語録設定―今のところ―
11.27追加更新
〇シルヴァニア国
緑豊かで穏やかな気候の過ごしやすい国。年中風が吹いていることから風の国とも呼ばれるがもうひとつ、他国認識は"変わり者"の国としても広まっている。
国の興りから今に至るまで大して身分にも種族にも拘らない国風をつくる王が治める国としての意と、そもそもの王がシルヴァニアに属さない余所者ばかりがなっていることから。それの一因に王族男児の生まれる確率が低く姫ばかり生まれるという事情もあるが、一番の要因はその伴侶を選ぶ姫にある。
〇シルヴァニアの姫
金髪碧眼であることに加え、"変わり者の姫"という揶揄も含んだ呼称。
本来は変わり者という意味で付いたけれど、いつの間にか外見を先にとられるようになった。元々金髪碧眼の色はそんなに珍しいものではなかったが、生まれる王女皆がその色以外で生まれたことがないため。
変わり者呼ばわりについては、駆け落ちから始まった国の興りから代々続く奇行――もとい、姫らしくない行動から選んだ伴侶に至るまで、どこかしら常識的ではない部分があったから。
〇魔物と魔獣と魔生生物の違い
魔獣とは魔法を扱える素質を備えた動植物のことで、魔生生物はそれ以外の動くことが有り得ない生物らしからぬものに対して。
人の世界では一括りで魔物となっているが、魔物は本来自我を持たず破壊を主とする凶暴な生物のことをいう。
あと魔者という言い方もあるが、人型をとるが人ではない外見の異形の者のことを指す。
〇偵察鳥
元は親兄弟番等の構成からなる、三羽一組で生活する大抵の森にいる黒い魔鳥。名の通り相手を観察することに重きを置き、攻撃は余程でなければしてこない。知能は高い。
単体行動をする偵察鳥は生き残るために警戒心も行動力も並以上でとても逞しくなる。
〇雪狼
雪国で見かけられる青白い毛並みの魔獣。群れない主義。大きくなれば体長は五メートルほどになる。氷を纏ったりブレスを吐いたりと、本場であれば巧みな技で相手を仕留める雪原のハンター。
〇命名
名を付けること。実際は名を貰うより呼ばれて自己を認識することの方が重要。
意味を考えて付けられた名か、ぱっと思い浮かんだ名だと名付け主との繋がりはより強くなる。
名付けた相手に、知らず影響を受けていく。
○怪走樹
ただ走るだけ木の魔物。二体以上の群れをなし、走っている間の防御力は無意識ながら強化しているので止めることはかなり難しい。破壊力はそこそこ。その走行ルートから外れることを祈りましょう。
○爆兎
桃色の丸い毛玉の魔物。兎のように跳ねるからラビット。体を膨らませて身を守る防御型で温厚な種族。成長すると光魔法を覚える。
○転地蛇
細く長い銀色の蛇の魔物。転移はパートナーがいてこそ出来る技で、相手がいなければただの蛇に成り下がる。作った道は数日間持つ。作り手本人と作り手が許可した者のみが通行可能。
○竜神族
空の世界からやって来た外来(?)竜種。元は戦う力はほとんど持たなかった器用なだけの温厚な種族。横暴な神の振る舞いに抗うために一念発起。リリシエールで一先ず神を抑え込んだがまだ終わりではないと警戒し、力を維持するために数百年単位で転生する呪いを自分達にかけて今を生きる。記憶は持ち越さない。姿は多種多様で統一性がないように見えるが、頭に角のような触覚が二本生えるのは共通。
○特殊竜神族
人と竜のハーフ及びクォーター同士から稀に生まれる者。能力が安定しないため幼少期に何かしらの不幸に見舞われ大人になれる者は極僅か。緑の瞳が特徴。通常のハーフ及びクォーターは髪と目の色が同色で竜人族と呼ばれている。