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てんてこ舞いが止まらない  作者: 金子ふみよ
第二章
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開校記念式典直前

 一〇時三〇分から受付開始。受付をした生徒には花みたいなバッチを渡し、胸元に付けてもらうよう促し、会場内へ行ってもらい、そこで係となったクラス代表者の一部と教師陣が整列させた。

 来賓の方々も続々と到着した。会場の壁際、来賓席と書かれた長机に着席いただいた。理事長の席もそちら側にあった。のんきに俺に向けてピースサインなんて出しやがっていた。ステージには豪華な花瓶が添えられた演台がある。「道真学園高等部開校記念式典」と書かれた看板も掲げられている。俺は全校生徒を挟んで来賓席の対極にある会場の角付近で、身じろぎせずの立位状態。俺の傍には教員が並び、他のクラス代表は、入口付近や会場後方、来賓席脇など配置についている。体調が悪くなった生徒への対応や何事かのことが起こったら迅速に対応できるようにとの理事長の意見だった。イヤホンマイクも渡されていたな、もちろん理事長から……SPじゃねえよ、高校生は。


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