作戦決行
5人そろってようやくいろいろし始めます!
まずは5人、基地に集まる。
凪沙と桜原を中心に作戦の内容を細かく伝える。
あーだこーだ言いながら、説明が終わったのはお昼すぎだった。
全員でお昼ご飯の準備をする。
「あー!亮太くん!ちょっと待って!」
凪沙が亮太を止める。
「え、コレってこーじゃねーの⁉︎」
「それはそうなんだけど、先にこっちを…」
どうやら、瀬賀の料理出来なささに凪沙は苦労しているようだった。
「おい、理菜!切り方荒すぎ!」
「別にいーじゃない!食べれるんだからー」
「いや、よくねーよ!なあ、智哉も何か言ってよ!」
「理菜…そんなグチャグチャな切り方すると野菜が不味くなる。」
「だーいじょうぶよ!」
「大丈夫じゃねーから言ってんだけどな…」
こちらは桜原に晴と浅瀬が手を焼いている状況だ。
なんだかんだで、出来たが…
「…その…」
「…すまん…」
足を引っ張った瀬賀、桜原が謝った。
黒コゲになってしまっている。
「あはは…いーよ…次からは私たちだけでするから…」
『ホンットごめん!』
そんな黒コゲ料理もあったが、とりあえずようやく、作戦が決行される。
今日は下準備ということで、要所要所のポイントとなる場所を抑えたり、カンタンな結界をはったりした。幸いにも敵とは遭遇せず、1日目が終わった。
かなり動いたため、5人ともすぐ眠りについた。
(…今何時…?)
凪沙が目を覚ますと朝6時30分を過ぎた頃だった。
(…ビミョーな時間…)
もう一眠りしようかどうか迷った時、視界の端に誰かが動くのを捉えた。
「…晴?」
「あ、わりぃ。起こした?」
「いや、大丈夫だけど…。…晴どこ行くの?」
「俺普段は毎朝走ってんだけど、今日は無理だからせめて歩こうかと思ってな。」
「ふーん…」
「…一緒来る?」
「え?」
2人で家を出て歩く。
「俺たちいない間なんもなかった?」
「大丈夫だよ。むしろ晴たちのほーが心配。」
「俺たちはまぁ、危ない面もあったけど、それなりにやれたよ。いろんな話もしたしなー。」
「晴と亮太くん、仲良いもんね。」
「まー、そーだな。基本的に波長があうって感じ。」
「性格が似てるわけじゃないのにね。」
「だからこそじゃねーの?」
「あー、そっか。」
「でも俺、凪沙ともスゲー気が合うと思うけど?1番かも。」
「私も、晴とは男女両方の中でも1番気が合うと思うかなー。」
「だよな!」
「まぁ、あれだけ一緒にいたら仲良くなるのも当たり前な気がするけどね。」
「いや、それでもここまではないと思うな。根本的に相性がいーんだろーな、俺たち。」
「話もあうし、戦いでもすごいイイコンビだしね。」
と、ここで晴が立ち止まり凪沙の方を向く。ら
「凪沙。これからもよろしくな!」
ニコッと笑い、凪沙も返す。
「うん、私もね!」
基地に帰るとちょうど7時だった。
朝ごはんの用意を始める。
「あれ?凪沙。晴も。2人とも早いねー」
桜原がまず起きて来た。
「あ、理菜。ちょうどよかった。今起こしに行こうと思ってたの。…あとの2人は?」
「まだ寝てる。」
「えー。仕方ないなー。じゃあ理菜、悪いんだけど叩き起こして来て?」
「いーよ!♪」
全員が揃い、朝ごはんを食べ始めたのは8時を回っていた。
「理菜、おつかれ。ありがとう!」
凪沙が理菜にねぎらいの言葉をかける。
「ホントにね…。亮太には特に手を焼いたわ…」
「いやー、疲れててな!わりぃ、わりぃ!」
「もー絶対明日は起こさない…」
「ホンット反省してます!申し訳ない!明日はきっちり起きます!」
「こー言うヤツに限って、明日も起きないってのが、よくある話だな。」
晴が冷静にツッコムと亮太以外が全員笑った。
午前は作戦の確認と健康チェックが行われた。
健康チェックは凪沙たちが持って来た機械で計測する。
幸いにも誰1人ヤバい人はいなかった。
「じゃあ、午前は終了して、休憩しよっか。」
凪沙が立ち上がり、キッチンへ向かう。
その手伝いをと桜原と晴が立ち上がったときだ。
「…!晴!」
瀬賀が大きな声で晴を呼んだ。
「何?」
と、振り向くと同時に晴も瀬賀の言おうとしてることがわかった。
「…誰かがまっすぐこっちに向かってる。」
晴がぼそりと言った。
「え、晴。バレたの…?」
「いや、でも向かってるのは1人なんだ。バレたなしてはちょっとおかしい。」
敵のことは昨日はった結界を通してわかる。はったのは晴と瀬賀なので、察知できるのはその2人だけだ。
「…どーするの?」
「…亮太。」
瀬賀のほうを向く。
「これは俺の予想だけど、今向かってるのは、戸浦さんじゃないかな?」
「…」
瀬賀は無表情だ。
「晴。戸浦さんって?」
「亮太の幼馴染。理菜と智哉は一応知ってるんだよな?」
2人とも頷いた。
「…亮太。お前が行くのが1番いいと俺は思うけど?」
「…」
「イヤなら俺がいこうか?」
「…」
しばらく瀬賀は黙っていたが、やがて口を開いた。
「…イヤ、俺が行く。」
「…じゃあ、頼んだよ。1人で行くな?」
「あぁ。」
次回ついに瀬賀が戦うのでしょう(笑)
晴との模擬戦の結果の話も出て来ると思います!




