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magic×magic 〜ヒカリへ〜  作者: 奏ソウ
6/36

修業

今回戦いまで行くかと思ったのに、無理でした!(笑)


次は絶対戦いますw


ではお楽しみください!

修業初日、裏山を3周し終える頃にはもうすでに午後8時を回っていた。

「…修業…終えました…」

涼村がそう言って玄関に入ると同時にバタリと倒れこんだ。中結もつい、30分ほど前に帰ってきたばかりで、お風呂からちょうど出たばかりだった。

「涼村⁇大丈夫…じゃないか。おい、とりあえず起きろー」

中結が涼村を揺する。だが、完璧に寝てしまっていた。

「おーい…。ダメか…先生ー!ちょっとこっち来てくださいー」

緑明と協力して、涼村を自分部屋のベッドで寝かせた。

「中結くんも、早く寝なよ。」

「俺はまだ大丈夫ですよ。ご飯食べりゃ回復しますし。」

「でも、無理は禁物だ。今日はちょっと魔法の勉強して休んでもらうよ⁇」

「流石にそんないっぱい魔法の勉強は出来ないですよ(笑)」

こうして、修業1日目が終わった。


修業2日目。やはり疲れが溜まっているのか、2人とも起きたのは10時を回っていた。

この日は魔法力を上げる訓練。一気に魔力を放出し、1度魔法力をゼロにする。そこから少し休み、また魔法力が回復したらゼロにする。コレの繰り返し。原理は超回復と似ている。〔超回復とは、筋肉痛になり、痛みが引く頃には筋力が増えるという現象のこと。〕


2時間ほど訓練をして、緑明がふと気付いた。

「中結くん。君さ、レベルの割りには魔法力多いよね?」

「え、よくわかりましたね(笑)魔法力だけならケッコーあるはずなんですけど、それを使いこなせないのが問題なんですよねー。」


この話を聞いた緑明がお昼休憩のとき、ある提案をした。

「午後からは再び体力トレーニングをするんだが、中結くん。」

「はい⁇⁇」

なぜ、自分が呼ばれたかわからず戸惑っている。

「体力トレーニングなんだけど、多分涼村さんよりは早く終わるよね?」

「え、まぁそりゃ多分…」

「今日の中結くんの魔法力を見てふとおもったんだけど、君は実際に魔法を使うことで伸びるんじゃないかな⁇」

「つまり…?」

「つまりだ。体力もそれなりにある。魔法力においては標準よりかなり高いものを持ってる。でも、STEPにそれが全く現れない。それって、実際に魔法を発動するとき何か変なことをしてるとしか思えない。」

「…だから、実際に魔法を使いながら修正していこうってことですね⁇」

「そーだ。中結くんがトレーニングを終えて、涼村さんの帰ってくるちょっとの間で俺と模擬戦をしてみないか⁇そしたらいろいろわかると思うんだ。」

緑明が中結をじっと見つめた。

「…うん。やります!こーなればとことんやれるとこまでやります!」

「よし、じゃ、今日からは空いた時間に少しでも魔法を使っていこう。」


ー夕食時ー

涼村は昨日より1時間も早くトレーニングを終えた。

中結も1時間半ほど早く終えたため、模擬戦をするには充分すぎる時間があった。

「そういえば、2人の魔法って何なの⁇」

裕子が茶碗片手に聞いた。

「俺は召喚魔法ですよ。」

「召喚魔法?ってことはもちろん、何かを作り出すんだよね⁇」

「性格に言うと、俺の召喚魔法は魔人を呼び出す魔法なんです。魔人は全部で7人いて、STEPによって呼び出せる魔人の数も変わっていきます。」

「え、じゃあ魔人呼べないと戦えないんじゃ…?」

「一応俺自身もそこまで高度でない魔法なら発動出来ます。魔人の使っている魔法の一部をね。」

「じゃあ、魔人を呼び出してる時は自分自身は魔法使えないの⁇」

「いや、それこそ魔法力によります。俺は魔法力あるほうなんで、使えますけど、人によると、魔人を召喚しただけで魔法力をすべて消費して戦えなくなる人もいるみたいですし。」

「なんだか大変な魔法ねー。」

「確かに大変ですけど、上手く使いこなせればスゴイ武器になりますからねー。それよりも俺は涼村のほーがよほど大変だと思いますよ⁇」

中結が涼村のほうをニコっと笑いながら向いた。

「え、私?そーかな⁇」

「凪沙ちゃんはどんな魔法⁇」

「私のは俗にセブンスエレメンツと呼ばれる系統魔法の一緒です。名前の通り、炎、水、風、雷、爆発、氷、大地の7つの要素を組み合わせて強力なものにしていくんです。」

「組み合わせるって…⁇」

「えっと、それぞれの要素には基礎単一魔法があります。コレを修得するのが1番難しいんです。修得してしまえば、後は魔法の同時発動とかの練習をすることによって要素と要素が組み合わさり、莫大なエネルギーを引き起こす…んですけど、私の場合、まだ基礎単一魔法が完璧に修得出来てなくて…。」


「…ねえ、京介。2人とも、なんかすごい魔法持ってるよね…⁇」

「ああ…。おそらく召喚魔法を使えるのは朝月内では中結くんただ1人。世界をみても3人いれば多いだろうな。涼村さんもセブンスだ。世の中フィフス、シックススはまだいるが、セブンスとなるとほとんどいない。その人がどんな魔法を使えるかは生まれつきほぼ決まってるからな。こんな珍しいもんもってる2人がここにいるなんてまさにキセキだよ。」

緑明は、来るべくしてこの子達はココへ来たんだ。と内心嬉しかった。希望は全然ある。

「よし、明日も修業はハードだし、今日もゆっくり休めよ。」

こんか夜が何日か続き、瞬く間に修業の日々は終わりをむかえた…。



いかがでしたか⁇


後半ほぼ説明でしたけど(笑)


次回はバリバリ戦闘です!

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