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てんてこ舞いが止まらない  作者: 金子ふみよ
第三章
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生徒会とやら

 生徒会室という部屋も当然あって、会議室から移動してそこで本日の残りの仕事を行うことになった。部屋には五つのステンレス製の机が、一つは窓を背に、残りは相向かいに座る様子で設置されていた。五つ? 一つは間違いなく物置になるな。壁には棚が並んでおり、これからここに膨大な資料や記録を詰め込んでいくことになるんだろうな。それにしても冷蔵庫まであるのはありがたい。しかも、茶器や急須まである。

 ――いいお茶飲み場になりそうだ

 くらいに思わなければ心が保てない。

 入室早々

「私、会長でもいいわよ」

 ――「でも」って

 とは思ったものの、立候補すると言ったその主張を否定するほどの権限は俺にあるはずもなく、三善さんの言葉を筆頭に役職を決めることが最優先で行われ、結論から言えば、

 会長  三善玲那

 副会長 巨勢貢

 会計  橘和沙

 書記  茅上梢

 という具合になった。俺が反論をしても、それが可決されることはないだろうしな。

どこに座るかもそれで決まる。窓を背にして座る、単独地帯は当然唯一無二の会長。俺は三善さんから見て右手側の席に、橘さんと茅上さんが向かい合う席になり、つまりは俺の真ん前の席が空席となった。ちなみに俺の横は橘さんだった。

「早速始めます」


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