決意
3話目です。
書いてる途中で一度データが消えて、泣きそうでした(笑)
ロープは5メートルほどの長さだった。
さきほどの男性がまず登りきった。涼村はかなり体力が低下していたため、かなり苦労している。
「涼村!もう少し!」
後ろからついていた中結が声をかけた。
10分ほどでなんとか登りきった。
瓦礫の頂上に涼村は立ち、目の前に広がる景色を見た。普通なら知ってる光景が広がっているハズ…。しかし、予想とは全く違っていた。
「…ココ、どこなの…。」
涼村はただ呆然とそこに広がる暗い世界を眺めているだけだった。
「さて、それについて説明しないとな。」
後ろから男性が声をかけた。2人はそちらを向く。
「おっと、まだ名前言ってなかったな。俺は緑明京介。高校で教員をしている。いや、していた、か。今はこの有様だからな。」
ここで、緑明は一呼吸おいた。
「正直ココで君たち2人に会えたことはキセキに近い。こんな状態で俺意外に残ってるヤツなんていないと思ってたからな。2人とも一体どこまで覚えてるんだい⁇」
ここは中結がさっと答える。
「なるほど。やっぱり建物が倒れるまでか…。そりゃ、そのあと意識を失ってただろうからな…。よし、じゃあまず、建物が崩壊した理由から説明していこう。」
緑明が説明したことを大まかにまとめると、
建物の崩壊は何らかの理由で地盤が崩壊したことによるものらしい。さらに、それと同時に、朝月のメインコンピューターが完全停止してしまったらしい。
「地盤の崩壊についてはホントに一切何もわからないんですか⁇」
話を聞いた中結は案外冷静に事態を受け止めれているようだった。
「…コレは俺の予想だが、朝月のメインコンピューターの完全停止。こんなことが出来るのは朝月内部で、しかもかなり上層部の人間にしかできない。つまり、地盤の崩壊も上層部の人間に関係しているんじゃないかと思ってる。」
中結は質問の答えを聞き、考えを頭の中でしっかり整理しているようだった。
「端的に言えば、上層部にこの事件の犯人がいる確率が高い、と言うことですか。」
「あぁ。中結くん、意外と冷静だね。」
「まあ、もう焦ってるだけではどうしようもないですからね。でも、コイツは多分…」
と、涼村のほうを向いた。予想通り涼村は相当混乱しているらしく、反応にワンテンポどころか、スリーテンポほど遅れた。
「え⁇ああ、何⁇うん!」
「いや、俺が何⁇だよ(笑)話わかったか⁇」
「とりあえずヤバいことはわかった…。…ごめんなさい。まだかなり混乱してて…」
「…2人とも、ちょっと歩くよ。」
と、緑明が歩き始めよくわからないが2人も着いて行った。
「正直、俺の予想よりも2人とも全然まともな反応してるよ。もっと泣くとか、その場で立ち尽くすかと思ってたから。」
2人は緑明の話を黙って聞きながら後ろを着いて行く。
「そこで、2人に聞きたいんだ。本題はコレ。」
と、言うと同時にある場所に着いた。
「…ヘリ…ですか⁇」
中結が目の前に現れたヘリコプターを見て立ち止まる。
「現在、この朝月の住民は昏睡状態に陥っている。あっちを見て。」
緑明が、そう言ってヘリのある方向とは逆の方を指差した。
その先にあるのは…
「あれ、朝月ターミナル…ですよね…⁇」
朝月ターミナル。朝月で1番高い建物であり、朝月の中枢。
「昏睡状態の人間はアソコに隔離されている。どういう理由で君たち2人が眠っていないのかはわからないが、これはラッキーだ。隔離された人間はどうなるのかわからない。が、助け出さなければこの状況を打開することもできない。そこで、2人に質問だ。俺に着いて来てくれないか⁇」
ここでの着いて行くとは、この事件と正面から向き合い、戦うことだと2人はすぐにわかった。
「相当厳しい戦いになると思う。なんせ、俺たち3人しかいないんだからな。それに情報が少なすぎる。まず、これから朝月を出て世界各地を周り情報を集めたい。俺に着いて来てほしいんだ。」
この質問に2人は相当考え込むと緑明は予想していた。
「いいですよ。着いて行きます。」
しかし、その考えは全く当たっていなかった。中結が即答する。
「私も、今は混乱してますど、戦うしか道はないと思ってます。大事な家族も友達も助けたい。私でいいなら喜んで着いて来てます。」
涼村も混乱している割にはまともな返事が。
「ホントに来てくれるんだな⁇後戻りはナシだぞ⁇」
『はい!』
「よし、なら言うことはない!今すぐヘリに乗り込め!」
こうして、戦いが始まった。
いかがでしたか⁇
次からようやく旅が始まります!
結構説明が大変なので、上手く書けませんが、スピード感のある作品にしたいです!
それではまた!




