異世界から来た私が魔王軍と人間軍の関係を悪化させました〜任務の説明〜
この度、王国の軍隊でそこそこの地位にいたにも関わらず、ダークエルフのダルクさんに拉致られて、拷問まがいなことをされたうえに、左遷されほぼ一般人の私とルームシェアしているロイさんから、人間の国に行って、問題を解決してくれとの任務が下されました。
エアリスさんはワーウルフと脱出ゲームをした元気一杯の女の子です。うちに泊めたのちに出発だそうです。
久しぶりの王国です!ウキウキしながらの荷造りです。問題ってのが気になりすが、一度追い出された身としては、もはや失敗しても致命傷にはならないでしょう。田舎から都会にでるのはいいものです。
王国、それすなわち人間の住む場所に行けます。ということはいろいろな買い物が出来るということ!行商人からぼったくられずに買い物できるなんて、素晴らしい!さて、荒くれ者から巻き上げた貯金額を確かめてと。
そろそろ、ロイさんとエアリスさんからの今回の任務の話があるのでリビングにいかなとな。クッキーとかあったかな?と思ったら、リビングにもう用意されてました。さすが、ロイさんそこら辺はやってくれてる。さて、王国買い出し作戦会議じゃなかった、任務の会議スタートです。
「簡単にいうとトウカ君に当たってもらうのは任務は・・・通訳だ。」
ほぅ?通訳。
「通訳なんて、ダルクさんに頼んだ方がいいんじゃないですか?私にしたように魔法でチョチョイと。」
「ダークエルフを連れていけないのです。東の国が任務先ですので。王国に行くといっても少し寄るくらいです。あそこは魔界との最前線の国なので、ダークエルフでも厳しい目を向けられるでしょう。」
「そもそも、奴の魔法は見た目も悪いからな。使わない方がいいだろう。」
私も分解されたみたいですし、確かによくない。
「というか、私が通訳ってどうゆう状況です?」
「東の国でも異世界召喚をやったみたいだ。ダンジョンで召喚をできる魔道具を手に入れたそうだ。一回で壊れたそうだが。」
え?ということは・・・、私と同じ世界から来た人!仲間!?
「東の国で召喚されたものは私たちと言語が違うようでした。当たり前と言えば当たり前ですね。トウカさんが言葉を通じたのはダークエルフの調整によるものでしたが、魔道具をしようしたのでそこは叶わなかったみたいです。」
私知らないだけでどれだね調整されたんだろ。
「それで、私が通訳ですか。まー、相手が日本人なら楽勝ですが。」
「日本人・・・?」
「まぁ、ともかく、トウカ君と同じ世界から来たということで、この世界についての説明と、もう道具が壊れたから元の世界には戻れないことを伝えてくれ。ということが今回の任務だ。」
とんでもねぇお客様クレーム係になったものですね。
「ロイ先輩は東の国にはいけませんので、今回私がトウカさんと同行します。」
はぁ、それは
「よろしくお願いします。で、なんでロイさんは行けないの?」
「ロイさんは一度魔王軍に捕まっています。東の兵でもありませんし、魔の洗脳を受けた疑いをかけられかねません。東の国は魔界との距離が近い分疑り深く、血の気が多いというか、疑わしきは罰するといった感じです。実際、魔王軍と和解したことで、王国とは少し距離を置かれてます。」
それは、私もいって大丈夫?でも、買い物したいしな。
「というわけで、長期滞在することになるかもしれないな。よく準備をしていってくれ。馬車を用意してくれるそうだ。」
「ロイさんお土産はなにがいいですか?ダルクさんにも知らせてこなくちゃ!」
「任務の内容は伏せてくれよ。」
王国でお買い物編ではなく、
異世界人の通訳お仕事をスタートします。




