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普通のエッセイ

真剣に考える少子化対策

作者: 豚化萌え

実現可能性が高いか低いかは重要ではありません。


私、豚化萌えが考える少子化対策。


これは私の今までの恋愛経験と、実際に子どもを育てていて感じたことから言える対策です。



対策①

18歳になっても恋愛経験のない男女を強制的に集めて、抽選で拒否権なくマッチングし、

1週間ごとに交代で強制的にカップルになってもらう。それを5週繰り返す。すなわち5人と疑似恋愛をする。


【なぜ行うのか】

私、豚化萌え自身、30歳まで女性と付き合ったことがありませんでした。

ものすごく選り好みをしていたというわけでもなく、そもそも女性とどんな風に会話していいのかが分かっておらず、躊躇する日々かつ、暴走して失敗する日々ばかりでした。

論文のエビデンス等は持ち合わせていないのですが、私のような人ってけっこう多いと思います。

男女問わず、おそらく数的には男性の方が多いとは思いますが。

自治体が行う婚活支援とか、いろいろありますが、そもそもどうやって異性と会話したらいいのかさえ分からないと思っている層には、そういった婚活支援はそもそもハードルが高いです。

強制的にくっつけることで恋愛スキルが上がる+恋愛の楽しさが実感できる!ということで、

実現できたらいいな!とは思っています。


【実現可能性】

たぶん難しいとは思います(^-^;が。



対策②

出産の際には、各家庭に一定の研修を受けたベビーシッターを1日8時間までなら無償で派遣できる制度を整える。そのための予算と人員を国が確保する。


【なぜ行うのか】

私、豚化萌えとその妻の間にも子供が産まれました。

出産祝い金や、子育て支援金のような金品の特典はありましたが、精神的な支援となるようなものはほとんどありませんでした。

産まれた時の支援はかなり手厚いのですが、産まれた後のフォローが限りなく少ない。

どういうことかと言いますと、産まれた後は育て方にしろ何にしろ、「各家庭にお任せ、後はご自由に!」って感じなんですね。当たり前だろ!と言われたらそうかもしれませんが、それが意外にきつかったです。

代表的なものとしては、夜泣きを代表とする突然の泣き。


特に夜にそれがあると夫婦ともに十分には眠れなくなるわけですね。

産後うつといった言葉もありますが、睡眠不足によって正常な思考ができなくなった影響も大きいと思います。度々ニュースで報道されるような、赤ん坊の事故や事件など、他人事ではないなと思って過ごしていた日々もありました。


婚活支援や出産支援などの少子化対策としては華々しく思える支援がクローズアップされがちですが、産まれた後の育児支援もあると、少子化対策というか子供を育てやすい環境であると言えると思います。

現に、うちも産まれるまでは「何人でも欲しい」なんて話し合っていた時もありましたが、

夜泣きの辛さを経験してからは、あまり前向きではなくなっています。

(ま、それだけが理由ではないんですけど(^-^;)


丸一日とは言わない。8時間だけでも落ち着ける時間があると全然違うなと思いますので、そういったベビーシッターの無償派遣制度とかあるといいなと思います。


もちろん家庭によっては、「他人に世話させたくない」とかなるケースもあるかと思いますが、それはそれで各家庭の自由として、とにかく選択肢としての提示を。


【実現可能性】

これは、できなくはないと思うんですよね。

もし自治体の担当者の方が読まれていましたら、ぜひ採用して下さい!



対策③

国として性欲盛んな男女が、結婚とか何も関係なく子供を出産してもいいことを認める。

かつ、そうやって産まれた子供達の面倒を育児に手がかからなくなる年代まで国の機関が中心となって育てる(もちろん両親は分かるように定期的に会いに行く)。


【なぜ行うのか】

少子化対策を単純に考えるのであれば、たくさん産める女性に産んでもらうのがいいので。

そしてそれが今の結婚制度だと、いろいろな制限があって、たくさんは産めないことが多い。

その制限を無くすため。

いわゆる一夫多妻制のハチャメチャバージョン、ハーレム系のイメージですね。


【実現可能性】

①の強制カップルも難しかったけど、この③もけっこう難しいと思う。

でも、案としては全然ありだと思うのですけどね。




最後に、手段と目的を混同してはいけないということ。

少子化対策として子供をたくさん産むことが本来の目的・・・というわけではないのですよ。


このまま少子高齢化がどんどん進んでいくと、現役世代が多数の高齢者を支えなければいけなくなり、国がもたない。それを解決する1つの手段として、子供をたくさん産んでもらうという方向性があり、それに対応する施策があるわけですね。

だから少子高齢化に対する手段の1つでしかないわけですよ、子供を産み育てるのは。


それ以外の手段としては凄いICT化とか、ロボット労働力化とか、高齢者に行う治療の基準を厳しくするとかの手段等もあるわけですよね。ま、そういったものに比べると、まだ子供を産み育てる方が簡単でイメージしやすいからそちらの方向に議論が進んでいくのも分かります。

分かるのですが、だったらもうちょっと有効な施策があるといいなと思い、今回、対策①~③を挙げさせていただきました。どれか1つでも実現されるといいと思っています。

「手段と目的を混同するな!」


そんなカッコいい台詞を言ってみたかった。


ま、現実世界でその台詞を言ってしまうと、すべる可能性もあるので、マンガ的なイメージで。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 対策② [一言] 対策②は良いと思います! ウチも弟夫婦が夜泣きに悩まされていました (;^_^A そういうのが解決されると、少子化問題がなくなるかもしれませんね☆彡
[良い点] 実体に即した対策を考えていること [一言] ①に関しては男女交際に関してのハードルを下げる試みですね。 保健体育の授業として、一定年齢になれば義務で行うという手もアリと言えばアリですね。 …
[一言] たびたび、感想失礼します。 面白くて、読み漁ってます。 私の持論なのですが、少子化って増える前の人口(ベビーブーム前)に戻るだけであって、今の増えた状態(バブル)をキープしようとする事…
2022/05/14 21:25 退会済み
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