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奇妙な家の中で③

私は優秀な戦士。何事にも動じずに動くことができる!むっ、あそこにいるのは魔物!そりゃあ、討伐だ!バッタバッタと切り捨てる!敵将討ち取ったり!・・・いや、この感じ夢か?

「はっ!?」

気絶した!現状の状況確認!先ほどのワーウルフは?ダイニングの椅子に座っている!身体は?動く!なぜか近くに縄が落ちている。え、椅子に座ってる?

 「なっ、何が起きた?」

 「おまえ、おれをつきとばそうとした。しかし、ちからがよわかったので、はじかれて頭からおちた。」

 「なっ、力が弱いだと!」

 「おまえがなげたどうぐはおれをこうげきとしたもの。だから、きけんなのでなわでしばろうとできなかった。なにをした。からだがかってにイスにすわった。」

 「何を言っているかわからないが。座ってくれているなら結構。私は急ぐのでな。」

そうだ愛馬の危機なのだ。ドアを開けてー、開かない?

 「どうゆう事だ?鍵はないよな?どうして開かない!おまえの仕業か」

 「おれはかんけいない。なんなら、あけてやろうか?」

 「結構だ。もういい、ぶち破る!」

風の魔法を詠唱。前方に標準、威力そこそこ、空気の球を発射!・・・されない。なぜだ?ならば、身体強化!蹴破ってやる!

 「うりゃあぁあ!」

 バコっと音はしたがドアが破れることはなく、何なら足を挫くところだった。

 「なっ、なんなんだよ。これは〜」

 「しょうがない。にんげんはかよわいな。おれがやってやる。」

ワーウルフがドアの前まで移動してきた。まぁ、ドアを破ってくれるならばありがたい。

 「まったく、せわがやけるな。」

ワーウルフが爪をたてドアを引き裂いた!恐ろしい一撃!だが

 「傷ひとつできてないじゃないか!」

続けてドアを殴る。しかし、ポコっと音が鳴るだけ。また、殴る。ポコっ、ポコっ。ダメだ。壊せる気がしない。

 「全く、出てきたのはいいがなにもできないではないか。」

 「おかしい。いくらなんでも。」

ふむ、ここで取り乱してはいけない。そう落ち着け。またも状況確認。先ほど魔法を打とうとした際は、魔法の起こりは出来ていたが、発動するとなるとかき消された感じになった。身体強化は発動できたが蹴ろうとした時には維持できていなかった。つまり、

 「この家を破壊する魔法がかき消されるということか。」

 「そうだろうな。とびらをまえにするとちからがはいらなくなってきた。」

 「つまり、閉じ込められた上に家を壊して脱出ができなくなったわけか。」

ならば、窓はー。ダメだ。鍵が開かないあきそうにない。ならば、2階は?そこからならばなにかあるかも。よし、早速行ってみよう。そこの階段に向かって歩いてみると。なんと

 「階段を登れない?壁がある。」

 「かべ?なにをいっている」

そう、階段のところにまるで見えない壁があるかのように、いく手を阻まれている。

 「なにこの奇妙な家は?」

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