサルトライフル、ハンドガンなど
カルガニスタンを支配するフランセン共和国に反旗を翻した武装集団『ムジャヒディン』のリーダーだった男。捕虜にされていたところをテンプル騎士団に救出され、そのままテンプル騎士団の一員となる。吸血鬼の驚異的な身体能力を武器にしつつ冷静な判断を下す優秀な指揮官だが、普段は他人に気付かれないほど平然としながら無茶をしているような男で、志願兵の訓練の際は昼間だというのに外に出て訓練に参加していた。ちなみに吸血鬼の弱点への耐性は個人差があるらしく、彼と妹のイリナは日光を浴びると一気に具合が悪くなる。数少ないまともな団員かと思いきや、シスコンである可能性が高い。
ちなみにファミリーネームの『ブリスカヴィカ』はポーランド語で『稲妻』。同名の駆逐艦とSMGがある。また、名前の由来はウラル山脈から。
イリナ・ブリスカヴィカ
年齢 ???
性別 女
身長 169cm
体重 53kg
種族 吸血鬼
属性 闇
髪の色 桜色
瞳の色 紅
主な使用武器 ショットガン、ロケットランチャー、グレネードランチャー、カンプピストル、対戦車手榴弾、スコップなど
ムジャヒディンの一員で、ウラルの実の妹。一人称は『僕』。ウラルと同じく捕虜にされていたところをテンプル騎士団に救出され、そのままテンプル騎士団の一員となる。フランセンの騎士団に殺された親友の夢を受け継いでおり、将来は孤児院を作って多くの子供たちを救おうと考えている。最近はタクヤの事が気になっているらしく、彼の部屋のベッドの隣には自分の棺桶を持ち込んで住み着いている。主食はもちろん他人の血で、やはりタクヤの血が気に入っているらしく、彼の色んな所に噛みついて直接血を吸うのは日常茶飯事。
小さい頃から爆発が大好きだったらしく、魔術では基礎的な物を全てすっ飛ばして爆発するものばかりを最優先で習得している。現代兵器を知ってからはやはり爆発する武器を愛用しており、装備品は全て爆発する炸裂弾を発射するもので統一している。非常の攻撃的でハードターゲットの撃破を重視しているが、仲間を巻き込んだことは一度もないという。
鉄パイプのエルフ(本名不明)
年齢 不明
性別 不明
身長 180cm
体重 89kg
種族 エルフ
属性 不明
髪の色 金
瞳の色 蒼
主な使用武器 鉄パイプ
テンプル騎士団の1人。歩兵部隊所属だが、どういうわけか鉄パイプを愛用している。転生者を鉄パイプで撲殺するという戦果をあげているため、戦闘力は高い。
シルヴィア
年齢 不明
性別 女
身長 168cm
体重 不明
種族 アルラウネ
属性 土
髪の色 桜色
瞳の色 蒼
主な使用武器 なし
ムジャヒディンの1人。元々はジャングルに住んでいたが、人間たちによって強引に地面から引き抜かれて奴隷にされていた。ムジャヒディンに救出されてからは彼らをサポートしていたが、フランセン共和国騎士団の襲撃によってムジャヒディンの拠点が壊滅し、彼女も捕虜として連れ去られる。しかしその最中に魔物の襲撃を受け、馬車から振り落とされて砂漠に置き去りにされてしまう。枯れる寸前にシュタージのメンバーによって保護された彼女は、再会したムジャヒディンの仲間たちと共にテンプル騎士団の一員となり、地下の畑で野菜の栽培などを担当している。
クラウディア・ルーデンシュタイン
年齢 20→17→18(転生したため)
性別 女
身長 172cm
体重 57kg
種族 人間
属性 なし
髪の色 金
瞳の色 エメラルドグリーン
主な使用武器 PDW、ハンドガン
シュタージのリーダー。愛称は『クラン』。ドイツ出身の転生者で、前世では日本の大学に留学していた。父親がドイツ連邦軍の現役の戦車兵であるため兵器などに詳しい。大学で出会ったケーターに告白されてから交際を始めたが、彼が自分のためにわざわざドイツの料理を勉強して振る舞ってくれたことを祖国の家族に送る手紙に書いたことがきっかけで、なんとドイツからはるばる日本まで彼女の両親が来日するというちょっとした事件が発生したことがある。同じくケーターも兵器には詳しかったので、そう言った話ですぐに意気投合。転生してからもケーターと行動を共にしており、純白に塗装したレオパルトに乗っている。基本的に陽気な性格でイタズラを好む面があるが、戦闘になると冷静沈着な女傑に早変わりする。
