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待ちに待ったお食事会

ついに魔王軍と国王軍のお食事会のお食事パートが始まります。

緊張の一品目を運ぶ指示を飛ばします。音楽もお願いします。

「一品目は前菜のサラダ。マッシュポテト〜ニンジンのすりおろしを添えて〜になります。」

まずはつかみの一品。お皿の高級感でなんとか誤魔化したい。この前までは花の女子大学生でした私です。自宅から通ってたのでほとんど料理なんてした事ないですが。

「私の世界では一般的かつ、ポピュラーな食材を使用しました。その理由として」

「なるほど!ここに来るまでに長旅をしてきた我らに、親しみを込め普段から食べ慣れた食材をあえて使ってくれたわけだな。」

男の戦士の方が謎のフォローを入れてくれました。

「なるほど。流石、竜王殿の娘さんですな。」

国王さんも乗っかってきた!

「しかし、質素な味ですね。」

むっ、お妃さんには不評?

ガヤガヤ喋られてますが、聞いてると男性陣は私の生い立ちからか、同情票を得て好意的なようです。

女性陣はそうでもないみたいですが。

それでは、次はスープを。

ちなみに、なんとか使える魔界で食材を選定したところ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、トマト、いろんなお肉、卵、小麦粉、各種調味料・スパイス、牛乳。全てそれっぽいものというところがポイントですね。うん。カレーが作れますね。

「2品目はコンソメスープ〜赤の桜を混ぜて〜になります。」

コンソメスープに桜型にカットしたニンジンを加えた私オリジナルです。なんか鶏肉を煮てたら偶然コンソメスープっぽいのができたので、テンション上がったので出してみました。こっちの世界では珍しいはず。竜王とダルクさんも褒めてくれたし。

「これは、桜型にカットしたニンジンが」

「なるほど。我が国のもっとも親しまれてるスープを出してくれるとは!」

ポピュラーなんかい!でもフォローありがとね!

「またも、庶民的な味ね」

お妃さん相変わらず辛口ですね。

ならば次はシンプルイズザベスト

「ミステリアスお肉〜ポテトとサラダが周りを踊って〜」

ここで、食べて一番美味しかったお肉です。これは自身ありです。それをうまい具合に焼いて塩胡椒で味つけました。これに勝るうまさはなーい!

「おぉ!これは戦場を思い出すぜ。」

戦場思い出させちゃった!!

「魔界に対して侵攻したはいいが、食えないものが多くてな。しかし、ある地点にいたモンスターの肉はよくてな!その一帯を食い尽くしてしまったわ!」

うぅ、戦場の思い出はこの場ではよくないのは明らかです。話題を変えないと!

「何!もしや西のアグラを食い尽くしたのは貴様だったのか!」

ダルクさん?

「魔界でも希少な生き物のため保護していたのだが、ある時人間に襲われた。その時の仇が目の前におようとは・・・!」

ダルクさん?仇とか言っちゃダメです。

「おー、うまい肉だったのに、もういなくなってのか!残念!」

そこの人もうそれ以上煽らないで!

「貴様・・・!」

ダルクさん!?

「次をもってこい!」

「竜王様!しかし、こいつは。」

「場をわきまえよ。此度の目的はなんだ?」

「竜王殿のいう通りここは平和の場ですぞ!」

う〜、人間陣営露骨に態度が悪いですよ!

しかし、次料理は大丈夫です!

異世界に来たら現代の料理が絶賛されると相場は決まっています!例外が三連続で起きただけです。

そして、これは世界で一番美味しい料理!


「皆さん、世界で一番美味しいモノとはなんだと思います?」

「肉」

「酒」

「アグラ」

「アグラの肉」

「勝利の美酒」

酒と肉しかないんかい。

「これから出てくるものは、私の世界でトップクラスに入る人気なモノを組み合わせたものです。そもそも、好みとは人それぞれです。だとすれば、一番食べられている料理こそ一番美味しいと言えるのではないでしょうか?人気の料理ベスト3を組み合わせたモノ、それは

ハンバーグカレー〜オン目玉焼き〜ナンもあります!」

ここまでハードルを上げておけば、逆にクリアできるはず!雰囲気で勝つ!実際美味しいし。さぁ、異次元の組み合わせに驚くがいいですよ!


「あー、ここまで、普通の料理が続くと家に帰りたくなるな。」

この流れを断ち切れなかった!

「私にとっては新鮮ではありますな。」

国王!舌が肥えてるがゆえに逆転現象!

「いえ、庶民的なだけよ。」

ダメでした。やっぱり、私には無理でした。しょうがありませんよね。だって普通の女なんですもの。特に特技なんてない。ただの普通の・・・。それが周りの踊らされてこんなところで、こんな格好して。あーあ、ちょっとバカみたい。


「やはり、これが一番だな。」

竜王?

「ワレ的にはもっともっと、辛い方が好みですが。ダークエルフは辛党なのだ。」

ダルクさん?

「いえ、それはダルク様だけです。我々はこれくらいでちょうどよくおいしいです。」

ダークエルフの皆さんも。

「ワタシらは最初のポテトが美味かったよ!コンソメは気に入らないけどな!。」

ハーピィの皆さんまで。

いいの?こんなところで私を慰めてくれるような事をいってくれて。ちょっと涙が出てきそうな。

「魔族のモノだけで盛り上がらないでくださる?こんななんでもない料理を私たちに出して、なんとも思わないの?」

うぅ、お妃さん、キツいです・・・。今の私はガラスのハートです。

「大変喜ばしいとおもいます。国王の妻殿。いや、我々だけで会話をしてしまいもうしわけない。何せ今証明されたわけです。我々は人間の皆さんと同じなんでもないモノを食べれているわけですから。恥ずかしい話、我々の国に人間の口に合うモノはほとんどなかったんですよ。それに、私達には人間の食事は未知なることが多かった。しかし、これから、手を取り合っていこうとする人たちと食事も共に取れないとなると、我々とは分かり合えないかもしれないという理由を作ってしまう。それはなんとしても避けたい。ですが、それは努力によって乗り越えられます。我々にも美味しく感じ、あなた方にも慣れ親しめるモノを作れるのですから。それもこれもトウカが選別してなんとか食べれるモノを見繕ってくれたから、というと親バカですがね。」

竜王・・・。

「ともかく、国王と竜王が同じモノを食べ、わかりあうことができた。その事を人間の人達に伝えてもらいたい。」

そんな事言われると私も命をかけて味見を繰り返した甲斐がありました。

「そんなこと言って・・・」

お妃空気読め!

「・・・トウカよ。食事もひと段落終えた。例の舞台を用意しなさい。」

「わかりました。」

インカムで指示をば

「ショー15分後に開演します。準備お願いします。」

「皆さん。前の舞台に注目してください。今から始まる劇は、ある国とある国で戦争していましたがそんな戦争の中での恋物語です。

題名はロミオとジュリエット、そして、レビュー!」

・・・皆さん、長きにわたる戦いで、劇という文化は失われたそうで、初めて見て大変感動していました。また、レビューを見て大変興奮しておりました。そして、出演者が全員女のダークエルフだとしり、更にお妃と女性陣が大変興奮しておりました。

魔界歌劇団大成功です。

私がヅ○オタクでよかったですね。厳しく指導した甲斐がありました。


これにて、魔王軍、国王軍のトップ会食は無事終わり確かな感触を得たモノと言えたそうです。


そして、最後に竜王から

「今度は人間の国に行って来なさい」といわれ・・・



竜王の娘として人間国に留学する羽目になりました。

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