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てんてこ舞いが止まらない  作者: 金子ふみよ
第三章
23/108

茅上さんとは会ったことがある気がしたので

 その帰り道。連絡の必要性もあるということで、お互いの携帯電話の番号とメールアドレスの交換、Lineのグループ制作をした。

 そういえば。

「あのさ、茅上さん」

「何?」

 このショートカット元気はつらつ娘を

「中学の大会で会ってないか?」

 の記憶があった。バレーボールの県大会だったような。

「そう!」

 何もそんなにでかい声で返事しろなんて言ってないのに。

「覚えててくれたんだ」

「どこで会ったか思い出せなかったんだが」

「そう!」

 わかったから、ボリュームを下げてくれ。

「だから、この高校来て巨勢君を見てさ、私もクラス代表だし、何かしてみようかなって」

「なんか、理事長が言ってたじゃんか。部活がどうとかって。バレーやるんだろ」

「そのつもり。しっかし、理事長はよく覚えてるね。面接で言ったこと」

 あの人は変なとこ記憶力が人並み外れているからな。

「お知り合いだったの?」

 三善さんが入って来た。

「ああ、そのようだ」

「ふ~ん」

「何だよ」

「いえ、別に」

 三善さんはそれから何も言わずテクテクと歩いて行った。

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