基本的に戦車に乗るか、敵の拠点に潜入して諜報活動を担当することが多い。そのため敵と戦う事はあまりないが、常に正確に指揮を執るため、仲間たちからはかなり信頼されている。
小笠原敬太
年齢 20→17→18(転生したため)
性別 男
身長 174cm
体重 62kg
種族 人間
属性 なし
髪の色 黒
瞳の色 黒
主な使用武器 ハンドガン、カービンなど
シュタージのメンバーの1人で、クランの彼氏。仲間たちには『ケーター』と呼ばれているが、それはドイツ出身のクランが『ケイタ』ではなく、どうしても『ケーター』と発音してしまう事と、彼女の父親が『ペーター』という名前で似ているという理由でそう呼ばれている。前世では大学生で、留学してきたクランに一目惚れしてしまったらしく、友人たちに背中を押されて告白した。クランのためにわざわざドイツの料理を勉強して振る舞ったことがあるが、クランがそれを祖国の家族に送る手紙に書いたことがきっかけで、なんとドイツからはるばる日本まで彼女の両親が来日するというちょっとした事件が発生したことがある。それからは彼女を喜ばせるために料理の勉強を始めたため、料理はかなり得意。ドイツ系の兵器が好きなミリオタであるため、ロシア製の兵器を好むタクヤとそう言った話をすると数秒で独ソ戦が勃発する。
戦車では装填手を担当する他、ハッチに備え付けられている機銃を使って敵を掃射することも多い。また、他のメンバーと同じく敵の拠点に潜入して諜報活動をすることも多いが、まだ仲間を見捨てる等の冷酷な決断を下す際に躊躇うところがある。
小川勝太
年齢 20→17→18(転生したため)
性別 男
身長 150cm
体重 49kg
種族 人間
属性 なし
髪の色 黒
瞳の色 黒
主な使用武器 マークスマンライフル、ハンドガンなど
シュタージのメンバーの1人。愛称は『坊や』。背が小さい上に童顔であるため子供に見えてしまう事から、クランにそう呼ばれ始めた。前世では大学生で、その時からケーターの友人の1人だった。クランに告白する彼の背中を押したのも彼である。クランと交際を始めたケーターのために、わざわざドイツ語辞典を購入してプレゼントしたことがある。友人や仲間を大切にする性格で、シュタージのメンバーとなったノエルを気遣っていた。
戦車に乗る際は砲手を担当する。砲撃の命中精度は極めて高く、1発の砲弾で2体のデーモンを撃破したこともある。また、中距離からの狙撃を得意としており、ヴリシア帝国への潜入の際はサプレッサー付きのマークスマンライフルでノエルを支援した。
木村剛
年齢 20→17→18(転生したため)
性別 男
身長 180cm
体重 88kg
種族 人間
属性 なし
髪の色 黒
瞳の色 黒
主な使用武器 LMG、火炎放射器、ハンドガンなど
シュタージのメンバーの1人。前世では大学生で、その時からケーターの友人の1人だった。クランに告白する彼の背中を坊やと共に後押ししたことがある。どういうわけか大学にいた頃から常にガスマスクをかぶっており、転生した後もずっとガスマスクをかぶっている。そのためテンプル騎士団の大半のメンバーは彼の素顔を見たことがないという。本人は『ガスマスクが好きだから』という理由でガスマスクをずっとかぶっているという。そのせいなのか、ノエルに話しかけると彼だけ怖がられている。
戦車に乗る際は操縦士を担当する。坊やには『こいつの運転のおかげで当てやすい』と言われるほど操縦の技術が高く、敵からの攻撃も確実に回避するため、今まで彼らのレオパルトが擱座したことは一度もない。諜報活動の際にはサポートを行っていたが、その時もどういうわけかガスマスクは外さなかった。
リキヤ・ハヤカワ
年齢 39
性別 男
身長 186cm
体重 95kg
種族 人間→キメラ
