第2話「選ばれし者」
第2話「選ばれし者」
それにしても長い夢だ。今でも夢に思っていた。
「あのー。エノ様ぁ?この方いつまで眠ってるのですか?」
「知らん。いつか起きるだろう。ほっとけ。」
誰かが、話してる…おい!起こせ!
パッ…
「あれ…」
「エノ様!起きましたよ!」
何処から喋ってるんだ?…あ。目を覚ましたんだ!
「お前が俺を起こしてくれたのか!ありがとうございます!」手を握った。
「触るな。」
え?めっちゃ冷たくされたんだけど?
「ま…まぁ、エノ様!暖かくしてあげてください!」
ん?俺のスマホからなんか喋ってるぞ?
「こんにちわ!カエデ様!私、電子の中で生きるフランと申します!よろしく!★」
…!?
おい待て待て待て待て!スマホに入ってるよこの子!
しかも目の前にいる男冷たいし!
「あの…ここ何処ですか?」
恐る恐る冷たい男に聞いた。
「ここは死後の世界。お前のその後だ。」
ふぇ?死後の世界?
俺死んだの?
「エノ様!この方はどんな力なのですか!」
「こいつは異次元を、作り出せる奴だ。」
何言っちゃってんのコイツラ。
「壁に手を向けて目を閉じろ」
え?どうすんの?何言っちゃってんの?とにかくやってみろと?分かりましたよ
壁に手をかざして…目を閉じる…
ゴオオオオオオオ…
ガンッ!
「やはり。」
「おおお。パチパチ」
何?コレ?ブラックホール?
キモチワルっ(ド直球)
「俺はエノ。このexsのリーダーだ」
「えと、俺はカエデ。よろしく!」
「私はフラン!よろしく!★」
続く