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magic×magic 〜ヒカリへ〜  作者: 奏ソウ
36/36

大晦日とその後

ついに第一部完結です!


最後はゆるっといきたいのですが、あまりゆるって感じじゃないですね(笑)

翌日、クリスマスから一週間かけて朝月はようやく立ち直った。

事件解決後は誰も動ける状態ではなかったが、周りの地区や海外からの支援もあり、ものすごい勢いで修繕されていった。

宇佐美は王宮のことをすべてアキラにまかせて、朝月に戻ることを決めた。

カツエはアキラの側近として王宮に仕えることが正式に決まる。

裕子もようやくモデルの仕事に専念し、いつもの生活が戻りつつあった。


宇佐美から天野秀喜についての話を聞いた。

洗脳という魔法を使って、裏で闇組織を支配している黒幕。

今回のアイスラーも背後には天野がいた。

彼はこれからまた次なる大きな事件を引き起こす人物となるかもしれない。

くれぐれも1人で危ないマネはしないよう釘をさされた。


まあでも、とりあえずは平和が戻ってきた。

全員自分たちのことで忙しくて、クリスマスの日以来会っていないが、おそらく元気だろう。と思いながら過ごしていた。


ー大晦日ー

「晴、お待たせ。」

「おう。」

凪沙と晴は約束通り2人で初詣に出かけた。

「…凪沙、今日ちょっと化粧してるよな?」

「え、うん。よくわかったね!」

「そりゃ、毎日一緒にいたからなー」

「そっか、そーだよね!…この一週間早かったなー…」

「ホントだよな。それまでの2ヶ月が長かったからってのもあるんだろーけど、すげー勢いで過ぎていった気がする(笑)」

「ようやく落ち着いてきて、お正月は曲がりなりにもゆっくり過ごせそうだね。」

「うん。…つっても俺ら今年受験だからな。勉強しねーと(笑)2ヶ月もしてなかったんだし。」

「あー、そーだ…。私たち受験生だってこと忘れてたねー(笑)」

「戦いもヤだけど、受験もヤだよなー」

「高校なったらいっぱい遊べるじゃん!」

「そーだけどさー。この3ヶ月はなげーよ!」

2人は神社の階段を上る。

焚火が何箇所かにしてあり、そこに人が群がっていた。

屋台も出ていたり、甘酒を配っていたり…

「凪沙。甘酒飲まない?」

「飲もうかなー」

「じゃ、取ってくるからちょっと待ってて。」

「うん。」

晴が急ぎ足で甘酒を取りにいった。

スマホを見ると時計は23時30分だった。

(…円陣組んでた時間だな…)