属性 炎
髪の色 赤
瞳の色 赤
主な使用武器 アンチマテリアルライフル、スナイパーライフル、アサルトライフル、リボルバーなど
車上荒らしに殺害されて異世界に転生した転生者の1人で、ラウラとタクヤの父親。異世界でエミリアと出会ってから傭兵ギルドを結成し、仲間たちと共に傭兵として活躍している。現時点では最強の転生者である。ジョシュアとの戦いで左足を失い、サラマンダーの義足を移植することに成功したが、それが原因で変異を起こしている。義足や義手を移植して変異した人間は彼が史上初であるため、彼は『はじまりのキメラ』ということになる。なお、キメラという種族の名称はガルちゃんが勝手につけたもの。その後はモリガン・カンパニーを設立し、奴隷だった人々や失業者を積極的に雇用し、更に彼らの要望も積極的に聞き入れるため、庶民や労働者からはかなり信頼されているが、逆に貴族たちからはかなり嫌われている。仲間想いの優しい性格だが敵に対しては全く容赦をせず、場合によっては命乞いする敵や負傷兵さえも躊躇なく殺すほどの冷酷さを見せることがある。
戦闘では大口径の武器を好んで使う傾向がある。これは、一番最初に転生者に戦いを挑んだ際、レベルの差のせいで攻撃があまり通用しなかった経験が原因。そのため、ステータスに差があった場合でも強烈な攻撃を叩き込めるように威力の高い武器ばかりを装備している。癖の強い武器もすぐに使いこなしてしまう器用さを持つ。
エミリア・ハヤカワ(旧姓はペンドルトン)
年齢 39
性別 女
身長 170cm
体重 58kg
種族 クローン
属性 雷
髪の色 蒼
瞳の色 紫
主な使用武器 大剣、アサルトライフル、SMG、ショットガンなど
ラトーニウス王国騎士団に所属していた女性であり、タクヤの母親。リキヤに連れ出されて一緒に傭兵ギルドを結成してからは、常に彼と一緒に戦ってきた。クールな性格だが、今でも彼と2人きりになるとよく甘えている。しかし夫であるリキヤが夜中に大声を出していたり、子供たちに変なことを教えようとすると、無慈悲なドロップキックで制裁することも多い。騎士団にいた頃もそのドロップキックは猛威を振るったらしく、当時の騎士たちは彼女の走る足音を聞く度に震え上がったという。実は彼女の正体は人間ではなく、魔剣を復活させるためだけに姉のエリスの遺伝子データを元に生み出されたクローンで、心臓には魔力を吸収させるために魔剣の最後の破片が埋め込まれていたた。その後は姉のエリスと再び仲良くなり、一緒に傭兵として活躍している。
剣術による接近戦を重視する騎士団に所属していたため、接近戦を好む傾向がある。フルオート射撃が可能な銃で敵を牽制しつつ接近し、大剣による一撃を叩き込む戦い方をする。
エリス・ハヤカワ(旧姓はペンドルトン)
年齢 40
性別 女
身長 170cm
体重 58kg
種族 人間
属性 氷
髪の色 蒼
瞳の色 翠
主な使用武器 ハルバード、パイルバンカー、アサルトライフル、エアバースト・グレネードランチャーなど
ラトーニウス王国騎士団の精鋭部隊に所属していた最強の騎士。ラウラの母であり、エミリアの姉。元々は妹想いの優しい姉だったが、妹だと思っていたエミリアの正体を知ってからは彼女を拒むようになり、彼女の命と引き換えに魔剣を復活させるというジョシュアの計画に参加していた。だが、エミリアとの思い出を完全に捨てる事ができず、リキヤの説得でジョシュアに反旗を翻す。ジョシュアとの戦いが終わった後はモリガンのメンバーとなり、再びエミリアと仲の良い姉妹に戻っているが、リキヤ以外の男よりも女が好きという性癖のせいで今もリキヤとエミリアが犠牲になっている。ちなみにフルネームは『エリス・シンシア・ペンドルトン』だった。
騎士団に所属していた頃から使い慣れているハルバードやパイルバンカーを駆使した接近戦を好むが、エアバースト・グレネードランチャーを搭載した複合型小銃のようなアサルトライフルも使いこなす。また、氷属性の強力な魔術も併用するため、隙が非常に少ない。
フィオナ
年齢 ???
