第1話「息が消える」
選ばれし死者が息を吹き返すために、8人の選ばれしものを集める話です!
「一緒に帰ろ」
高い声が運動場に響き渡る。
「やめろよ!かえれよ!」
低い声が運動場に響き渡る。
ーーーーーーー第1話「息が消える」ーーーーーーーーー
11月15日。
俺の生まれた日。
母さんと父さんが離婚して1年半。俺の誕生日は、普通の日と変わりない。
俺が玄関のドアを開けると、玄関の前に父さんが立ってた。
「カエデ。おかえり。今日はどこかへ連れてってやる!」
めちゃくちゃな笑顔で話しかけてきた。
俺はそーゆーのは苦手だし面倒くさいからと断ったが「いいんだいいんだ!遠慮すなって!」
俺の気持ちも知らないくせに腕を掴んで車につれていかれた。
黒いプリウス。ツヤが目立つ。今日も車を洗ったんだな。
「さてどこいくか?」
家の駐車場を抜けて一つ目の信号「青」
「どこでもいい」
おれは窓ガラスを開けて風にあたりながら答えた。
そこそこな商店街を通り、二つ目の信号「赤」…「黄」…「青」
「じゃあ、飯屋でもいくか!」
車を出して10分くらい。三つ目の信号が来た。
きっと誰も思ってない。俺の人生が尽きることを。
プルルルル。プルルルル。
「誰だよ。この番号…はい。もしもし」
三つ目の信号「青」…「黄」…「赤」
「!!?」
「父さん!!!」
キイイイイイイ!!
俺の手と俺のかけてたベルトは紅色の赤に染まった。
「この子、お父様と同じ時刻にお亡くなりになられてるわ。」
「その場で即死らしいわ…」
俺は…死んだのか?それとも夢か…?
目が開かない。手が動かない。
第2話に続く
こんにちわ!はると申します!
今回はこの物語をよんで頂きありがとうございます!
私は文を書くのが苦手なので途中で変な文があるかもしれませんがごめんなさい( ´−ω−` )
感想などコメント下さると嬉しいです(*´艸`*)