野球するにもルールの準備が必要!
「プレイボール!!
って言ったらゲーム開始です。」
お昼を済ませ、いそいそと広い庭に出てきた3人ですが、野球のルールとかベースの位置とか、そういえばよくわからないですね。
「確か、バッターボックスってのがあってその間にベースがあるのですよ!それで、このベースの上を通ったらストライク!それ以外はボールです。」
「ふむ、このベースの上なら、どんな高さでもいいのか?」
「いえ、えーと、膝から肩までの間だったと思います。」
「ふーん。なんで、この四角形に三角形を足してるのだ?」
うーん。
「雰囲気ですよ。多分。この三角形の先がど真ん中ってことなんですよ。で、ボールを投げる位置は、10mくらい?とりあえず、打ってみますか?」
ロイさんをマウンドにダルクさんをバッターボックスに。危険なので私はキャッチャーにはなりません。
「ダルクさん棍棒みたいなのを作ってこのバッターボックスに入ってくれますか?ロイさんはその投げる位置まで行ってください!」
さぁ、ロイさんの注目の第一球、投げました。ダルクさん完全に振り遅れてます!次も!次も!次も!次々と!これは、ロイさんが投手として優れているからか、ダルクさんが打者としてポンコツだからでしょうか・・・。
「それでは、そろそろ投手と打者交換してしましょう。」
明らかに不満気がダルクさんとニヤニヤ顔のロイさん。
「まぁ、気にするな。誰にで得手不得手があるものだ。」
わー、ダルクさんは無言ですね。これはキレてますかね?
「それではいくぞ!ワレの球を受けるがいい!」
体に当てちゃダメですよ?ともあれ、ロイさんも振り遅れてます。次も、また次も。あっちょっと当たった!いや、うん、これは。
「ちょっと、距離が近いですね〜。ピッチャーだけが有利な距離なので離しましょう。」
そう言ったやりとりを3回くらい続けているうちに、ロイさんがダルクさんを挑発し続けた結果、プレイボールの前に乱闘が勃発!
野球はルールが難しいです!