性別 女
身長 145cm
体重 ???
種族 人間(幽霊)
属性 光
髪の色 白
瞳の色 蒼
主な使用武器 なし
旧モリガン本部となった屋敷に住んでいた幽霊の少女。12歳の時に病死してしまったが、まだ生きていたいという強烈な未練で幽霊となった。幽霊のように姿を消すだけでなく、まるで生きている人間のように実体化することも可能。屋敷を訪れた人々は次々に彼女を怖がって逃げていったため100年間も1人で生活していたが、リキヤたちが怖がらずに話を聞いてくれたことから、彼らと仲良くなる。ちなみに1人で生活している間にずっと料理や魔術の勉強をしていたため、料理はモリガンのメンバーの中でもトップクラスで、魔術も強力な治療魔術を使う事ができる。魔力を動力源とする動力機関のフィオナ機関を開発したのは彼女で、その発明が産業革命の発端となった。それ以降も様々な発明を続けており、彼女が取得した特許の数はもう既に3を超えているという。
治療魔術で仲間たちをすぐに回復させる事ができるが、最近は研究ばかりしているため戦闘に出ることはない。そのため戦闘力は未知数。
カレン・ディーア・レ・ドルレアン
年齢 39
性別 女
身長 169cm
体重 55kg
種族 人間
属性 風
髪の色 金
瞳の色 蒼
主な使用武器 リゼットの曲刀、マークスマンライフル、PDW、SMGなど
ドルレアン領の領主の娘だったが、『リゼットの曲刀』と呼ばれる剣をを回収するという試練を乗り越えて領主に就任した。カノンの母親。強気な性格だが、仲間や民を絶対に見捨てないしっかり者で、モリガンの女のメンバーの中ではまともな性格。リキヤとエミリアがデートに行った際は、エリスに振り回されていた。試練の際に協力してくれたギュンターを頼もしく思っているため、その後の依頼もよく彼と2人で組んで引き受けていた。今では彼と結婚し、彼に護衛されながら奴隷たちを救済するために努力を続けている。そのため奴隷たちなどの身分が低い者たちからは尊敬されており、逆に貴族たちからは『貴族の恥さらし』と言われている。
中距離射撃を最も得意としているため、マークスマンライフルを使用して中距離から仲間たちを援護する事が多いが、たまにボルトアクション式のスナイパーライフルやアンチマテリアルライフルも使用する。また、戦車に乗る際は必ず彼女が砲手を担当する。
ギュンター・ドルレアン
年齢 39
性別 男
身長 190cm
体重 100kg
種族 ハーフエルフ
属性 土
髪の色 銀
瞳の色 紅
主な使用武器 ロケットランチャー、迫撃砲、LMG、ショットガン、リボルバーなど
モリガンのメンバーの1人で、カノンの父親。転生者たちに故郷を占領されて妹と引き離されてしまったが、若き日のリキヤたちと共に転生者を撃破し、妹のミラと共にモリガンのメンバーとなった。最初はリキヤの事を名前で呼んでいたが、仲間になってからは彼の事を『旦那』と呼んでいる。貴族でありながらハーフエルフの自分を差別せず、見捨てなかったカレンを頼りにしている。彼女と結婚した後は子育てをしつつ彼女の護衛を担当し、貴族たちが雇った暗殺者をことごとく返り討ちにしてきた。転生者戦争にも参戦し、最前線で無数の転生者たちと死闘を繰り広げたが、その際に左目を失う重傷を負っている。現在は眼帯をしているが、そのせいなのかまるで山賊のリーダーのように見えるという。娘に非常に甘い。
戦闘では重火器を好み、なんとLMGを2丁構えて乱射するという荒々しい戦い方をする。また、迫撃砲やロケットランチャーによる砲撃で仲間を援護する。戦車に乗る際は装填手を担当するが、凄まじい腕力を持っているため、仲間たちには『ギュンターのおかげで、戦車砲でちょっとした3点バースト砲撃ができる』と言われている。
ミラ・ハヤカワ
年齢 37
性別 女
身長 160cm
体重 47kg
種族 ハーフエルフ
属性 闇
髪の色 銀
瞳の色 紅
