表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVE HUNTER  作者: 風音
最終章
340/340

LOVE HUNTER



「だから俺の隣で罪を償い続けろ。……まぁ、今のところ許すつもりはないけどね」




そう言った拓真から、ツンデレのデレの口を結んだ笑顔が向けらると、和葉は再び涙が溢れ出した。




「一生拓真の傍にいるっ! だから……だから、たまには年上の和葉の言う事を聞いてね。拓真は和葉よりも一つ年下なんだからね」




年が一つしか変わらないくせに最後までお姉様としてプライドを高く持っている和葉に可笑しくなった拓真は、思わずくすりと笑った。




「ったく、相変わらずだな。それでもLOVE HUNTERなの?」


「どうして私がLOVE HUNTERという事を? 一度も口にした事がなかったのに……」



「秘密。あともう一つ忠告しておきたい事がある」


「えっ、まだあるの?」



「これからは俺以外の男に笑顔を向けるな」


「どうして?」



「お前が他の男と楽しそうにしているだけで……、余裕なくなるから……」


「えっ、それってどーゆー意……っ!」




返事をしている最中に重ねてきた唇は、涙の味をかき消すほどの幸せな味がした。


今は全身が揺れ動いてしまうくらい胸がドキドキしている。

過去に幾度となく男と重ねてきた唇だけど、本気で好きな男のキスは格段に違う。




幸せ……。

諦めなくて良かった。

夢じゃなくて良かった。


今日まで辛い事はたくさんあったけど、まさかその先に最高の幸せが待っていたなんて……。




私、拓真に恋してる。

それを証明するのは胸の中で奏でる恋のメロディ。


澄んだ青空の下。

あなたの隣で恋のメロディを奏で続けて、この先もずっとあなた色に染まっていたい。




私はLOVE HUNTER。

容姿端麗の私に落ちない男はいないと豪語してきたけど、それは違う。


落ちる男は誰でもいい訳じゃない。

本当に好きな人が落ちなければ意味がない。



だって私は世界でたった一人の、

あなただけのLOVE HUNTERだから……。






【完】


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