なんて思っていると、凪沙は前を通った女子から名前を呼ばれた。

「凪沙!」

「え、ああ、ボーッとしてた(笑)」

クラスメイトの女子だった。3人ほどで初詣に来ているようだ。

「1人?そんな化粧までして気合い入れてるのに?」

「1人じゃないよー」

「え、じゃ、彼氏?(笑)」

「なんで(笑)なのよ!でも彼氏ではないよー」

「え、じゃあ誰?」

と、ここで晴が戻ってきた。

「凪沙、お待たせ。ってアレ?お前らなんでココに?」

「…凪沙。このイケメン誰?アンタいつの間にこんな上物捕まえたの?」

「…晴、よかったね!イケメンだって!上物だって!」

「え、あ、ああ…?」

「え!まさかアンタ中結晴⁉︎」

「そーだよ」

「…整形した?」

「んなわけねーだろ!失礼きわまりねーな!」

「いや、激変でしょ!(笑)」

「変わっちゃわりーかよ!」

「いや、女子としては嬉しい限りだけどー❤️」

「完璧不純な理由だな(笑)」

「あ、ごめんデートの邪魔してーwまた三学期にねー!」

「で、デート⁉︎じゃないし!」

「そーだよ!デートじゃねーよ!」

「へーww」

茶化すだけ茶化して、クラスメイトは何処かへ行ってしまった。

「…」

「…。凪沙、行こ?」

「うん。」


2人はお参りをする前に除夜の鐘をつこうと思いつき、並んでいる。

「除夜の鐘ってケッコーテキトーだったりするよね(笑)」

「回数めちゃくちゃだったり、規則通りに鳴らさなかったりな(笑)」

除夜の鐘は108回、大晦日に107回、元日に1回という決まりがあるのだが、テレビとかに映らない場所などは、かなりテキトーだ。

年明け10分ほど前から鐘を鳴らし始めた。

一回ついて交代し、一回ついて交代し…を繰り返し、2人の番がやってきた。

『せーの』

ゴーーン

という重厚な音が響き渡る。

次の人に交代し、2人はお参りに向かった。

ちょうど向かっている途中で年明けの時間を迎えた。

『5,4,3,2,1!』

次の瞬間、ワッ!という声とともに、あちこちからおめでとー!という声が聞こえる。

「晴、あけましておめでとう!」

「こっちも、あけましておめでとう!」

2人はフフッと笑いながらお参りへ向った。


軽くお辞儀して、お賽銭をいれ、ジャラジャラと鳴らす。2回礼をし、2回拍手をして、手を合わせて願い事をする。

今度は深々とお辞儀をして階段を下りた。


「晴は何お願いしたの?」

「えー、秘密ー(笑)」

「なに、そんな言えないことなの?(笑)」

「いや、なんか口に出したら叶わなさそーじゃね?」

「あー…わからないでもないかも…。じゃ、お互い秘密だね!」

「あぁ(笑)」

少し歩くとおみくじが目に入った。

「凪沙、引かない?」

「引こっか。」

晴がこんくらいわな。と言っておみくじ代を出し、箱の中に入っているおみくじを1枚づつ引いた。

「晴、どーだった?」

「…俺、凶なんだけど(笑)」

「え(笑)下のトコなんて書いてるの?」

「えっとー、学業 1から見直すべし だって…」

「晴ほどの子が1から見直してちゃ、私たちなんて絶望的だよねー(笑)」

「いや、今だからこそ1からは大事かもな。」

「お、真剣におみくじの言うこと聞こうとしてるーw」

「そーゆー凪沙はどーだったんだよ?」

「…中吉…」

「…ビミョーだな(笑)下は?」

「えっとー、学業 あと一歩が肝心 だってー」

「中吉ってのを象徴するかのような言葉だな(笑)」

「今の自分には、グサッとくる…」

「まーまー(笑)」

2人はおみくじを結んだ。

「さ、流石に中3男子が女の子こんな時間で連れ回してると、親も心配するだろーし、そろそろ出よっか。」

「そーだね。明日からまた忙しいし(笑)」


帰り道、雪が降り始めた。

「…雪、あん時以来だな。」

「うん。今日はなんとなく、あの日と同じ時間に出会うことが多かったなー」

「俺も!23時30分とか、50分とかなー」

「あ、一緒一緒!」

こうやって笑って話せてるのも、あの時みんなの力があったからだ。

「…晴。私、今日は晴にとても残念な知らせがあるの。」

「…え?」

いきなりそんなことを言われると、晴はビックリして止まってしまった。

「残念な知らせ…?」

「うん。聞いてくれる?」

「あぁ…」

晴は心臓がイヤな感じにドクンと動いた。

「…私、引っ越すの。」

その言葉を飲み込むのにかなりかかった。

「…え?…うん…。この時期に…?」

「うん…。お父さんが転勤でね。それに着いて行くことになったの。」

「…どこ行くの…?」

「海外。ってゆーか、王宮の近くに住むことになったの。」

晴は頭の中が真っ白になった。

「へー…そっか…」

「うん…」

変な空気が2人を支配する。

「…出発、いつ?」

「…4日…10時の飛行機…」

「…わかった。見送り行くよ。」

「え、悪いよ!」

「いや、俺が行きたいんだから行く。」

晴が真っ直ぐに凪沙を見つめた。

「…わかった。じゃあ待ってるね。」

ちょうどその時家に着いた。

「…じゃね、晴。」

「あぁ。じゃーな。」


(…引っ越し…)

晴はベッドに寝転びながらいろいろ考えた。

(…。…おみくじ…。…!)

晴は何かを思い出したようにガバッと起き上がった。

(確か恋愛のトコは…)

恋愛 少しでも行動すべし

(だったはず!)


ー1月4日ー

凪沙とその家族は空港に来ていた。

「晴くんが来るのは本当なの?」

凪沙の母が聞く。

「うん。ちょっとギリギリかもしれないけどもうすぐ着くってさっき連絡あったから。」

凪沙はおみくじの恋愛のトコを思い出していた。

(恋愛 今より未来に残すべし)

「…」

「…アンタ、晴くんがよっぽど大切なのね…」

「え、当たり前じゃない。」

サラッと言ったので、言葉を返すことも出来なかった。

少し待つと、晴が走って来るのが見えた。

「ハァ…ハァ…。お待たせ…」

「うん。見送りありがとう。」

「凪沙!」

「…はい⁉︎」

いきなり大声で呼ばれて焦る。

「…コレ。」

晴手に握っていたものを渡した。

「…ミサンガ?」

色とりどりのミサンガが凪沙の手に。

「…いろんな願いこめて、魔法もちょっと入れて作った。何かあった時、凪沙の助けになるように。」

しばらく凪沙はミサンガと晴を見比べっこしいたが、やがて、涙がこぼれ落ちた。

「…ありがとう…!」

「気をつけてな。なんかの機会あったら会いに行くから。つらいことあったら連絡して来いよ!」

「うん!…晴。ホントにありがとう!感謝してます!」

「俺もだよ!ありがとな!」

間も無く飛行機が出る時間だ。

「…じゃーな!」

「…うん!また会おうね!」

2人はがっしりと握手を交わした。


ー4月ー

「…よしっ!」

晴は鏡の前に立つ。

今日から高校生だ。

新しい綺麗な制服に身を包み、身だしなみを整える。

気合をいれ、カバンをもって玄関へ。

「晴くん、もー行くの⁇」

晴ママが声をかけた。

「うん。ちょっとだけ早めに行っといたほーがいーかなって。石里先生のトコにも行きたいし!」

「そっか。後で私も行くからね。」

「うん。」

「…晴くん。」

「なに?」

晴が振り向いた。

「…大人になったわね。いろいろありがとうね。」

「え、急にどしたの?(笑)」

「いや、なんとなくね。」

「なにそれ(笑)へんなのー」

「あ、止めてごめんね!行ってらっしゃい!」

「行ってきまーす!」

36話書かせていただいてわかったのは表現することの難しさです。


至らないトコがありすぎる!


しかし、それも次につなげたいです!


8月1日から新章を連載します!


読んでいただければ嬉しいです!


もう少し1話1話をコンパクトにまとめることを目指します!


タイトルは変わりまして、

Saviour Of Magic というタイトルで書かせていただきます。


みなさん、本当に今までありがとうございました!


そして次もよろしくお願いします!

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