主な使用武器 鉤爪、PDW、ハンドガン
ギュンターの妹で、ノエルの母親。転生者によって喉を潰されてしまっているため、もう二度と声を出す事ができない。そのため、喉元には大きな傷跡がある。最初はその傷を気にしてマフラーで隠していたが、今ではあまり隠さないようになっている。森の中で出会ったシンヤと共にドラゴンを撃破してからは彼の事を信頼するようになり、それ以降はシンヤと共に行動するようになる。シンヤに頭を撫でてもらうのが大好きで、撫でてもらうとよく耳を動かして喜んでいる。もう二度と声を出すことはできないものの、音を自在に操る『音響魔術』と呼ばれる魔術をマスターしているため、それで疑似的に自分の肉声を再現することで喋っている。そのノウハウを生かし、廃れかけていた音響魔術を世界中に普及させた。
隠密行動を好むため、武器は基本的に軽装。また、声を出す事ができない代わりに、廃れてしまった魔術の1つである音響魔術をマスターしているため、その音響魔術を応用して声を出したり、敵を攻撃する事が可能。更にモリガンの誇るエースパイロットであり、転生者戦争の際には撃墜されてもおかしくないほどの損傷を受けたF-22で、無数のF-35を相手に圧倒した。
シンヤ・ハヤカワ
年齢 39
性別 男
身長 184cm
体重 89kg
種族 人間
属性 光
髪の色 黒
瞳の色 黒
主な使用武器 ワイヤー、PDW、ハンドガン、スナイパーライフルなど
バスの事故で死亡し、異世界に転生してきた転生者。リキヤの実の弟で、ノエルの父親。転生してきたばかりの頃は人間を撃つことを躊躇っていたが、リキヤと共に戦うようになってからは彼と同じく敵に全く容赦をしなくなった。作戦を立てることが得意で、ギルドでは作戦参謀を担当している。ネイリンゲンが襲撃された際にミラを庇って右腕を失う重傷を負ったが、すぐに勃発した転生者戦争にリハビリを切り上げて参戦。空母のCICから指揮を執り、10000人の守備隊がいるファルリュー島を陥落させた名将。現在では義手をつけて傭兵を続けており、数多の激戦を経験してベテランの傭兵となった。しかし今でも”モリガンのメンバーの中では最弱”だという。ちなみに娘であるノエルに非常に甘い親バカで、彼女がタンプル搭で生活することになった時はヘリを操縦していたミラに何度も「引き返そう、ノエルが心配だ」と訴えていた。
娘であるノエルと同様に、ワイヤーを使った攻撃を得意とする。また非常に身軽であるため、隠密行動や暗殺に秀でている。
ガルゴニス
年齢 不明
性別 なし
身長 140cm
体重 不明
種族 エンシェントドラゴン
属性 全て
髪の色 赤
瞳の色 赤
主な使用武器 仕込み杖、汎用機関銃
最古の竜と呼ばれている伝説のエンシェントドラゴン。かつて人間たちに戦いを挑んだが、当時の勇者に敗北し、封印されていた。封印が解けた直後に転生者の戦車部隊を蹂躙し、リキヤたちに戦いを挑むが返り討ちにされてしまう。だが止めは刺されず、リキヤに誘われてモリガンのメンバーとなった。敗北した際に体内に蓄積していた魔力が殆ど抜けてしまったため、巨大なドラゴンの姿ではなく、リキヤの遺伝子情報を参考に生成した幼女の姿になっている。それからは王都の家に住み着いてタクヤやラウラの遊び相手になっていたが、ある日リキヤから極秘の任務を頼まれて家を後にしており、長い間家に戻っていない。引き受けた任務の内容は不明だが、タクヤたちと再会して彼らの旅の目的を聞いた際には、『天秤を求めるのはやめておけ』と警告し、再び姿を消した。
体内の魔力は殆ど抜けてしまったが、その身体能力は転生者並み。また、リキヤと同じくドラゴンの外殻を生成して硬化する事ができるため、戦車砲を喰らっても無傷。リキヤから借りパクした仕込み杖と銃剣付きのMG34を愛用している。
リディア・フランケンシュタイン
年齢 不明(おそらく20)
性別 女
身長 172cm
体重 52kg
