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詩歌集2

月が、なくなった。



 今日は、満月の夜。


 なのに、夜空に月が無い。


 昨日まで、未完成の月が夜空に浮かんでいたのに。


 その月が、見当たらない。


 夜空にはいくつか雲が浮かんでいて。


 雲に隠れてるのかと思ったりもしたけど…


 泳ぎ過ぎるどの雲の後ろにも、月はない。


 今日は、満月の夜。


 普通なら、満月が夜空を煌々と照って、辺りをやさしく照らしてくれるのに…


 夜空に浮かんでいるはずの満月がいないせいで、世界は真っ暗に沈んでいた。


 夜空を見上げながら、私がハラハラしていると。



【あ、もう夜か。すまんすまん、ちぃと寝過ごしてしまったわい】



 ふいに夜空に四角い空間が現れ、まるで両開きの窓が開いたように、夜空が開いた。


 開いた夜から満月が現れたのだ。


 満月はそう言うと、開いた夜を閉じて夜空に浮かんだ。


 今日は中秋の名月、そして満月の日。


 満月は煌々とやわらかに微笑みながら。


 夜空と世界をやさしく照らしていた…




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― 新着の感想 ―
[良い点] 良きですね~♡♪ あー。お月様ねぇ……汗 軽く職場でも話題になりましたが、 昨日の無茶振りの職場の配置により、私は昨日は小説一文字も書けずにぶっ倒れて寝ておりました。 帰って、即、グーグー…
[良い点]  慌てて、東から登ってくるのではなくて。  窓をひらいて、飛び出してくるのがいいですね(笑)  私の視力では、なかなか星は楽しめませんが、月なら!
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