泣き虫ちゃんと怒りん坊君
「...んで、ここ最近の地上界の活動は如何だ?」
「はい、相変わらず地上界は何事も大きな事故は無く、平和日和でした。」
「そうか、悪魔一族の動きは如何なんだ?」
「あぁ、それなら異常無しだった。」
「しかし.....ング、油断は...モグ.....出来ないぞ。.....ゴクリッ。」
「お手製お菓子を食べながら喋らないの、ポセイドン君。喉詰まらせてあの世逝きになるよ?」
「怖い事言うなよ、アルテミス。」
「あら、そうかしら?」
「とーにーかーくっ!!全部纏めると、今日も地上界や悪魔一族の動きは大丈夫だったで良いだろっ?!」
「「「さ....、賛成...。」」」
「....ねぇ、今日...の..アレスさん....一体..何があった.....の?」
「大丈夫ですよ、ウェヌスさん。アレスさんがイライラして怒っているのは何時もの事ですから。」
「で...でも..、何時もの...怒鳴り..声よ...り..、と..とて..も...大きかった.....。」
「あぁーあ....、アレス最低だな、ウェヌスを泣かせたぜ。男が女を泣かせるなんて一生の恥でもあり、最低な行為だぞおい。」
「うっ.....。ウェヌス、済まなかったな。今度、甘いお菓子奢るからさ。なぁ、泣くのやめてくれ。」
「わ...分かった、そ...その代り..ちゃんと、.....奢ってね?」
「あ...あぁっ!!本当だ、約束するぜ!!」