種族 ホムンクルス
属性 闇
髪の色 紫
瞳の色 赤
主な使用武器 日本刀
異世界で初めて生産された、『最古のホムンクルス』。生みの親はメサイアの天秤を生み出した錬金術師のヴィクター・フランケンシュタイン。病気で失った自分の娘を生き返らせるための研究で生み出されたが、どのホムンクルスも失敗作ばかりでリディアの蘇生計画は頓挫。ヴィクターは弟子と共に研究施設を去り、一番最初に生み出されたリディアはそのまま研究室の中へと残された。リキヤとギュンターによって救出された後は、リキヤが彼女の存在をタクヤやラウラに知らせずにこっそりと育てていた。全く言葉を発しない寡黙な女性だが感情は豊かで、無言のまま微笑んだり泣き出すこともある。
最強の転生者から戦い方を教え込まれたため、戦闘力は極めて高く、タクヤとの1対1の戦いでは彼を苦戦させるほどのスピードと剣術を発揮した。珍しく銃は一切使わず、日本刀の居合斬りで数多の転生者を一刀両断してきた猛者。転生者ハンターの1人である。
張李風
年齢 38
性別 男
身長 179cm
体重 81kg
種族 人間
属性 不明
髪の色 黒
瞳の色 赤
主な使用武器 アサルトライフル、ハンドガン
中国出身の転生者。転生者戦争の際は仲間たちと共にモリガンに協力し、勇者が率いる武装集団を壊滅させた名将。現在は殲虎公司の社長をしている。愛用する武器は中国製アサルトライフルの95式自動歩槍と、同じく中国製ハンドガンの92式手槍。諜報活動を得意とする工作員でもある。
アールネ・ユーティライネン
年齢 ???
性別 男
身長 191cm
体重 90kg
種族 ハイエルフ(アルビノ)
属性 不明
髪の色 白
瞳の色 赤
主な使用武器 対戦車ライフル、アサルトライフル、ハンドガンなど
スオミの里の戦士のリーダーで、テンプル騎士団スオミ支部所属。ハイエルフは人類の中でも華奢な種族と言われており、アサルトライフルを連射する反動にも耐えられないほど華奢と言われているが、彼だけはアサルトライフルどころか対戦車ライフルの反動に耐えるほど屈強な身体を持っている。かなり豪快な性格で戦士たちからの信頼も厚い実力者。戦闘になれば、必ず先頭に立って突っ込む猛将。
モデルは冬戦争で活躍したフィンランド軍所属の『アールネ・ユーティライネン』。
エイノ・イルマリ・ユーティライネン
年齢 ???
性別 男
身長 169cm
体重 69kg
種族 ハイエルフ(アルビノ)
属性 不明
髪の色 白
瞳の色 赤
主な使用武器 ハンドガン(パイロットのため)
アールネの実の弟で、テンプル騎士団スオミ支部所属のパイロット。仲間たちからは『イッル』と呼ばれている。テンプル騎士団に入団する前は飛竜に乗っており、里を襲撃するドラゴンの群れをニパと共に撃退していた。その際に殆ど攻撃を喰らわなかったことから『無傷の撃墜王』と呼ばれている天才。豪快な兄とは対照的で紳士的な性格で、非常に温和。現在はコマンチのパイロットをしており、的確な航空支援で仲間たちを支援している。
モデルは実在したフィンランド軍のパイロットの『エイノ・イルマリ・ユーティライネン』。
ニルス・カタヤイネン
年齢 ???
性別 男
身長 173cm
体重 77kg
種族 ハイエルフ(アルビノ)
属性 不明
髪の色 白
瞳の色 赤
主な使用武器 ハンドガン、SMG
テンプル騎士団スオミ支部所属のパイロット。『ニパ』とも呼ばれる。かつては飛竜に乗ってイッルと共にドラゴンを撃退する任務に就いていたが、自分の乗る飛竜が風邪をひいたせいで出撃できなくなった挙句、今度は自分が飛竜の風邪をうつされてしまったことがあり、それからは仲間たちからは『ついてないカタヤイネン』と呼ばれることもある。現在はコマンチのパイロットを担当しており、徹底的な対地攻撃で味方の支援をしている。
モデルは同じく実在したフィンランド軍のパイロットの『ニルス・カタヤイネン』。